昔々、10代と若く血気盛んだったあなたは、本家バンシーに首ったけでした。20代に入ると、トップレスのオープンカーバージョンが登場します。このセクシーな”美女”を乗り回すために、あなたは全財産をつぎ込みました。そして今、あなたは50歳も年下の車と”結婚”しようとしています。そこにはただ一つの約束しかありません。大好きなことをして死ぬということです。ブラヴァド バンシーGTSが新登場。ハッピーエンドをあなたに。
– ミサイルのロックオン・ジャマー可能
– HSWアップグレード可能(LSカーミーティング)(Legendary Motorsportでの解説)
「エージェント・オブ・サボタージュ」アップデートで追加されたバンシーGTS。皆が行方を探していた大蛇が長い冬眠を終え、我々の元へ帰ってきました。最後の生き残りとなった大蛇を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ブラヴァド(Bravado)
名称:バンシーGTS(Banshee GTS)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,989,500
モデル車の考察
モデルはダッジ バイパー (VX I型)ですかね。バイパーの最終型で、元からエアロで武装されているところを見ると特別モデルのACRが主なモデルになっていそうです。純正ホイールはSRTトラックパッケージのものが元ネタでしょうか。
バンシーと言えば、バイパーにFD3S型RX-7のフロントをくっつけたようなモデルがGTA4から登場していて、GTAを代表する架空車として愛されつつも「ちゃんとしたバイパー欲しいなぁ」と、多くのGTAユーザーが新型の実装を待ち望んでいました。そしてバイパーの生産終了から約7年、ようやく新型バンシーが登場し納得のクオリティーで実装されました。おめでとう!
「エージェント・オブ・サボタージュ」アップデートがまだアプデ名も明らかになっていない時期、Newswiresでこの画像が公開され、バイパーを待っていたユーザーたちは「やっと新型か!」と歓喜と安堵の声を上げていました。自分もその一人で、バンシーはバンシーで良いけどバイパーとしては見れないなぁと思っていたので、期待通りの車が実装されて良かったです。
走行性能
散々待たせてくれたバンシーの新型だけあって、性能はスポーツカーカテゴリーでもトップクラス。アメ車スポーツカーをリードする存在ですね。
加速性能は高く、どの速度域でもスーッと速度が伸びていきます。トラクション性能はそこそこで、溢れるパワーでホイールスピンをし続けるので悪路や坂道はちょっと苦手。優しいアクセルワークをしないといけません。トップスピードは非常に高く、なんとあのパライアと対抗できるほどの速さ。
そしてコーナリング性能も十分で、アンダーステア傾向で特にコーナーへのフロントの入りの硬さが気になるものの、逆に言えば安定感のある動き。HSW抜きでもカテゴリートップクラスの総合性能ですね。
サスペンションを変えるとコーナーへのフロントの入りが鋭くなる代わりに、ブレーキングで少し暴れるようになるので一長一短な感じ。スポイラーを変えると中高速域でのアンダーステアが消えて、より踏める動きになります。車高を下げつつスポイラーを変えると、良いところ同士が合わさり純正で感じた不満は殆ど解消されるので、走りを見るならサスペンションとスポイラーはどっちも変えましょう。
ボディーの強度はやや弱めで、ぶつけていくと相応に車体が凹みます。車体が凹んでいくと動きが悪くなっていきますが、元々コーナリングよりは直線の速さで強みを持つマシンなのでそこまで気にならないか。とはいえ、曲がりづらさ云々の前にエンジンが限界を迎えますね。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:52.787
カスタマイズ
この車を見た皆さんが気になっているのはやはり「元からガッツリエアロ入ってるけど、これ外せるの?」ってところでしょう。ご安心ください、全部外せます。GTSでもGTCでもTAでも、第5世代のバイパーでやりたいバージョンになるよう好きに弄りましょう。
フロントバンパーはカナード・スプリッター外し、大小のスプリッター、元から付いているエアロのカナード増やしなど。リアバンパーはディフューザー外しとより派手なディフューザーが用意されています。
グリルは純正のカラー差分と、逆ハの字へのデザイン変更。ボンネットはフェンダーと一体化しているので、フェンダーダクトと共に色々な種類が。ただ、バイパーらしい真ん中が浮き上がって小さくダクトが空いているものは用意されていません。
マフラーはリアの左右出しや、よりレーシングカーっぽいサイド出しが選べて良し。ミラーもレース用の小さめのデザインに、バイパーらしいフェンダーミラーがあり細かいところでツボを抑えています。
ルーフスクープは小さめのものが3種類。オープンカーにできたらな〜というのは贅沢か。サンストリップはいつもの。トリムはテールライト周りとサイドのダクトのカラーを変更できます。
サスペンション変更による車高の下げ幅は小さめ。元々車高低いですからね。僅かではありますが車高を下げていくとキャンバー角もついていくのが良いですね。
スポイラーはGTウイング外しにダックテイルが用意されているだけでも満足。あとは大小のGTウイングが多種揃えられていて、どこまでガッツリしたウイングを付けるか調整幅があります。
内装はロールケージの項目のみ。ロールケージのみ、バケットシートもプラス、競技車両っぽいステアリングやドアなど、段階を踏んでレーシングカーに近づけることが出来ます。
ペイントはサブカラーが基本的にパーツでのみの適用。後述しますが、サブカラーの使い方はもっとやりようあったかな〜と思います。
ボディーペイントは白の2本線ストライプ、黒の細ストライプ、ACRっぽい太い赤ストライプ、バンシー900RにあったドミニクRX-7っぽいペイント、あとはアーティスティックな抽象柄デザインに、4種の競技車両系ペイント。
バイパーと言えばコレ!な白の2本線ストライプ、色々な元ネタを追ったレーシングペイントは評価できる一方で、バイパーを象徴する2本線ストライプが白しか無いのは寂しいです。せめて黒と青くらいは欲しかったですし、なんならサブカラーでストライプ入れられるようにしてくれても良かったのに〜って感じですね。
感想
いやー、素晴らしい1台ですね。まず、ドミネーターなどに隠れて忘れされていたと思われたバイパーが登場しただけでも満足。それに加えて、カスタムパーツもかなり“分かっている”内容で、ちゃんと純正・レーシングカー・その間で過激さを調整できるのは弄り甲斐があります。このゲームは純正かレーシングカーしかできない車ばっかりですからね!
そして性能も素晴らしいとくれば、カスタムパーツの惜しい部分にも目を瞑れます。ごめん嘘、ストライプだけは不満かも笑。ともかく、こんだけ待たせただけのことはある内容に仕上がっています。
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