見た目と機能性は両立できない、なんてもう言わせません。飛行技術の黄金時代のクラシックな美しさと、とにかく抜群の性能を求めるなたに朗報です。ハワードNX-25のデザイナーたちも全く同じものを求め、実現させたのです。
(ロード画面での解説)
ハワード NX-25に乗り込んで、燃料をジャブジャブ消費して、おもらしするほど過酷な旅に出かけましょう。思い出の場所をめぐり、家々の白い柵で止まっては医療用タバコを吸い、差別的な言葉を大声でわめくのです。見た目と機能の二者択一で悩む必要のなかった、あの輝かしい時代に戻りましょう。速くて、乗りやすくて、驚くほどカッコいい飛行機の時代に。
(Elitas Travelでの解説)
「極秘空輸」アップデートで追加されたハワード NX-25。億万長者の夢が作り出した驚くべき速さの機体です。数々の記録を打ち立てた1機を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:バッキンガム(Buckingham)
名称:ハワード NX-25(Howard NX-25)
分類:飛行機
乗車定員:1人
購入価格:$1,296,750(極秘空輸ビジネスの調達ミッションを27回クリアで$975,000に割引)
備考:保管には格納庫が必要。マップ上では専用アイコンで表示。
モデル車の考察
モデルはヒューズ H-1ですね。ヒューズ・エアクラフトの創設者、ハワード・ヒューズの名前を取っているあたり間違いないでしょう。NX-25もH-1の機体登録番号の1つである「NX258Y」を参照したものだと思われます。
ボディーペイントの元ネタ
ハワード NX-25はヒューズ H-1のペイントがモデルだと思われます。右翼には「NX-25HW」とモデル同様にハワードの機体番号と思われる英数字が刻まれています。
飛行性能
当時世界最速を誇ったモデル機と同様、凄まじい速さと機動性を誇る機体です。しかし安定性の面では大いに難ありで、乗りこなすには相当のテクニックが要求されます。
加速性能は非常に高く約1秒で離陸体勢に入れます。最高速もかなり高くハイドラなどのジェット戦闘機よりも速いです。つまり全飛行機の中で最速。
機動性と旋回性能は高いというか高すぎるくらいで、こちらの操作に瞬時に反応して激しく機体が動きます。そのためコントロールが非常に難しく、慣れないと機体に振り回されて真っ直ぐ飛ぶことすら叶いません。改造でハンドリングを弄ると更に反応が過敏になるのでよっぽど自信が無い限りノーマルで十分な性能だと思います。
また、小型機の中ではサイズが大きい方なので機体のサイズ感を掴んでおかないと自慢のアクロバット飛行もかなり危険です。機体の耐久性は脆く、高い速度も相まってちょっとした接触で機能が失われるので自由自在に飛ばすには長い練習が必要です。
大変なのは飛行中だけでなく、着陸の難しさもこの機体の難点です。エンジンを停止しても中々スピードが落ちず、地面についた後もブレーキが効きづらいので着陸してから停止するまでの距離が長いです。しかも相当シビアに地面との角度を合わせて着陸しないと機体が跳ねて地面に吸い付いてくれないのでいつまで経っても止まりません。広い滑走路以外の場所で着陸するのはまず無理だと思った方がいいです。
また、エンジンのアップグレードを行っていると更に着陸時の制動距離が長くなるので着陸のしづらさが悪化します。下手に改造をすると更に乗りづらくなってしまう恐ろしい機体です。
デコイの項目ではスモークの他にチャフかフレアを装備することが出来ます。武器は無く戦闘能力はありませんが、ジェット機以上に速いのでデコイを上手く使えば戦闘機などに襲われても悠々と逃げ切れるでしょう。
カスタマイズ
カラー変更とボディーペイントで見た目を変えることが出来ます。ボディーペイントはシンプルにストライプや数字が入れられたクラシックな雰囲気のものが多く、機体の年代にあったものが用意されていますね。また、アメリカ国旗カラーであったり、上記のように機体番号がプリントされたものもあります。
感想
間違いなく全飛行機の中で一番のじゃじゃ馬です。少しスティックを傾けただけで機体がブン回るのでとにかく乗っていて怖い。自分の腕ではとても扱えないとお手上げ状態なので格納庫の肥やしになっている機体ですね。これを満足に乗れたらどんな飛行機も扱えると思います。多分。
モデルについて
ヒューズ H-1
若くして父の莫大な遺産を受け継いだハワード・ヒューズは1925年にテキサス州からカリフォルニア州に移り住み、1927年にかねてからの夢であった映画製作と飛行家業に遺産を投じる。第一次世界大戦のパイロット達を描いた初作品「地獄の天使」の撮影中、撮影用の航空機の整備のため雇ったグレン・オデカークと意気投合したハワードは、2人で世界記録を破る航空機を製造する計画を立てる。
そうして作られたH-1は「今まで製造された中で最も洗練され優雅な航空機の1機」と評されるほどの美しい姿で完成し、その性能も驚異的なものだった。1935年に初飛行を行い、直ぐにヒューズの操縦で4回航過の平均速度566 km/h (352 mph)の陸上機世界速度記録を樹立。記録を樹立した1年半後の1937年1月19日には、ロサンゼルスからニューヨークまでを7時間28分25秒で無着陸飛行を行い、ヒューズ自身が2年前に打ち立てた9時間27分の記録を2時間短縮して大陸横断速度記録の新記録を樹立する。偉大な記録を打ち立てたこの機体は現在、国立航空宇宙博物館に展示されている。
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