見るからに「組織犯罪」のニオイがするバッカニアの系譜は、伝統的に壮大な妄想を抱くごろつきたちに好まれてきました。かつてのギャングスターたちは派手すぎず、しゃれているというイメージに甘んじています。しかし今ならサンアンドレアス全域で、人種差別に基づいた警察の取り締まりの標的にされる改造が可能です。
ベニーズ・オリジナルモーターワークスでカスタマイズ可能。(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
優雅に飛ぶ鳥を撃ち落とすため作られたバッカニア。専用設計で作られた高級マシンです。スペシャリティカーの先駆けとなった1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:バッカニア(Buccaneer)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$29,000
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:バッカニア・カスタム(Buccaneer Custom)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
カスタム費:$390,000
備考:バッカニアをベニーズに持ち込みアップグレードすることで入手
モデル車の考察
モデルは初代ビューイック リヴィエラですかね。特に1965年式がモデルだと思われます。
過去作ではサンアンドレアスに登場して、その頃は1972年式のシボレー モンテカルロがモデルの車でした。GTA4ではビューイック リヴィエラ(第3世代)がモデルとなり、今作では初代リヴィエラがモデルと、登場する度にモデルが変わっている車となっています。
(SAのBuccaneer)(4のバッカニア)
「ハロウィン・サプライズ」ではバッカニアをベースにした霊柩車、ラーチャーが登場。まさか霊柩車の派生車両が登場するとは。
走行性能
いかにもマッスルカーらしいパワフルな走りですね。それでいてマッスルカーらしい乗りにくさは抑えめなので案外高性能な車です。
トラクション性能が低く発進時は豪快にホイールスピンをさせながら加速しますが、加速性能は高めで最高速も伸びます。ストレートスピードだけでもマッスルカーの中では良い方だと思います。
そしてコーナリング時はマッスルカーらしくオーバーステアが出ますが、あくまで少し滑りやすいという程度で他のマッスルカーと比べればとても大人しい動きです。ブレーキもちゃんと効くので、楽しめる範囲内でマッスルカーらしさを体験できます。
カスタム版の走りはノーマル版とほぼ変わらないですね。車高が下がった分コーナリングの安定感がほんの少しだけ上がったかな?という程度で、大した違いはありません。
カスタマイズ
パーツは少ないですが、フロントチンスポイラーやグリルなど最低限のパーツはしっかり抑えられています。ルーフをハードトップとソフトトップに切り替えられる点も評価できます。
カスタム版は内装パーツなどべニーズ車両共通の改造パーツが追加されてはいますが、外装パーツに関してはノーマル版と殆ど変わらないラインナップなのはちょっと残念。ルーフを外してオープンカーに出来るようになっのは良い部分ですが、折角ならもっと外装パーツも充実させて欲しかったですね。
ボディーペイントはピンストライプ系が大半で、ファイヤーパターンもあったりというラインナップ。シンプルでスタイリッシュなものが多いですね。
感想
マッスルカーらしさを持ちながら乗りやすい性能で、最低限のパーツも用意されているノーマル版は中々良い車ですね。しかし、カスタム版の方はノーマル版から進化した部分がそれほどないため、ちょっと物足りなさは感じますね。まぁ、元が良い車なのでルーフの取り外しとボディーペイントが出来るようになっただけでも十分かもしれません。
モデル車について
ビュイック リヴィエラ
ライバルであるフォード がサンダーバードを販売し大成功を収めたのを見て、GMは豪華さと高性能さを併せ持つ高級パーソナルカーの必要性を感じていた。そして設計されたその車の開発計画はGMグループ内の公開入札にかけられ、業績回復に躍起になっていたビュイックが計画を競り落とした。車はリヴィエラと名付けられ、GMの車としては異例であるどのGM車ともボディシェルを共有しないモデルとなった。ハイパワーで軽量なリヴィエラはその性能の高さで高い評価を勝ち取り、サンダーバードのライバルとなるのに十分な成功を収めた。
フォトギャラリー
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