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GTA5/GTAオンライン車図鑑「ベネファクター LRC GT(Benefactor LRC GT)」

投稿日:2026年7月22日 更新日:

時として、あまりの崇高さゆえにスーパーカーという概念、あるいは自動車、あるいは物質という概念そのものを超越する乗り物が現れます。この傑作の真髄を理解するには、最高級のレザーシートとサファイアクリスタルのフロントガラスから一気に飛び出し、時速200キロで離れていく驚異のマシンを振り返るのがお勧めです。そうして初めて、その素晴らしさを真に理解できるでしょう。
– ミサイルのロックオン・ジャマー利用可能

(Legendary Motorsportでの解説)

「コルツ・センター強盗」アップデートで追加されたLRC GT。ベネファクターの栄光の歴史がここに有ります。離陸しそうなほど速い1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:ベネファクター(Benefactor)
名称:LRC GT
分類:スーパーカー
駆動方式:MR
乗車定員:2人
購入価格:$2,650,000

モデル車の考察

モデルはメルセデス・ベンツ CLK-GTRですかね。スポイラーなどを見るにホモロゲーション取得用のロードカーバージョンが主なモデルになっているようです。ヘッドライトはトヨタ・アリスト(JZS16型)っぽく三角形に近い形になっており、GB200のような違和感のない混ぜ方で良いですね。

CLK-GTRはAMGメルセデスが1997年のFIA GT選手権用に作ったマシン。当時DTM(ドイツツーリングカー選手権)が欧州で大人気となり、そこに目をつけたFIAがDTMと並行した国際レースであるITC(国際ツーリングカー選手権)を立ち上げ、メルセデスも両方にエントリーしていました。

そしてITCとDTMが統合され、世界最高のツーリングカーレースとして盛り上がるかと思いきや、最新鋭のデジタルデバイスを盛り込んだマシン開発はコストが青天井になり、メルセデス、アルファロメオ、オペルの3ワークスの内アルファロメオとオペルが撤退を表明。ITCはたったの2年で幕を閉じ、戦場を失ったAMGメルセデスは、FIAが新たに作ったFIA GT選手権にそのまま乗り込むことにしました。

AMGメルセデスはたったの128日で初のGT1マシンであるCLK-GTRを開発。1997シーズン序盤は信頼性不足で結果が出ませんでしたが、熟成が進むと快進撃が始まり、最終的には全11戦の内6勝を挙げてチームとドライバーズの2冠を達成。メルセデスに栄光をもたらしました。

1998シーズンは2戦目までCLK-GTRが担当し、3戦目からは後継機のCLK-LMが登場。2年連続でダブルタイトルを獲得しました。1999シーズンのFIA GT選手権はGT1カテゴリーが廃止され、GT2カテゴリーがGTクラスとしてトップカテゴリー扱いになり、参戦車両が無くなったAMGメルセデスは参戦しませんでした。その代わり、ル・マン24時間レースにのみGTプロトタイプ規定のCLRを持ち込み、CLK-LMでは届かなかったル・マン勝利を狙いました。

が、CLRはあの悪名高い「宙返り事件」を起こし、予選は小細工で誤魔化しながら乗り切ったものの、本戦でも見事にコースから離陸するところを全世界に中継されてしまい、チームは即座にレースをリタイアして撤退。メルセデスはその後四半世紀に渡ってプロトタイプカー・市販車レースのカテゴリーに参加しなくなるという、とんでもない黒歴史になってしまうのでした。

このように、勝利を掴んだCLK-GTRとCLK-LM、外行っちゃったCLRは月とスッポンなんですが、如何せん見た目も名前も似ているせいでごっちゃにされがちです(すみません、僕もです)。並べて見るとCLRだけ極端に低空姿勢で板切れのようなフォルムなので、「やたら低いやつ=CLR=低くなかったらCLR以外」くらいで覚えておけば失礼は無いはず……。

CLK-GTRはホモロゲーション取得用に25台のロードカーが制作され市販されました。その内の1台はかつて小室哲哉氏が所有していましたね。CLK-LMはロードカーが制作されたものの市販はされず、CLRはプロトタイプカーなのでそもそもロードカーは制作されていません。CLK-GTRとCLK-LMがグランドツーリングカーってのも不思議な気分ですけどね。

ボディーペイントの元ネタ

「FlyUS」はCLK-GTRが元ネタだと思われます。

「Piswasser」はCLK-LMが元ネタだと思われます。



走行性能

見た目通りにレーシーな走りをしてくれる車で、良いスーパーカーです。最速を争うほどの速さでは無いものの、この速さとグリップ感は走っていて気持ちがいいです。

加速性能は中々に高め。純正だと見た目の割にかなり遅く感じますが、フルカスタムすると見違えるような加速感に。トラクション性能はかなり高めでしっかりと地面を蹴ってくれます。最高速はスーパーカーカテゴリーで上位クラス。

ハンドリング面は軽くアンダー・オーバー両方を出しつつも、素直な挙動で操作通りの動きをします。無理をさせない限りは安定しているので、この車が暴れている時は自分がやりすぎだと教えてくれます。ブレーキの効きはとても良いのでしっかりとストップ&ゴーをしていきましょう。

スポイラーを付けると安定感が飛躍的に向上し、ダウンフォースが効く中高速コーナーはビタビタに地面に吸い付きます。この安定感はスーパーカーカテゴリーでも上位レベルで、流石はレーシングカー系の車ですね。

ボディーの強度はまぁまぁ硬め。一定のところまでは凹んでそこからは全く形が変わらなくなり、走りへの影響も感じられず。エンジンが中央に付いているのでガンガンぶつけてもエンジンにダメージが行きづらく、耐久性は結構ありそうですね。レースでどつきあいをしても問題ないでしょう。

自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:51.752

カスタマイズ

この手のレーシングカーに欲しいものは大体揃ってますね。満足の行くカスタムが出来るでしょう。

フロントバンパーはスプリッターの項目で変えることができ、スプリッター部分を黒くしたりバンパーそのものを変えてフロントマスクの印象を変えられます。リアバンパーはリアディフューザーの項目になっていて、ディフューザーを変更できます。

シャーシの項目でルーフスクープ・アンテナ・カナードがセットになっていて、それぞれをどう組み合わせるか選ぶ変わった仕様になっています。ボンネットの項目ではフェンダー周りにダクトを付けたりグリルを取っ払うことができます。

サンストリップは各企業の白背景・黒背景が揃っているいつものやつ。スカートの項目でサイドスカートの処理を変えることができ、CLK-GTRのような形のものもあって再現度を高められます。

エンジンカバーでトランク部分にダクトを追加したりルーバーを付けたりできます。ナンバープレートの場所を下にズラしてダクトを空ける処理が結構面白いですね。マフラーは純正以外全て中央2本出し。

スポイラーは純正と同じようなロードカー風の形のものと、レースカー用のGTウイングが用意されているので仕様によって付け替えましょう。元の車高が低いためかサスペンションは変更無し。

ペイントはメインカラーとサブカラーで分かれていて、綺麗にボディー上部と下部で適用部分が分かれているのでツートンにできます。ただリアスポイラー部分だけサブカラーの適用範囲となっているのでそこが微妙に難しめ。

ボディーペイントは元ネタのCLK-GTRを再現したものに始まり、全種レースカー系のペイントで良い感じ。好みのレースカーを作り上げましょう。

カスタマイズ例

・CLK-GTR風

シャーシ:シングル・アンテナ

エンジンカバー:エアロ

ボディーペイント:「FlyUS」

メインカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

サブカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

スカート:サイフォン

スプリッター:スラント

スポイラー:GTトラック・ウィング

サンストリップ:「Meinmacht」

とりあえず「FlyUS」のペイントとGTウィングさえ付けておけばそれっぽくなりますが、更に再現度を上げるために似たようなパーツで揃えています。黒塗りのGTウィングが欲しくなるなぁ。他にもディフューザーとかで再現度上げられる箇所があったら教えて下さい。

・CLK-GTRロードカー風

エンジンカバー:エアロ

メインカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

サブカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

スカート:サイフォン

スプリッター:ストレート

大体は純正そのままで、銀色にすればCLK-GTRのロードカーっぽくなります。細かいところで、エンジンカバーやスプリッターなどを弄るとより再現度が上がりますね。

・CLK-LM風

シャーシ:シンクル・カナード(スクープなし)

ボンネット:GTエアロ

ボディーペイント:「Piswasser」

メインカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

サブカラー:メタリック、ブルーイッシュ・シルバー

スプリッター:スラント

CLK-GTRとCLK-LMの違いは基本的にボディーペイントとサイドスカート、あとはフロントフェンダーとボンネットにダクトがあるくらいな感じ。資料によってはルーフスクープが無かったり、カナードが付いていたりもしますが、この辺は写真によって有ったり無かったりなので車両やレースによって付け替えられていたんでしょうかね。



感想

CLK-GTRを実装とは、これまたオタクを喜ばせる絶妙な車種をチョイスしてきましたね笑。走りもカスタマイズ性も十分で、良い車に仕上がっています。見た目でピンときた人はちゃんと満足できる1台でしょう。ロードカーでもレースカーでもイケるのがとっても嬉しい。

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