見てください、この曲線美。ドライブシャフトにグリスを充填してやりましょう。クラシックでラグジュアリーなグランドツアラーであるJB700は、1965年以来、酔っ払った女たらしの英国人スパイに愛用され続けています。タキシードのホコリを払い、思わせぶりな殺し文句を口にし、旅の景気づけにマティーニを一杯飲み干したら、残った客の陰口に見送られて千鳥足で出かけましょう。安全のため、この車両の秘密武器の類は取り外されております。
(Legendary Motorsportでの解説)
英国が産んだ名車、JB700。金持ちの車愛好家から世界を飛び回る特殊工作員まで、様々な人に愛された車です。ロマンたっぷりの1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:デュボーシー(Dewbauchee)
名称:JB700
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$350,000
モデル車の考察
モデルはアストンマーティン DB5ですかね。映画「007」シリーズの3作目、「ゴールドフィンガー」にて、主人公ジェームズ・ボンドが駆る改造マシンとして登場。以降のシリーズ作品における「ボンドカー」の伝統を作ったことで有名ですね。名前のJB700は「James Bond」のイニシャルと、007を並べ替えてつけられたものでしょう。
ただ、DB5そのままではなく、フロントマスクが弄られています。DB5より大きく、カバーが付けられたヘッドライトを見ると、先代のDB4、その高性能バージョンであるDB4GTザガートでしょうか。
ちなみに、過去作の「GTA:LONDON 1969」では、「James Bomb(ジェームズ・ボム)」という名前の車が登場しています。この車も007オマージュの車で、やはりシルバーのDB5がモデルでした。
(GTA:LONDON 1969のジェームズ・ボム)
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりました(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
フル改造をすればそれなりに走れる車になりますが、ノーマルだとかなり加速に難があります。特に初速からの立ち上がりが重たいので、エンジンなどに手を入れて加速を良くしましょう。一度スピードに乗れば、あとはスムーズです。
また、オーバーステアが強めで、低中速コーナーではリアがズルズル滑るので気をつけましょう。慣れれば楽しい挙動なんですけどね。
カスタマイズ
この車固有の外装パーツは一切無く、ホイールやペイントなど全車共通の改造項目しかありません。外装で楽しむのは厳しいですね。
クラクションは特殊タイプなので、この車の特別感を残したいならそのままにしておきましょう。
感想
GTA5のストーリーでは、この車に乗って撒菱、機銃、イジェクトシート(助手席)の3つの機能を使うミッション(「エージェント」と「オーバーロード」)がありますが、この機能はミッション内限定で、レジェンダリー・モータースポーツで購入したモデルは解説文で書かれているように特別な機能を持たないただの車です。
GTA5及びGTAオンラインの初期は戦闘車両なんて無かったので、この車にも武装が何も無いのは普通でした。が、戦闘車両が沢山出てきた今となっては、せめてこの車も機銃くらいは使えるようにしてくれよと思うのですが、アップデートされる気配はまるで無し。残念。常に剥き出しの機銃は飾りです。
なので、諸々含めて雰囲気を楽しむ車でしょう。実用性には乏しいので、ボンドごっこをしたりして遊びましょう。どうしても機能を使いたいなら、ミッションのリプレイを。
……と思っていたら、「ダイヤモンドカジノ強盗」アップデートでまさかの武装を(大体は)再現したJB700Wが登場。JB700Wも若干理想とは違う仕様になってしまっていますが、ギミックが付いていて機銃の脱着が出来る分こちらのJB700より再現度が高く良い車です。というか、こっちのJB700が勝ってるところは値段の安さしかないですね。お金があるなら迷わずWの方を買いましょう。
モデル車について
アストンマーティン DB5
英国の高級自動車メーカー、アストンマーティンが制作するDBシリーズの1台。それまでもモータースポーツなどの活躍で知られるアストンマーティンだったが、DB5が007作品に抜擢されたことで、世界的な知名度を得ることになる。「ゴールドフィンガー」に出演したDB5は様々なギミックを披露し、ファンに強烈な印象を残す。そこから「様々な機能でボンドを助ける愛車=ボンドカー」の伝統が生まれ、その始まりとなったDB5は象徴的なマシンとして愛されている。
アストンマーティン DB4
1950年代、アストンマーティンはモータースポーツの世界で黄金期を迎え、そこで得たノウハウからDB4を作り出した。その性能は非常に高く、当時のスポーツカーたちの中で世界最速を争うほどのものだった。しかし、アストンマーティンは満足せず、DB4が製造された5年間の間に進化系のDB4GT、DB4GTを更に進化させたDB4GT ザガートを制作。このDB4からDB6の系譜は、アストンマーティンを世界有数のスポーツカーメーカーに押し上げた。
フォトギャラリー
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改良版→JB700W
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