上位0.1%の富裕層には、2種類の人種が存在します。ご想像ください。ロスサントス国際空港へ近づく乗り心地の良いプライベートジェットの窓から外をじっと見つめる、脳下垂体に問題ありで頭髪も寂しい証券アナリストか…はたまた拡張可能なウイングと前部マシンガンを搭載したロケットパワーのハイパーバイクに乗って、尻を見せ雄たけびを上げながら走り去っていく輩…さて、あなたはどちら側に属するのをご希望ですが?
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「銃器密造 アップデート」で追加されたオプレッサー。空を飛び敵を追い詰めるスーパーバイクです。恐怖を振りまく1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ペガッシ(Pegassi)
名称:オプレッサー(Oppressor)=圧制者(英語)
分類:バイク(航空機)
乗車定員:1人
購入価格:$2,750,000(機動作戦「データ漏洩」「業務上対立」クリアで$2,067,669に値下げ)
備考:改造は乗り物ワークショップでのみ可能。武装車両のためパッシブ不可。マップ上では専用アイコンで表示。
モデル車の考察
モデルは、アメリカのテレビドラマ「驚異のスーパー・バイク ストリートホーク(原題:STREET HAWK)」に登場するストリートホークですね。様々なギミックを搭載し、犯罪者と戦う主人公をサポートしていきます。
オプレッサーもストリートホークのように様々なギミックを搭載していて、使いようによってはモデルの「ハイパースラスト」「垂直上昇システム」のような動きもできるでしょう。
ちなみに、このドラマは「ナイトライダー」を作ったユニバーサル・テレビジョンが制作したドラマなので、両者をモデルにするオプレッサーとルイナー2000は親戚のようなものかもしれませんね。
製造メーカーですが、ストリートホークはホンダのバイクがベース車両なのでディンカ製でもいいような気もしますが、ペガッシ製となっています。
後のアップデートでタイヤが無くなり完全飛行となったオプレッサー Mk2が登場しました。どこへ行くんだどこまで行くんだグランド・セフト・オート。
登場時の価格は$3,524,500(割引ありで$2,650,000)でしたが、「ロスサントス・ドラッグウォーズ」アップデートで価格改定が行われ、$2,750,000(割引ありで$2,067,669)に値下がりしました。登場時こそ空飛ぶバイクとして暴れまわった1台ですが、“本物”の空飛ぶバイクが出てきたせいですっかり需要が無くなってしまいましたからね。
走行性能
普通に乗っても結構速くて乗りやすいバイクですが、いくつかのギミックにより凄まじい速さの乗り物に変貌します。
1つはブースト機能で、一瞬で最高速に達するこのブーストを使えば速さでは負けなしです。ブーストの発動時間は短めですが、その分リチャージも早いのでこまめに使うことができます。
そしてもう一つの機能が飛行。格納されているウイングを出すことで、飛行機のように機首を上げて空を飛ぶことができます。空を飛んでいる間は推進力が無いので、飛行機のように飛ぶというよりはグライダーのように滑空することになります。この癖が強い操作に慣れるのは大変ですが、慣れてしまえば殆ど飛行に近い形で空を飛ぶことができます。
この2つの機能を併せて使うことで、ブーストで加速して滑空、またブーストで加速して滑空と、地形を無視しながらスピーディーな移動ができるようになります。ブーストは空中にいる間はリチャージされず、地面に着地するとリチャージが開始されるシステムですが、地面への接地は一瞬でもいいので、ブーストが無くなったらチョンと触るように一瞬だけ地面に接地してリチャージするとスムーズに飛び続けることができます。
ちなみに、飛行モード中は慣性の効き方が変わり、ブレーキが殆ど効かなくなります。それ以外にも、スティック操作でフワフワと浮き上がってしまうので、地上を走るときは必ず飛行モードは解除しておきましょう。
滑空ということで、一度飛ぶと着地点への細かい調整が難しく、目的地にピンポイントで降りるのは難しいですが、オプレッサーに乗ると自動的にパラシュートが装備されるので、「これは行き過ぎちゃうな」と思ったらオプレッサーを乗り捨ててパラシュート降下で目的地に行くのも手です。その際は、オプレッサーを水没させて高い修理費を支払うことにならないよう注意。
このように、普通のバイクを超越した使い方ができる乗り物ですが、データ的には「バイクであり航空機でもある」という扱いになっているらしく、フリーモードのタイムアタックイベントでは「航空機だからダメ」となって挑戦できません。その一方で、MCプレジデントだとオプレッサーはバイク扱いでいつでも呼び出し可能と、曖昧な扱いです。
機動作戦の「データ漏洩」と「業務上対立」でオプレッサーを使うことができます。ここでのオプレッサーは壁などに激突しても振り落とされず、ミサイルを無限に撃てる特別仕様となっています。折角なので暴れまくりましょう。
強盗:ドゥームズデイ第2幕の調達ミッションでも、オプレッサーを使わせてもらえる場面があります。ここでのオプレッサーはマシンガンしか使えない微妙な仕様ですが、それよりも気になるのはマップ上でのアイコンがオプレッサー専用アイコンではなく、飛行機と同じアイコンになっていることです。確かにバイクとは思えない1台ではありますが。
戦闘能力
上記の飛行能力により、恐ろしい戦闘能力を持つ車両となっています。
初期ではマシンガンを撃つことしかできず、ドライブバイもできない火力不足のバイクですが、乗り物ワークショップでミサイル(地下基地での研究で解除)を付けると一変します。20発のミサイルはルイナー2000などの超誘導ミサイルには劣りますが十分な誘導性能なので、飛行しながらこのミサイルを撃っていけば対車両での戦闘では圧倒的な優位に立てます。地上の乗り物がオプレッサーを捉えることはほぼ不可能でしょう。
ただ、滑空ということで敵との距離を調整しながら攻撃するのが難しいことと、バイクなので乗員は剥き出しの状態になるため銃撃に滅法弱いのが弱点です。この弱点を克服できるようなテクニックを身につければ、オプレッサーは恐ろしい攻撃力を持った車両として使えるでしょう。
更に、オプレッサーの価値を増すのが、MCプレジデントのバイク呼び出しでいつでも近くに持ってこれること。CEOでのバザードのように運用できるでしょう。
非常に優秀な移動能力と戦闘能力を持つこのバイクの難点は、武装の乏しさ。マシンガン装備ならマシンガンのみ、ミサイル装備ならミサイルのみ使用できる状態になるので、汎用性は低いです。マシンガンはそもそも話にならず、ミサイルを装備するととにかく破壊しかできないので、車や物を奪うミッションでは攻撃手段を失ってどうにもできなくなることも。オプレッサーには「移動」と「破壊」だけを任せるようにしましょう。
カスタマイズ
パーツはそれほど多くないですが、マットガードなど一通り手を加えることはできます。また、迷彩柄のペイントなどボディーペイントも用意されているので個性を出しやすいでしょう。
一部のボディーペイントは地下基地の研究開発によってアンロックされるので、迷彩柄を楽しみたいなら研究を進めましょう。
感想
条件付きとは言え空を飛べて、ブーストで凄まじい加速ができて、誘導性能最高のミサイルが使えるというのは有能にも程がある性能ですね。フリーセッションでビジネスなどを頑張るなら心強い相棒になってくれるでしょう。
ただ、万全の状態で運用できるようにするまでのハードルがかなり高いです。割引を効かせるためには機動作戦センターで機動作戦をクリアする必要があり、買ったとしても乗り物ワークショップがないと改造できない、ミサイルを装備するには地下基地での研究を終わらせる必要がある、とお金も手間も掛かります。
ミサイルが無くてもマシンガンは使えるし、移動手段としては申し分ないですが、折角オプレッサーを使うならミサイルがないと効果半減なので、迎え入れる準備がちゃんと整ってから購入した方がいいでしょう。
モデル車について
ストリートホーク
ユニバーサル・テレビジョンが「ナイトライダー」「超音速攻撃ヘリ エアーウルフ」に続いて制作した特撮アクションドラマ、「驚異のスーパー・バイク ストリートホーク」に登場するスーパーマシン。ストリート犯罪撲滅を目的として、政府特殊機関により制作されたこのバイクは、あらゆる特殊ギミックでライダーをサポートする。目玉となる機能は「ハイパースラスト」で、一瞬で時速300マイル(約480km/h)に加速しつつ、自動で障害物を避けながら目的地に到達する。レーザーキャノンなど武装も充実しており、悪を容赦なく追い詰める。
フォトギャラリー
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