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GTA5/GTAオンライン車図鑑「プロジェン PR4(Progen PR4)」

投稿日:2020年3月2日 更新日:

プロジェン PR4はどれぐらい速いのか?それはどこまで追求するか次第です。必要なのは開けた道と過剰な自信。一瞬で駆け抜け、あとには二酸化炭素が漂うのみ。あなたの雄姿を目撃できないのが惜しいところです。

(ロード画面での解説)

前のページに戻る前に、あなたが考えていることを当ててみましょう。パワーもハンドリング性も空気力学を考慮したフォルムも申し分なし。でも、オープンホイールレースカー「プロジェン PR4」みたいな手ごわいレーシングカーを街中でどう使うっていうんだ?と思いでしょうか。あなたほどの無鉄砲さがあれば十分使い道があります。ご自分でもわかっているはずです。

(Legendary Motorsportでの解説)

「ダイヤモンドカジノ強盗」アップデートで追加されたPR4。あの日レーサーなら誰もが乗りたいと願った伝説のマシンは、大金を積めば乗れる時代になりました。英雄たちの足跡を辿る1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:プロジェン(Progen)
名称:PR4
分類:オープンホイール
駆動方式:MR
乗車定員:1人
購入価格:$3,515,000

モデル車の考察

モデルはマクラーレン MP4/5ですかね。MP4/6っぽくもありますが、サイドベントやミラーにV10らしきエンジンなどMP4/5の要素が強めではないかと思います。改造パーツにはMP4/5っぽいフロントウイングもありますしね。

名前のPR4もモデルであるMP4の捩りだと思われます。MP4は「Marlboro Project 4(あるいはMcLaren Project 4?)」の略称なので、PR4は「Project Redwood 4(Progen Redwood 4?)」とかだったりするんでしょうかね。

新たに用意された「オープンホイール」カテゴリーに属し、ギミック無しの車両としては最高額の350万ドル。販売が開始される一週間前にカジノのラッキールーレット景品で先行登場と、異例尽くしの1台となりました。ロックスターもかなり力を入れてこの車を投入してきたのが伺えます。

GTAでフォーミュラカーが登場するのは初、と思いきやチャイナタウン・ウォーズでFormula Rが出ていたり、上空視点のGTAでは幾つかフォーミュラカーが登場しています。ともあれ3D視点のGTAでは初のフォーミュラカーなのは変わらないので、同じ日に発売が開始されたR88と共に記念すべき1台と言えるでしょう。

ボディーペイントの元ネタ

「JAKEY’S LAGER」は、ウィリアムズ FW16がモデルだと思われます。

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「Sprunk」は、ジョーダン 191がモデルだと思われます。

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チーム「Lezard」は、ベネトン B190がモデルだと思われます。

「Dusche」レーシングは、ユーロブルン ER189がモデルだと思われます(画像)。

チーム「PROGEN/DINKA」のカラーリングは無限MOTULのカラーリングが元ネタだと思われます(画像)。とはいえ、カラーリングはそっくりだとしてもなぜ無限MOTULのペイントをフォーミュラマシンに用意したのかは謎。色々説を捻り出そうとしたものの有力説は導き出せなかったので、「無限MOTULが好きなスタッフが捩じ込んだんじゃないの」という適当な説を出しておきます笑。

一応、90年代前半のF1では無限ホンダがエンジンを供給していたので、そこから連想ゲーム的に無限MOTULのカラーリングを引っ張ってきたんじゃないかと考えることはできます。しかし、PROGEN/DINKAとかいう両者のモデル的にマクラーレン・ホンダカラーリングしかないような名前をしておいて、肝心のMP4っぽいカラーリングを下記のRedwoodに使っているのはどういうことなんでしょうか。そりゃマルボロカラーをRedwoodで再現したいのは分かりますけども。

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「PISSWASSER」レーシングは、ウィリアムズ FW14がモデルだと思われます。

「ATOMIC」レーシングは、ロータス 101がモデルだと思われます。

「TENSHUN」モータースポーツは、フェラーリ 641がモデルだと思われます。

「ESTANCIA」タバコは、ロータス 98Tがモデルだと思われます。

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「Redwood」レーシングは、マクラーレン MP4/6がモデルだと思われます。



走行性能

流石F1マシン、バケモンです。これまで登場してきたレーシングカー系車両の頂点に立つ存在で、異次元の旋回性能を誇ります。

加速性能は言うまでもなく最高。圧倒的なパワーを持ちながらアクセル全開で発進してもホイールスピンを起こさず瞬く間に最高速へ到達します。最高速はフルカスタムでも120mphとオンライン特有のリミッターで押さえつけられている感があり「F1がそんなに遅いわけないだろ!」と言いたくなりますが、これはこの車に限らずの現象なのでしょうがないか。

最高速はともかくとしてやはり強烈なのがコーナリングの鋭さで、S80RRを軽く凌駕するほどのダウンフォースで地面に張り付きながら右へ左へ自由に舞うことができます。アクセル全開でも90度の直角コーナーなどをハンドルを切るだけでヌルっと曲がっていく様は、凄すぎてちょっと気持ち悪く感じるほど。ダウンフォースが効かない低速域ではちょっとアンダー気味でむしろ曲がりづらいですが、ダウンフォースが効いてくる高速域の安定感は恐ろしいです。

ブレーキ性能も当然ながら最高クラスで、踏めば一瞬で車体がストップします。ドライバーの操作にとても忠実に従ってくれるので、とんでもない速さですが速度域に慣れればむしろ扱いやすい車です。

特筆すべき事項として、この車両にはKERSが装備されています。使用すると4秒間加速することができ、120mphから使用すれば一瞬だけ170mphに到達するほどの急加速を味わえます。ただ、KERSのリチャージは減速時に行われるので、ブレーキどころかアクセルオフも無しにコーナーを曲がれるこの車ではリチャージの機会がそもそも無いのはある意味難点と言えるかもしれません。

耐久面で言うと、この車はボディカウルがやたら貧弱という特徴があり、高速道路の中央分離帯にあるポールに当たるだけでカウルが全て吹き飛び素体が剥き出しになってしまいます。剥き出しになるだけならまだしも、フロントウイングを失うとダウンフォースを失ってしまうため途端にドアンダーのマシンとなってしまいます。リアのスポイラーも外れた途端にトラクションが抜けてリアがズルズルに。アーマー100%を付けてもカウルの取れやすさは変わらないので接触は厳禁です。

他に気になるのは、100mphを超えた辺りから突然ダウンフォースが抜けてフロントが浮き上がる現象が起きること。路面のギャップなどによってフロントが浮くとそこから一気にウィリー状態になってしまうので、平坦な道以外を走る時は気をつけましょう。尤も、フォーミュラカーで平地以外を走るのが間違いな気もしますが。

それ以外でオープンホイールカテゴリー特有の仕様は、ドライブバイ出来ない、クラクションが無い、乗車してもヘルメットが非表示にならない、といった点が挙げられます。R88も同じ仕様なので、今後オープンホイールカテゴリーの車両が登場してもこの辺りは変わらないのではないでしょうか。

オープンホイールレース

新たに登場したオープンホイールレースについても触れておきます。これまでに登場したレースとは異なる要素が多く、リアルなレースに近いルールで遊べる画期的なジョブとなっています。

まず大きな違いとなる要素は「タイヤの最低グリップ(ライフ)」が設定されたこと。走行を続けるほどタイヤのグリップが失われるため、タイヤマネジメントについて考えながら走る必要があります。

レースはデフォルトで10周に設定されていますが、ただ走り続けるだけでもタイヤは途中でヘタってしまうのでデフォルトの周回数だとレース中に必ずどこかでピットインしないといけません。ホイールスピンさせたりしないよう丁寧に走っても寿命は1周伸びるかどうかくらいでしょう。

タイヤがヘタっても気にせず走ればいいじゃないかと思うかもしれませんがそうはいきません。ゲージが赤くなった状態では万全の状態と比べて相当にタイムが落ちるので、ピットインを削った分のマージンはあっという間に吐き出してしまいます。また、タイヤのライフが完全に無くなった状態で走り続けると挙げ句にはバーストしてしまいます。ノーピット作戦はやめておきましょう。

レース前の車両選択画面ではタイヤの種類をハード、ミディアム、ソフトの中から選べます。ハードはグリップが弱めな代わりにライフが長めで、ソフトはその反対、ミディアムは両者の中間の特性となっています。この辺りはピット戦略を考えて選ぼう、と言いたいところですが、ピット戦略以外の部分でピットインが必要になることも多く悩ましいところ。接触ありだとクラッシュなどのアクシデントでカウルが外れピットインせざるを得ない状況になることが多く、ピットインによるロス自体が軽微と、タイヤの寿命が長くて得をすることがあまり無いんですよね。

体感ですが1周に1分30秒前後かかるコースだとソフトは2回ピットインしないとペースが維持できないですが、1分前後のコースだとソフトでもピットインは1回で済むので、ピット戦略というよりはコースの長さ(レースの長さ)に応じてタイヤを選べば良いのではないかと思いました。アクシデントが無い限りピットインは1回で済ませつつ全ての周回でペースを維持できるタイヤを選ぶのが望ましいですね。

タイヤのライフだけでなく「乗り物のライフ」も設定されていますが、よっぽどぶつけまくらない限りは大した影響が無いのでこれは気にしなくて大丈夫です。しかし、カウルはフリーモードで走っている時同様に簡単に弾けてしまうので、乗り物のライフなんかよりそっちの方が問題です。相手にぶつけられてはどうしようもないですが、自分からはぶつけないようにクリーンな走行を心がけましょう。

ピットインすると乗り物のライフ、タイヤのライフ、そして取れたカウルが全て回復します。ピットインの時間はリアルのF1同様とても早く、空になっていたゲージが2秒ほどで全回復します。タイヤのグリップが落ちたりカウルが取れてダウンフォースを失っている場合はピットイン分以上にタイムをロスすることが殆どなので、マシンがダメージを負ったら早め早めにピットインしておきましょう。

レース2周目以降はKERSが有効になるので、直線部分では積極的にKERSを活用していきましょう。オープンホイールレースのコースはどれもテクニカルなコーナーが沢山あるので、KERSのリチャージはあっという間です。1周のうちに2〜3回はKERSを使える局面が出てくるので直線区間ではすかさずKERSで加速しましょう。

レースのデフォルト設定ですが、上でも書いたようにピットインが必要になる10周の周回数と、他のレースでは大体オンになっている追い上げがオフになっているのが特徴です。接触によってカウルが破損すると急激にタイムが落ちてしまうこのレースなので、追い上げオフで序盤にクラッシュに巻き込まれると致命的なロスをしてしまいます。周回数と追い上げ機能はレースに大きな影響を与えるので、レース開始前にしっかり確認しておきたい部分です。

カスタマイズ

フォーミュラカーなので弄れる部分は多くないですが、ボディワークでサイドベントなどを変えられたり、フロントウイングやスポイラーを換装することができます。これらの改造でMP4/5やMP4/6だけでなくボディーペイントの元ネタとなっている様々なF1マシンに変身することができるでしょう。

ホイールは新登場でオープンホイールカー限定の「レース」系ホイールから選ぶことができます。どのホイールを選んでもスリックタイヤで、全ての種類にホイール全体のカラーを変更できるものとホイール自体のカラーはブラックでリムの部分のみカラーを変更できるもの(ストライプ)が用意されています。しかしリムタイプがストック・リムのみでクロームのホイールが選べないのは結構残念。

ホイール交換後に選べるタイヤデザインも特殊な仕様で、他の車のタイヤデザインとは違い6種類のスポンサーデザインが選べます。どれもスリックタイヤによく合うデザインで、ホットリングセイバーとかでもレースホイール選べればなぁ〜と思ってしまうカッコよさです。

感想

遂にやってきましたF1マシン!出来ればルーレットで当てたかったですが自分のしょぼい運では当然当たらず。残念ではありましたが、次週の追加車両をルーレットの景品で先行登場させるのは良い試みだと思ったので今後もやってほしいですね。

走りは流石F1という性能で、カスタマイズの幅も文句なし。オープンホイールレースもこれまでになかった新感覚のレースでとっても楽しいです。初のフォーミュラカーということでどういう扱いで登場するのかと思っていましたが、ここまでやってくれたらもう拍手です。あっぱれ。カジノアプデはGTAオンラインの伸び代がまだまだあることを示してくれているようでとても嬉しい気持ちになりますね。



モデル車について

マクラーレン MP4/5

前年に圧倒的な強さを見せつけたMP4/4をベースに制作されたニューマシン。1989年はターボエンジンが廃止されNAエンジンのみになる最初のシーズンだったが、ホンダが開発したエンジンは新たなレギュレーションに難なく対応。前年のチャンピオンマシンと最高のエンジンを組み合わせたパッケージングは、アイルトン・セナにアラン・プロストという最高のドライバーが揃っていたこともありプロストのドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルの2冠をもたらした。しかし、V6ターボからNAのV10エンジンに変わったことでマシンバランス自体はMP4/4から悪化し信頼性も低下。マシンの基本性能とドライバーの力に頼ったタイトル獲得なのは否めなかった。

フォトギャラリー

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