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【遊戯王マスターデュエル】デュエリストカップ2023 MARCH、エクソシスターで2nd STAGE進出!

投稿日:2023年3月23日 更新日:

どうもこんにちは、麻乃ヨルダです。マスターデュエルにおける世界一を決めるイベント、デュエリストカップにて初めて2nd STAGE進出を決めたので、その記念に記事を書いています。いやー、疲れた疲れた。

自分はこれまでデュエリストカップを真面目に走ったことがなくて(ミッション報酬のジェムすらろくに回収してないくらい)、それは「ファンデッキばっかり作ってて環境に食らいつけるデッキを持っていなかった」「単純に環境クラスのデッキと鎬を削るのがしんどい」などの理由で走っていなかったんですが、最近あまくだりさんの動画・配信を見漁ったことでマスターデュエルの熱が去年のリリース初期くらいの時まで燃え上がっていて、「一度くらいガチンコの環境で力を試してみたい……」と、今回のデュエリストカップをしっかり走る気になったのでした(とは言っても、2nd STAGE進出決めたらその時点でゴール気分なんですけど笑)。

デッキも先日エクシーズフェス用に作ったエクソシスターがあったので、準環境くらいの力があるこのデッキで挑みました。一応スプライトのパーツもそれなりに集めていたので、パックを引いても引いても出なかったブルー3枚を生成すればスプライトデッキも用意できたんですけど、エクシーズフェスでは適当な構築でも勝ててしまったエクソシスターの完成度を高めるためにもエクソシスターで挑むことにしました。では、2nd STAGE進出を決めたデッキレシピと共に色々と振り返っていこうと思います。

ツイッターで既に2nd STAGE進出を決めていた方々のデッキレシピを参考にしつつ、多少自分の好みの色を出していきました。エクソシスターの強みは除外による除去と墓地メタ特性で、先行でマニフィカ+リタニアを用意して除外除外で相手のキーカードを飛ばしたり、相手の墓地効果にチェーンしてバディスを打って突然変身をしていく展開が強力です。今時墓地利用を全くしないってデッキはほぼ無いですし、対象に取らない除外を潜り抜けられるカードもそうはいないので、その妨害能力をしっかり使えれば早々にペースを握って決着をつけることができます。

しかしエクソシスターは非常に弱点が多いデッキで、まずシンプルな除去に弱い。リソース回復手段がないので一度モンスターが一掃されると立て直しが厳しく、モンスターには耐性が無いし無効効果持ちも居ないので除去を防ぐことも難しいです。壊獣なんかは最悪で、エクソシスター及びエクシーズモンスター以外のモンスターが自分の場にいるとマルファさんもリタニアも死ぬのでどうにもならなくなります。

幸い、今の環境は壊獣1体でどうにもならないことが多いので壊獣が出てくる場面は多くないですし、ギガンティック・スプライトのおかげでニビルもあんまり見ないのでその点は助かりました(代わりにサンボル・ライストあたりの捲り札が多いのがキツイですが)。

また、初動が安定しないのも明確な弱点で、1枚で動けるのがマルファ(+パークス)しかないので、マルファを止められて終わりとか、エクソシスター1体しか来なくて動けないとかの苦しい展開に陥ることも多いです。ポピュラーな手札誘発がほぼ全て刺さる上に、誘発を貫通するような手数も無いので、「先行で強いデッキだけど初動が安定しない」という苦しさを抱えています。この辺はマスターデュエルに幸魂が実装されればかなり改善されると思うんですけどね。

というわけで、エクソシスターの弱みをどうやって克服するかが課題となりました。除去への対策札として自分が採用したのは魔封じの芳香。最初は他の方が入れていたように神宣を入れていたんですが、なんだかんだで残りライフが結構重要なエクソシスターではライフを半分払う神宣がめちゃくちゃ重たく、神宣で除去を止めてもライフがゴリゴリに減る方が辛いですし、1:1交換してもそこを踏み越えてくるデッキばかりでジリ貧になりがちでした。これはイカンと色々探して思いついたのが魔封じの芳香で、今回非常に活躍しました。

魔封じの芳香が強いのは、まず第一に相手の捲り札をほぼ気にしなくて良くなること。今流行っている捲り札は羽箒・サンボル・ライストといった全体除去に、効果モンスターを全員沈黙させる結界波ですが、これらを芳香1枚で全て無視できるのが非常に安心感がありました。拮抗勝負はどうしようもないんですが、拮抗勝負を打たれてもマニフィカが残っていればなんとかなるという感じでしたし、モンスターを出して打開しようとしてきてもそこはマニフィカやリタニアの除去で相手の初手を止めて終わりという試合が多かったです。

次のターン以降の魔法発動を狙って場にセットされても、エクソシスターはバックも容易に除去できるので、最初の1〜2ターンの攻防で圧倒的に優位に立てる魔封じの芳香はアトラクターの次くらいに1枚で勝負を左右するパワーカードになっていました。パークスとアーメントも止まってしまうのは辛いですが、それ以上のメリットがあったので噛み合わせを考えたら神宣を入れたくなったら魔封じの芳香を入れる方が圧倒的に良いと個人的に思います。あと、見た感じ魔封じの芳香を入れているエクソシスター使いが見当たらなかったので、そこは独自色を出せたと誇りに思っているところです笑。

初動の安定感の無さはゾロアである程度解決させました。このデッキの下級はマルファ・エリス・ステラが3積み安定で、イレーヌは1で良い、ソフィアは1枚だと足りないし3枚だと多いしで2、あとは各々で調整って感じだと思いますが、自分は最初混ぜものをしないで臨みました。するとやはり安定しなかったので要調整に。他の方のレシピを見るとゾロアを2入れるか、アーメントを3積みするかで解決するという感じで、自分は前者を選びました。

理由としては、ランクマは基本的に「時間あたりの勝率を上げるゲーム(爆発力のあるデッキより事故らないデッキが上に行ける)」なので、事故札になりやすい(複数枚初手に来たらどうにもならない)アーメントを増やしたくなくて、複数枚来ても事故にはならないゾロアの方が安定するかなという感じです。相手ターンに変身で奇襲できるアーメントは決まれば強いんですけど、あくまでコンボカードですからね。なんだったら抜いてしまうのも一つの手かなというくらいです。

あとは捲り札の拮抗勝負結界波を入れて後攻からでも勝負を狙えるようにという感じでしょうか。本当は拮抗勝負を1枚抜いて結界波を1枚増やしたいところなんですが、結界波をこれ以上生成したくなくてこの枚数になってます笑。誘発に関しては「1枚止めたところでどうにもなんねぇ」ということが多いので、通れば勝負を分からなくさせるGと、Gを食えるうららだけ入れて、抱擁やうさぎは抜きました。1枚で複数枚を処理できる捲り札が無いと今の環境では相手の先行盤面を切り崩せないので、だからこそ捲り札を入れないといけないし、その捲り札をケアできる芳香が輝いたって感じですね。

デッキはこれで大体煮詰められたと思いますが、エクストラデッキはまだ改良の余地があるかなと思います。ゾロアの玉で手持ちにあったアルテミス2枚をとりあえず入れてるんですけど、後で他のマギストスカードを見たら他にも優秀な効果を持つカードが色々あったので、同じの2枚入れるより1枚ずつ2種類のカード入れた方が対応力が上がりそうです。

バグースカはとりあえずで入れてるんですが出すことがほぼありませんでした。基本的には時間稼ぎに使うカードなんですけど、バグースカでお茶を濁すくらいだったらミカエリスかカスピテル出して次の展開を見たい場面が圧倒的に多くて、エクストラデッキでずっと寝てました笑。お金に余裕があるならバグースカ抜いてマニフィカとジブリーヌの枚数増やして、強金でも入れた方が良いんじゃないかと思ったくらい。多分、マルファが来る前は時間稼ぎに丁度いいカードだったんでしょうね。

デッキレシピについてはこんな感じで、後は今回のデュエリストカップの環境について振り返ろうかと思います。やはり環境はスプライト・ルーン・イシズが3強で、それぞれが独自の発展をしていたりはたまた手を組んだりという感じで、大体このデッキタイプとの戦いになりました。後は烙印とかパンクとか、エクソシスター同士でミラーマッチとかでしたかね(そういえば斬機全然当たんなかったなぁ)。

対スプライトは相性的に微妙で、勝った試合もエクソシスターの力で勝ったというよりはアトラクターがぶっ刺さったり捲り札で処理できたりして、残りをエクソシスターで後始末できたからという感じでした。基本的には手数の暴力で襲われると苦しく、エクソシスターそのものの力だけでは厳しい戦いになりました。こっちが先にエクソシスター立ててエルフを牽制しても、レッドとキャロットでケアされたりスマッシャーズで退かされたり、流石環境トップという感じです。

イシズもこっちが先攻を取るかアトラクターを投げられないとどうにもならない感じで、勝っても負けても雲を掴むような戦いでした。墓地を使わないのでイシズギミックはこっちに刺さらないと言えば刺さらないような、でも下級エクソシスター飛ばされたら展開に不都合だから刺さっていると言えば刺さっているような。まともに戦ってくるデッキではないのでとにかく不思議な感じでした。ティアラメンツ来たらどうなるんだろうか。

ルーンに対しては結構有利に戦うことが出来ました。基本的に除外で相手のカードを処理するのでフギンが全然邪魔にならないですし、除去もフリーチェーンなので相手のルーンカードを待って効果を使えるため、泉を処理しやすいのが強かったですね。泉のドローを使ったら下級エクソシスターが変身しますし、割拠やセンサーなどの罠にも引っかからないので純ルーンは本当に相性が良かったです。スプラルーンやイシズルーンだとちょっと話が変わってくるんですが、派生デッキでもルーン部分なら簡単に対処できるのは同じですね。

他の準環境デッキ等々に関しては、割と良い勝負が出来た思います。やはり天敵の壊獣やニビルが採用されづらく、1:1交換の手札誘発よりも捲り札が優先され、エクソシスターよりよっぽどヤバい奴らをマークしなければいけない環境なので、スプライトなどの隙間を縫って勝ちを拾えている感があります。環境デッキに対してめっちゃ有利とかではなく、環境デッキには五分五分くらいで戦えて、環境デッキを見据えて戦っているその他のデッキの足元をすくって勝率を上げている感覚ですね。とても世渡り上手な二番手感があります笑。

とはいえ、純粋なカードパワーがべらぼうに高いデッキではないですし、弱点だらけのデッキなので、最終的にはデッキとの相性というより環境を読む知識・プレイング・デッキ構築技術で勝率を上げていくデッキだと思います。少なくともとりあえずで使って勝てるデッキではないですね。なんなら、ほぼ環境デッキしか見ないLv17以降よりも、群雄割拠のLv16以下の方が相手が何してくるか分かんなくて苦労したくらいです笑。手数が少ないので、マストカウンター見極められないとどのデッキ相手でもあっさり負けますからね。展開そのものは非常にシンプルなんですが、勝てる立ち回りをするには相当に使い手の技量を要求してくるデッキです。

そんなわけで、使っててとてもやり甲斐のある良いデッキだったんですが、万人に使いこなせるデッキではないので他人にオススメ出来るかというとちょっとイマイチです笑。今のところマスターパックでしかパーツを集められない高級デッキというのも大きなマイナスで、マルファ2枚しか持っていなかった自分はこのデッキ作るために10枚以上UR生成しましたからね。そのおかげでエクシーズフェスとデュエリストカップを回れたので、エクソシスターに約6000ジェムを稼いできてもらったわけですが、それでトントンかな〜まだ足りないかな〜……という気分です笑。

まぁ、今後もまだまだ活躍してくれるデッキだと思うので、相棒として長く頑張ってもらおうと思います。エリス規制されただけで死ぬデッキだけどね。今回はありがとうエクソシスター!ちなみに僕はデカい女が好きなのでイレーヌが好きです。



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