英国貴族の邸宅と自動車の境界をあやふやにするこの車に乗れば、ニューメタルファンでさえ、気品あふれる趣味の良さをかもし出せます。ダメな製造メーカーのおかげで空気抵抗は大きく、シャーシはかなり重たいため、デュアルターボエンジンによる走行は極めて遅いですが、それもまた英国の魅力の一部(あるいは全て)です。
(Legendary Motorsportでの解説)
「ダーティーマネー・アップデート Part1」で追加されたウィンザー。高貴な身分を捨ててでも、愛の逃避行をしたい時にぴったりの車です。王室育ちの1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:エナス(Enus)
名称:ウィンザー(Windsor)
分類:クーペ
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$850,000
モデル車の考察
モデルはロールス・ロイス レイス(2013)ですかね。ベントレー フライング・スパーの要素も含まれているように思います。後のアップデートでこの車の4ドアオープンカー版であるウィンザードロップも登場しました。
解説文の英国貴族がどうこうという話は、ウィンザー公爵ことエドワード8世を揶揄したものだと思われます。ロールス・ロイス車はイギリス王室の御料車として長く活躍しているので、この車の名前とモデルでその辺りを繋げてネタにしたのでしょう。なお、エドワード8世の頃はロールス・ロイスではなくダイムラーの車が御料車として使われていました。
過去作ではサンアンドレアスで登場。この頃は初期のジャガー Eタイプロードスターをモデルにしたような車だったので、復刻ではなく名前だけ持ってきた感じですかね。
(SAのウィンザー)
走行性能
かなりの重量級マシンで、重たくハイパワーなイメージ通りの車となっています。同じエナスのスーパーダイヤを高性能化したような走りですね。
重たさが響いてか加速性能は低め。トラクション性能も低く、発進時にフルスロットルを入れるとホイールスピンさせながら加速していきます。加速性能には難がありますが最高速はかなり高めで、トップスピードまで達すれば高級スポーツカー達に匹敵する速さです。長いストレートでスペックをフルに発揮したいですね。
コーナリング面はやはり重量級なだけあって扱いが難しいです。動きは重たく、かなり減速させないと曲がらないですし、無理に曲げようとしたらオーバーステア。ブレーキの効きも少し弱いです。コーナーで勝負はせず、立ち上がり重視のラインでスピードを乗せていきましょう。
カスタマイズ
固有の外装パーツは無し。しかし、ペイントの項には8種類のボディーペイントが用意されており、ルイ・ヴィトン風のペイントやチーター柄のペイントなどで着飾ることができます。
今となっては珍しくないボディーペイントですが、この車が追加された頃はこれほど沢山のペイントが用意されている車は他に無かったので希少でした。
感想
「ボディーペイントができる車」というアドバンテージはすっかり無くなってしまったものの、ラグジュアリークーペとしての存在感は未だに強いですね。オンラインの追加車両は殆どがスーパーカーやスポーツカーなので、高級セダン/クーペは貴重な存在です。その中でもボディーペイントができる車は今も少ないので、高級車好きにとっては変わらず価値のある車だと思います。
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