
こんばんは、麻乃ヨルダです。2026年アメリカワールドカップ、皆さんお疲れさまでした。残すはスペイン対アルゼンチンの決勝のみで、約一ヶ月に及ぶ寝不足生活もようやく終わりを迎えます笑。
(本当は決勝戦の前に上げるつもりの記事でした)
GTAオンラインのアプデが来たのでアプデ内容に関する記事を書きたいところなんですが、寝不足のダメージの蓄積がエグくてゲームを遊ぶエネルギーも記事を書くエネルギーも枯渇しているので、スペイン対アルゼンチンを見るまでは日記なりでお茶を濁させていただいて、来週から頑張っていきたいなと思います。土曜日には「コルツ・センター強盗新車ミーティング」をやりますし、GTAの話はそちらでしましょう。
というわけで今日は2026ワールドカップの振り返りをしていこうかなと思います。100以上の試合があって、多分半分以上の試合はリアタイした人間の感想を書いていきます。
いつもより面白く、いつもより尻すぼみなグループステージ
まずはグループステージから。今大会は出場国が32から48に増えて、決勝トーナメントもベスト16からではなくベスト32からスタートに。これにより、各グループの2位までが通過ではなく、3位でも通過の可能性がある緩いレギュレーションになりました。
これまでワールドカップ予選を通過できなかったチームが出場し、決勝トーナメントに進めなかったチームが勝ち上がる。これまで以上にバラエティー豊かなワールドカップとなり、色んな国の活躍が見られて楽しかったですね。出場国が増えるとレベルが下がってしまうのではないかという懸念もありましたがそんなことはなく、世界中の国で底上げが行われていたためどんな対戦カードでも実際に見るまでは結果の予想がつかないゲームバランスになっていました。
そんな中でちょっと不甲斐なかったのがアジア・オセアニア。各大陸のノーマークだったチームが驚きの活躍を見せたりする中で、アジア・オセアニア勢はノーサプライズ。特に中東勢は「居たっけ?」と思ってしまうくらい存在感がなく、前回のカタール大会とは真逆で無風。韓国も自国メディアと対立してたくらいしかニュースがありませんでした。
今後もワールドカップは規模を大きくすることはあっても縮小することは無いと思うので中東勢の出場は安泰でしょうが、今大会のように他大陸のおやつになるだけにならないよう頑張って欲しいです。地の利を活かしたアジアカップでイキるだけなのはやめましょう。
ちょっぴりファンになっている北中米からは、結局開催国枠のアメリカ・カナダ・メキシコのみが決勝トーナメント進出となって他のチームは生き残れませんでした。ゴールドカップを見ても上の国とそれ以外の国でレベル差を感じたので、北中米もアジア・オセアニアと同様に全体のレベルアップがほしいですね。北中米の場合、選手の質が伴っていないだけで戦術はしっかり整備されていて、綺麗な戦い方をしてるチームは多いので今後に期待は持てます。
その他のグループステージ敗退チームを見ていくと、消えるのが惜しいなと思ったのはブラジルとモロッコに叩き落されたスコットランドくらいで、後は割と順当な敗退でしたかね。内紛のウルグアイ、戦い方が一つしか無かったトルコは試合を見ていたらまぁ落ちるよなというチームでした。敗退国の中で一番印象に残ったのは、間違いなくチュニジアです笑。あれだけ派手な爆散は中々見られないですね。
グループステージは沢山の中堅国・弱小国の頑張りが見られて楽しかったんですが、やっぱり3位通過のシステムはよろしくないですね。1・2戦目でほぼほぼ勝ち上がりが決まって、3戦目は「どうせ敗退しないし〜」と殆どのチームが調整・ターンオーバー・談合に使って、退屈な試合ばかりでした。グループステージは3戦目こそが一番の見所で、当落線上のチームたちが他会場の結果を気にしながら一分一秒で天国と地獄を彷徨うのが良いのに、そういうヒリつきが失われてしまいました。「じゃあ次はキリが良く出場国64にすっか」と言われると、これ以上試合数を増やすのは勘弁してくれ……と思いますけど笑。
強い奴らは、強い
では決勝トーナメントの話へ。ベスト32はある意味「グループステージ第4戦目」といった感じで、グループステージをなんとか通過したようなチームが軒並みふるい落とされていきました。読めない戦いだったのがオランダ対モロッコ、ポルトガル対クロアチア、ベルギー対セネガル、コートジボワール対ノルウェーで、サプライズがドイツ対パラグアイくらいでしょうか。後の試合は予想通りって感じでしたね。
最も熱かったのはアルゼンチン対カーボベルデ。初戦でスペインに引き分けてサプライズを起こし、グループステージも2位通過を果たしたカーボベルデの戦いぶりはアルゼンチン戦でも非常に勇敢で、どっちも消えてほしくない一心で試合を見ていました。結局、カーボベルデはスペインにもアルゼンチンにも90分では負けずに大会を後にし、最初から最後まで話題をさらっていきました。
カーボベルデの戦いぶりはどのチームにとっても教訓になったのではないでしょうか。特に「守り勝つ」という戦い方において、自分たちでボールを持つ時間を作れるかどうかが生命線であると示してくれました。完全に攻められっぱなしで最後まで耐え続けることはどんなチームでも厳しく、攻められながらも如何にして刺し返す驚異をチラつかせることができるか。今後は「攻めこそが最大の防御」と、ワンチャン狙いのチームほど攻め手の準備を考えなければいけなくなりそうです。
ベスト16はいよいよワールドカップ本番という顔ぶれになり、死闘の連続。順当に決まった試合はカナダ対モロッコとバログン問題で揺れたアメリカ対ベルギーくらいで、後の試合はどう転ぶか分からない紙一重の戦いばかり。そんな戦いであっても、結局勝ち上がったのは強豪国たちで、地力の凄さがこの辺りから目立ってきました。
そしてベスト8になると更にその傾向が顕著になり、決勝トーナメントを一つ上がるごとに「上には上がいる」ことを見せつける結果になっていきました。オランダを破ったモロッコ、モロッコを子供扱いのフランス、フランスに何もさせなかったスペインと、少年漫画のように戦いのレベルが上がっていきます。
今大会は明らかに弱い場違いなチームというのが少なく、特に決勝トーナメント以降はどんなチームも一芸を持っていて勝ち筋を見せていたので、「どの国も勝負ができる力はある」「その上で、決定的に超えられない差がある」と特に感じる大会になったのかもしれません。全体的に底上げされているのに、トップオブトップとは差が詰まっていないどころか差が開いている。そんな絶望感があります。昔よりも更にワンチャン下剋上が難しくなっていると。
実際に、今大会のベスト4はFIFAランキング1〜4位がそのまま並ぶというあまりにも順当な組み合わせに。これまでの大会なら1チームくらいはFIFAランキング二桁のダークホースが勝ち上がっていましたが、上に行くほどアップセットは許されず。試合内容を見ていても納得しか出来ませんでした。対戦相手が弱かったわけではなく、強豪国が強すぎる。レギュレーション等が変わっても、いや変わったからこそ地力は際立ちました。
そして、どのチームも組織が成熟したなら勝負を決定付けるのは個の力だと、得点ランキングまで史上稀に見る順当な顔ぶれに。ここまでネームバリュー通りの得点王争いになるなんてサッカーゲームでもそうそう無いですよ。取るべき人が点を取る、逆に一番サプライズだったかもしれない得点王争いは今大会の素晴らしいエンタメの一つでした。
進化の限界
最後に日本の話をしていきましょう。日本はいきなりブラジルと対戦し、前半こそ良い戦いを見せられたものの後半はボコボコで逆転負け。間違いなく歴代最強のチームでしたが、結果だけ見ればベスト32止まり。「優勝」の二文字はあまりに遠く、ベスト8すらも遙か先な結果に終わりました。
主力に怪我人が続出し、特に一人で攻撃を牽引してくれたはずの三笘、大会中に使えなくなってしまった久保の離脱が致命傷で、フルパワーで戦えなかったのは本当に残念です。ただ、主力が全員揃っていたとしてどこまで行けたんだろうと思うと、結果はあまり変わらなかった気がします。
前回大会も含めて森保ジャパンの戦い方は一貫して5バックの撤退守備とハードワークで、グループステージ突破に振り切った戦略でした。先の無い一発勝負の戦い方なので、試合を重ねるほどに疲弊し打つ手も駒も無くなっていく。森保ジャパンがタイトルに恵まれないのも、結局は過労で不可能を可能にする戦い方が最後まで押し通せないからです。ワールドカップもアジアカップもオリンピックも、全ての大会で尻すぼみになって何一つ目標を達成できていないのは偶然ではありません。
これは構造的な限界で、森保ジャパンの戦略が今の日本で結果を出すために一番適したやり方であるのと同時に、この戦い方をしている限りは同じ結果が繰り返されるだろうと予想できてしまう、現実を突きつける大会でもあったのかなと思います。だからこそあのブラジル戦が絶望的だったというか、明らかに「天井」が見えてしまった試合と感じました。現状でも既にエールディヴィジ得点王やCL出場レベルの3CBを揃え、タレントの質でならベスト8の国々とも遜色ないくらいなのに、そこまで勝ち上がれるイメージが湧きませんでした。
カーボベルデの躍進、フランスを破ったスペインが良いお手本で、結局どうあがいても一芸を鍛えるだけでは限界があり、攻撃だの守備だの、個だの組織だの言ってないで「全部やれ」が強化の正解という、身も蓋もない正論が浮かび上がった大会でした。日本に限らず、どこの国も背筋が伸びたかもしれませんね。分かっちゃいるけど……でもやるべきなんだよなと。
なので、絶望と共に希望もあったというか、世界のトップとの差は凄いことになってるしその道程も果てしなく険しいけど、やることやったらちゃんとドリームがあるのも見えました。シチュエーションの問題もあれど、スペインとアルゼンチンを一番苦しめたのがカーボベルデでしたからね笑。あれはサッカーファンみんなが脳を焼かれたでしょう。勝利に近道は無し。日々頑張り続けていれば無名の40歳でもスーパーヒーローになれる日が来るかもしれないので、報われる日を信じて生きていきましょう。
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