1930年代風でありながら、近未来的なマシンを作ることに大金をつぎ込む車オタクに朗報です。この公道を走っていいのか疑わしいホットナイフなら、スチームパンク好きのサークルから着ぐるみイベントまで、色々な場面にぴったりです。
(Legendary Motorsportでの解説)
今もなお熱冷めやらぬホットナイフ。その圧倒的なパワーでタイヤは熱したバターのように溶けて無くなることでしょう。エンジン剥き出しの1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ヴァピッド(Vapid)
名称:ホットナイフ(Hotknife)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$90,000
モデル車の考察
モデルはフォード モデルBのホットロッド仕様ですかね。中でも1933年式のフォード クーペ モデル40Bっぽく見えます。後に同じフォード クーペをモデルとするハスラーも登場しました。こちらも改造次第でホットロードにすることができます。
過去作ではサンアンドレアスで登場していて、この頃もフォード モデルA クーペをモデルにしたホットロッドでした。超低確率でスポーンするものの基本的には野良湧きで見ることはないレア車で、普通にゲームをプレイして乗りたいならドライビングスクールでオールゴールドを獲らないといけませんでした。オールゴールドを獲るためにとてもとーっても苦労しましたし、特殊なホットロッドということで結構愛着を持って乗っていた思い出があります。
(SAでのHotknife。苦労しないと乗れないマシンですが、オールシルバーでもより実用性が高いBulletがゲットできるので、移動のアシとして使うことはあんまりありませんでした)
走行性能
凄まじく癖の強いホットロッドですね。曲者だらけのマッスルカーカテゴリーですが、他の車とはちょっと違う方向で乗りにくい車です。
加速性能は高めで最高速まで元気よくスピードが乗っていきます。最高速自体はあまり高くないので実際はそんなに速くないのですが、力強いエンジン音なので実際のスピード以上に加速感がありますね。
ハンドリング特性はドアンダーで、低速域だろうが高速域だろうがとにかく曲がりません。その上ブレーキ性能も悪いので気をつけないとどのコーナーでも事故は必至です。一気にブレーキをかけるとそれはそれで一瞬の荷重移動でリアがブレイクするので、コーナリング時はとにかく慎重に。
カスタマイズ
用意されている外装パーツはボディワークでのフェンダー交換とボンネット部のフード取り外し+バグキャッチャー追加くらいですね。この2つだけでもホットロッド感が増してカッコいいですが、物足りないと言えば物足りないかも。初期の車なのでこんなものでしょう。
感想
マッスルカーやホットロッド系の車は大抵オーバーステアでリアを滑らせるものですがホットナイフは真逆。1にも2にもドアンダーで凄まじく乗りづらいですね。弱アンダーならむしろ乗りやすいんですが、ここまでアンダーが強いとどうにもなりません。それでいてブレーキも弱いんだから困ったもんだ。
そんな問題児ですが、価格はたったの9万ドルなので買って大きく後悔することはないでしょう。ホットロッド好きなら試しに買ってみていい1台だと思います。
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