「ダイヤモンドカジノ&リゾート」アップデートでは多くの変更が行われましたが、その中に「武装車両に乗っている間はパッシブモード禁止(パッシブ中に乗り込んだら強制解除)」があります。
武装車両に乗りつつパッシブモードで粘着し相手が隙を見せたところでキル、キルしたら即座にパッシブモードで逃げるなどのPK戦法を禁止するためにとられた処置だと思いますが、環境の変化は思わぬ影響を及ぼすもの。良い影響と悪い影響が及んだ車たちを見ていきたいと思います。
要らない子から特別な子へ?
これまで上位互換のトラックがあったため「これ要る?」扱いされていたインサージェントですが、武装が無かったことが功を奏し「強力な装甲付きでパッシブ可能な車両」としてトラックとの差別化に成功。だからといってインサージェントの価値が跳ね上がったわけではありませんが、少なくとも存在価値すら分からなかった状態よりは扱いが良くなったと言えます。
ロケットヴォルティックは、ブースト付き車両たちが軒並みパッシブ禁止となった中で、唯一の「パッシブ可能なブースト付き車両」の立場を確保しました。ブースト付き車両の中では最も性能が低く、それでいて非常に割高なロケットヴォルティックでしたが、安全な状態でブーストを使える車両として少しは価値が高まったでしょう。
なお、タイムトライアルには他の武装車両同様に参加できない模様。なんでや!
武装が付いてるばっかりに……
この仕様変更で大きく被害を被ったのは純正でマシンガンなどの武装が装備されている車両たち。武装の付け外しができる車両なら、武装を外すことでパッシブモード可能になるのですが、悲惨なのは大した戦闘能力も無いのに武装が外せない車両。
中でもアーデントは、外せないへなちょこマシンガンのせいでほぼ戦闘能力皆無なのにパッシブモード不可になってしまいました。誰も武装車両として使っていないであろう車がパッシブ不可になってしまうのは仕様変更の大きな弊害ですね。武装の取り外しができるようになればなぁ。
ちなみに、同アップデートで追加された装甲パラゴンはマシンガン装備にも関わらずパッシブ可能。マシンガン装備の車なんて戦闘能力が無いも同然なので、みんなこの処置にしてほしいですね。
それ以外の影響としては、オプレッサー Mk2やバザードなど、あくまで移動用として使いたい武装車両もパッシブ不可で危険に晒されるのが少し困りものですね。安全に長距離を移動する手段が変わってきます。
それは武装か?
今回の仕様変更で各車両が武装車両なのかどうなのかの線引きがハッキリしました。が、その線引きが納得できるものなのかどうかはまた別問題。
放水ができるライオット水砲バンは武装車両扱いでパッシブ不可に。確かに放水にも攻撃力はあるけど、「武装」として扱われるとちょっと不思議な気分ですね。これでパッシブ禁止になるのは割に合わないというか。同様の理由で消防車もパッシブ不可になっています。水こわい。
他にも、車体そのものが武器と判定されたのかランプバギーとファントムウェッジもパッシブ不可になっています。確かに武装っちゃ武装なのかもしれないけど、うーむ。
タイムトライアルにも影響あり
上のロケットヴォルティックの話でさらっと触れましたが、武装車両のパッシブ禁止は意外なところにも影響が出ていて、それがタイムトライアルでの武装車両禁止です。
タイムトライアル中はパッシブモード扱いとなり他プレイヤーからの干渉を受けなくなる仕様となっていますが、そのため武装車両で参加しようとしてもパッシブモードに出来ないので弾かれる、という仕組みのようです。
これにより、タイムトライアルはヴィジランテでドッカンなんてこともできなくなりました。その方が健全な気もするのでこれは良い変化だと思います。
まとめ
セッション内での迷惑行為が抑えられたのでこの仕様変更自体は歓迎したいのですが、それによって悪い影響を受けた車両のちょっとした救済とかは何か欲しいですね。武装の付け外し、みたいなテコ入れはあまり期待できないので、割引の頻度を増やすとか?そうでもしないと半端な武装車両は益々使い物にならなくなってしまうのでなんとかしてほしいです。
関連コンテンツ