こんばんは、麻乃ヨルダです。今回は対魔忍RPGで「いずれそうなるだろうな」と思っていたことがついに起きたので、その件について話していこうと思います。
【重要なお知らせ】(1/2)
イラストレーター 葵渚様が体調不良のため、7月実装の「大道寺なみ」より休養されることとなりました。
葵渚様の担当キャラクターに関しましては、協議の上、別のイラストレーター様が担当される事となります。詳細は「お知らせ」をご確認ください。#対魔忍RPG #対魔忍
— 【公式】対魔忍RPG (@taimanin_rpg) July 29, 2025
【重要なお知らせ】(2/2)
葵渚様には長年にわたり魅力的なキャラクターを生み出していただきました。
これまでのご尽力に感謝申し上げます。
ご体調の回復と穏やかな休養期間となりますことを、スタッフ一同心より願っております。#対魔忍RPG #対魔忍— 【公式】対魔忍RPG (@taimanin_rpg) July 29, 2025
大看板の離脱
対魔忍RPG公式、葵渚先生の双方から、葵渚先生の休養が発表されました。この間の花嫁アスカで作画がST先生になっていたり、他にも色んなこと(本当に色んなことすぎ)があったりで、既定路線だったとは思いますがついにこの時がやってきてしまいましたね。
(ここまでの色んなことについては以下の記事で振り返ってみてください)
「【対魔忍RPG】終活、始めます。」「【対魔忍RPG】完全崩壊。」「【対魔忍RPG】まともなヤツは誰も残っていないのか!?」「【対魔忍RPG】また謝罪で新しい謝罪の火種が!?」
多くのファンが覚悟していたことだと思いますが、実際にこの時が来るとショックは大きく、先生の降板に対して様々な声が聞こえてきます。まずは第一に「先生お疲れさまでした」と労いの声が上がる横で、「本当に体調不良での降板なのか?」「先生が体調不良って言ってるんだから信じろよ」と場外乱闘が始まっています。
こういう場外乱闘が起きてしまうのは悲しいことですが、声明を何一つ信用してもらえないレベルで数ヶ月やらかしまくっていた運営が悪いのは言うまでもありません。自分たちにとって都合の悪いことは一切明かさず、それでユーザーや取引先に迷惑をかけてもまともに謝らない姿勢を見せ続けていたのですから、今回の件も邪推されて当然です。
葵渚先生の降板については運営への避難一色で、葵渚先生に非があったのではという声が皆無なのは幸いですが、とはいえ葵渚先生の方からも「体調不良で」という説明があったのに信じてもらえていないのも悲しいことです。これだと葵渚先生を疑うことにもなってしまいますからね。
個人的には、体調不良での降板は本当だと思います。降板に至るまでのプロセルは色々とあったかもしれませんが、体調不良自体はガチだと感じます。
だって考えてもみてください。葵渚先生は対魔忍シリーズで10年以上仕事をしてきて、対魔忍RPGでも人気キャラの殆どを担当していて、「限定ガチャは大体葵渚ガチャ」と言われるくらい、外部イラストレーターながら対魔忍の屋台骨を支えてきた作家さんです。
対魔忍RPGもリリース当初からガチ勢としてプレイし続け、自ら攻略法の研究をしたり、ガチャで来た担当キャラを軒並み完凸したり、プレイヤーとしても本気で取り組んでいたのが、今年に入っての対魔忍RPG大崩壊ですよ。一般ユーザーですら頭がおかしくなりそうな事態なのに、ほぼ身内のような立場で関わってきた人がこんな事態に直面したら、体調悪くなるに決まってます。
以前ストレスを起因とする症状により人前で倒れたり人生初の救急車を体験するなどしていたのですが、ろくに回復しないまま仕事を継続していたところ再び倒れる予兆を感じ長期の休暇が必要と判断し定期的な重い仕事をお断りさせていただく流れとなった次第です。本当に申し訳ありません。
こちらが葵渚先生がTwitterで呟いていた休養理由ですが、心因性の体調不良とのこと。対魔忍RPGの異常行動の数々がどれくらいストレスになったかを考えると、休養已む無しでしょう。
ありがとう先生
記事にはしませんでしたが、前回の対魔忍RPGの記事と今回の記事の間で、対魔忍RPGがストーリーの中で上のAI丸出し背景を出してきた件がありました。存在しないハングル文字、謎の建築構造、本屋しかない街の一角と、こんなレベルでお粗末なAI絵を商業作品が出してくるというかなりアレな一件で、色々言われすぎて運営も「後で挿し替えます」と言わざるを得なかった件です。もっとマシなもん生成できなかったのか……。
(これまでの背景絵は一貫して一人称視点から見たような描き方をしていたのに、この絵だけ神の視点から見たような描き方になっていて世界観に馴染まないのもお粗末)
ST先生やヨルヤちゃんの話でAI使用疑惑が出ていた中で99.9%AI確定の絵が出てきて、「背景に使うくらいなら他に使ってないわけがないだろう」と、他の疑惑についても確信に変わったユーザーが大半でした。今にして思えばこれも相当な大事だったなと感じますが、色々ありすぎて麻痺していたのか、当時の自分は「やっぱそうだったんだ」くらいでスルーしてしまいました笑。
葵渚先生は生成AIを嫌っているクリエイターです。葵渚先生もAI攻撃のターゲットになり、自分の絵柄で絵を量産されていた被害者の一人なので、これは当然の反応です。
今の運営は上のようなAI絵の中でも底辺と言っていいAI絵を平気で出してしまえる意識の低さと、ヨルヤちゃんの謎の2枚目回想を勝手に作って黙って出せる非常識さを併せ持っており、こんな理屈の通用しない人々を相手に仕事をするとなるとどれだけストレスになるか想像も付きません。
その上で、自分が嫌っているAIに手を出していて方針も合わないとなれば、十数年来の付き合いでも「もう無理!」となるのは必然かと思います。ゲーム業界だと今はAIとイラストの権利関係でごたついているところもあると噂で聞きますが、対魔忍がそうなっていても全く不思議ではないですね。
また、AI疑惑が飛び火して、葵渚先生が作画を担当したと明記されている夜会不知火もAI作画ではないかという声が上がっており、そういった反応も先生の心を削ったかもしれません。真偽がどうあれ、自分のキャラにAI疑惑がついて回るのはAI被害者である先生にとっては不愉快なのは間違いないでしょう。
Twitter以外のSNSでは元気そうにしていたり、対魔忍以外の仕事はしていることが、葵渚先生の体調不良がただの建前ではないかと言われている要因でもありますが、行きたくない仕事場に行く時だけ具合悪くなって、退勤したら急に元気が出てきたなんて当たり前にあることなので、今は「対魔忍と関わるときだけ具合が悪くなってしまう」ということなのではないかと思われます。
ロクに内部事情も知らない自分がこんなことを言ってもアレですが、自分が葵渚先生の立場だったら、十数年来の付き合いの仕事先がたった数ヶ月〜1年位でカオスな状態になって縁切りを考えないといけなくないレベルに変貌したら病むに決まってます。重度の鬱になると何をしても楽しめなくなりますが、そこまで悪化する前であればストレス源から離れれば回復できるので、葵渚先生もそういう状態に陥っているのではないかと。
なんにせよ、色んな意味で葵渚先生にはお疲れさまでしたと言う他無いです。きらら、ラグナロク、凜子、ゆきかぜ、アスカ、この辺には何度息子がお世話になったか分かりません。恐らく、もう二度と葵渚先生が描く対魔忍を見られず、葵渚先生以外が描く彼女たちのことは同人作品のようにしか見られないのが残念で仕方ないです。
こんな形でもう葵渚先生が描く彼女たちが見られなくなるのは悲しいですが、良い思い出まで失われるわけではないので、これからも葵渚先生が生み出してくれた彼女たちを愛し続けようと思います。本当にありがとうございました。
こんな状況でコラボイベントだぁ!
さて、葵渚先生の降板と時を同じくして、対魔忍RPGではコラボイベントが発表されました。これまでこのゲームのコラボイベントは年イチか二年に一回くらいのペースだったはずなので、たった数ヶ月で今年二度目のコラボが来るとは驚きです。
コラボ相手となったのはバジリスク。同じ忍者系作品ということで、世界観的には面白いコラボだと思いますが、肝心のコラボの内容が非常に残念な内容となっていて、コラボイベントが始まる前から失望の声が上がっています(こんなゴタゴタの中でまたコラボというだけでもアレですが)。
どういうことかというと、「エッな回想無し」「ボイス無し」「原作者の絵無し」と、対魔忍RPGでコラボする必要を全く感じられない情報が既に公開されているからです。
回想が全年齢仕様なのは他の一般作品コラボでもそうだったのでいいとして(そもそも一般作品とコラボする旨味があるのかはともかく)、同じく一般作品コラボだったBLACK LAGOONの時は広江礼威先生が描いたレヴィたちと、アニメと同じ豊口めぐみさんらのボイスが楽しめたので、今回のバジリスクコラボはあまりに虚無過ぎます。本当にキャラを借りてきただけのコラボで、誰を喜ばせるためのイベントなのかがさっぱり分かりません。
BLACK LAGOONコラボですら、「BLACK LAGOONとコラボすげぇぇぇぇぇ」という声と「一般作品とコラボしてどうすんだ……?」という声が両方あったのに、バジリスクファンに見向きもされなそうなコラボ内容で、全く集客に繋がらなさそうです。まぁ、集客したらしたで外部の人にどんどん今の対魔忍RPGの惨状が広まっていくだけになりそうですが。
そして、今回のコラボイベントはレイドイベントとなっています。ゲームがバグ祭りになったあの日から基本的にストーリーイベントの更新のみになっていて、先日、久しぶりにレイドイベントが行われたんですが、これがバグまみれで大変悲惨でした。
救援を出しても人によっては全く援護が集まらなかったり、逆にピラニアの群れが如く一瞬で食い尽くされたりで環境が安定せず、チーターが蔓延りMVPを奪取。バグでレイドチケット(魔界級)が消えることもあり、協力ゲームとしても対戦ゲームとしても成立していない状態。「今のままでレイドイベントなんてやって大丈夫なのか?」という声を無視して突っ走り、案の定大丈夫じゃなかったです。
その後もレイドイベントが行われる度に同じ問題が巻き起こり、チーターが楽しそうに報酬を取りまくる下で、一般ユーザーはバグと高難易度にストレスを溜めるどうしようもない環境が構築されました。その流れのまま今回のコラボイベントなので、間違いなくコラボイベントも問題だらけのゲーム性になります。
コラボ内容にもゲーム性にも全く期待ができず、「例の日」になってしまったアリスソフトコラボと同じように、コラボ先に泥を塗るだけのイベントになりそうな雰囲気があり、やる前から死臭が漂っています。コラボイベントはやりましょうと言ってすぐにできるもんでもないので前から日程等々決まっていたんでしょうが、負け戦と分かって乗り込みに行かざる得ないような哀愁が漂っています。
実は今年は対魔忍シリーズの始祖である「対魔忍アサギ」の20周年の年になります(2005年10月発売)。対魔忍RPGも2018年9月25日にサービス開始ということで7周年が迫っており、ダブルでおめでたいまにんな年になるはずでした。本来はそのめでたい年に合わせて積極的なコラボを企画していたんだと思いますが、その結果がコレとは、頑張ってきた関係者や応援してきたファンが報われませんね。
今のサ終待ったなしの流れだと、20周年までは引っ張って最後の集金をして、その後にサービス終了のお知らせが既定路線になっているのではないかと感じます。今年の3月までは何の問題もなさそうに動いていたオンラインゲームがたった数ヶ月でこんなことになるなんて、今でも悪い夢を見ているようです。葵渚先生を始めとした関わりのあるクリエイターの方々も、もしかしたらそういう気持ちなのかもしれません。
【退職のご報告】本日、最後の出勤を終えました。 pic.twitter.com/4SPo1hgUs9
— マッスル☆カーニバル (@muscleScarnival) July 14, 2025
長年LiLiTHで働いていたライターの方も退職され、内からも外からも人が離れていっている現状。対魔忍RPGが終わるか終わらないかも大事ですが、対魔忍RPGが終わった後に対魔忍というIPが再起できるかも大事で、現状ではもう立ち上がれる体力も信用も残っていないように見えてしまいます。(まだアクション対魔忍が残っているとはいえ)。
20周年まで残り約2ヶ月。バジリスクコラボも含めてどうなるのか、最期まで見届けたいと思います。
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