90年代のプロレスシーンでは「やりすぎ」とまで言われたアルバニーのラーチャーは時代をリードしてきた車です。時代が変わったアメリカ合衆国で、この忘れ去られた宝石は今再び国中で葬儀という名のばか騒ぎには欠かせないものとなっています。遺産を残そうなんて考えずに、自分の葬儀を派手に飾って誰も聞きたくないような自己主張をしましょう。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ハロウィン・サプライズ」アップデートで追加されたラーチャー。人生の終わりについて考える時期が来たら、まずは自前の霊柩車を用意してみてはどうでしょうか。葬儀場から地獄まで世界最速で運んでくれる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:ラーチャー(Lurcher)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$650,000(ハロウィン期間限定販売(1度購入すればいつでも購入可能))
モデル車の考察
バッカニアをベースに霊柩車化された車両ですが、モデルはビュイック リヴィエラ(初代)ではなく、ジョージ・バリス氏がデザインした「カーゴイル(kargoyle)」でしょう(画像)。1967年式のキャデラック霊柩車を改造した車両で、ジョージ・バリス氏は初代バットモービルなどのデザインを手掛けたデザイナーでした。
バッカニアをベースにしているためか、霊柩車なのにマッスルカーカテゴリに入っています。アメリカでは霊柩車を自家用車にしたりドラッグマシンに改造したり霊柩車ミーティングがあったり独自の文化が存在するため、ラーチャーのような改造霊柩車も実際に存在します。日本ではまずお目にかかれないでしょうね、色んな意味で。
ロメロ霊柩車はベースのワシントンとメーカーが違っています(チャリオット)が、ラーチャーはベースのバッカニアと同じメーカー(アルバニー)となっています。チャリオットの追加車両が登場する日は来るのでしょうか。
走行性能
霊柩車と思って侮るなかれ、性能的にはバッカニアと近く、霊柩車というよりマッスルカーとして乗れる車でしょう。
トラクション性能は低いものの加速はまぁまぁで、最高速も伸びるので直線が長ければ快適に走れます。そして、ハンドルを切ればズルズルとオーバーステアが出てきます。この辺りはマッスルカーらしい動きですが、後ろに重量物があるためこの傾向はより顕著に出ます。
総合的には、後ろが非常に重たくなったバッカニアと評価できます。そのまんまじゃねーか!とりあえずロメロ霊柩車とは比べ物にならない性能ですね。
カスタマイズ
固有の外装パーツは基本的にバッカニアと同じで、バンパーやボンネットなどが数種類。大きな違いは2種類のボディーペイントが用意されていることと内装でボブルヘッドを置くことが出来ることでしょう。ボディーペイントは2種類とも力の入ったホラーなペイントでカッコいいですね。
また、純正で装備されているクラクションはパイプオルガンのような音がする特別仕様で、鳴らす度に音階が変わる(4段階)こともあり鳴らして遊ぶと結構楽しいです。
感想
期間限定販売の特別車両ということで、随所に遊び心を感じる楽しい車ですね。霊柩車なだけでも特別な車ですが、ボディーペイントやホーンだったり、トランクの中の怪物だったり、他の車には無い特徴が満載です。
弄れる部分は多くないのが残念ですが、登場時期の早い車ですしそこは仕方ない部分ですね。ホラー感溢れるデザインに魅力を感じるなら購入してもいいのではないでしょうか。
忘れてるとビビるねん #PS4sharehttps://t.co/tBtC4et9Zd pic.twitter.com/4L0xipWDnB
— 麻乃ヨルダさんと他9999人 (@yolda2s) 2019年10月13日
フォトギャラリー
関連コンテンツ
あなたの愛車を記事に載せませんか?→【GTAオンライン】衝撃!PS4版でエディターが使えなくなる!?〜当ブログに愛車の写真大募集!
ベース車両→バッカニア
ジョージ・バリス繋がり→フランケンシュタンゲ
他の霊柩車→【GTAオンライン】Wasted後も安心!〜霊柩車まとめ
他の期間限定販売車→【GTAオンライン】見つけたら確保!〜期間限定車まとめ
これまでのGTA5/GTAオンライン車レビューまとめはこちら