「最大馬力大賞」、「最低ハンドリング大賞」、「事故で一番よく燃えるで賞」などを受賞しているデクラスのタンパは、60年代を見逃したあなたにそのクールな気分を届けます。さあ、エンジンを点けて、夕日に向かって旅立ち、人気のない田舎の道路際で事故死して伝説になりましょう。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ウインター・サプライズ2015」アップデートで追加されたタンパ。スクラップ置き場でよく見たあの車にも、こんなに美しい姿の時代がありました。輝きを取り戻した1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:デクラス(Declasse)
名称:タンパ(Tampa)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$375,000
モデル車の考察
全体的なモデルは1970年式のダッジ ダート デーモンでしょうか。それ以外では、シボレー ノヴァ(第3世代)のようなルーフと側面、1968年式ダッジ チャージャーのようなリア、1969年式のフォード マスタング BOSS 302のようなペイントなど、マッスルカー詰め合わせのようなデザインとなっています。
過去作ではサンアンドレアスに登場していて、その頃は見た目がボロボロのパーツ取り車のような車でした。ミッションでも銃の試し撃ちの的にされたり、車両爆弾として扱われたりよく壊される車でした。そしてザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニーで再登場し、今のスタイルになりました。
(SAでのTampa。爆薬を積んだこの車でロコ・シンジケートの薬品ラボをぶっ飛ばしたミッションが思い出深い)
後のアップデートで派生モデルのドリフトタンパ、戦闘用タンパが登場しました。
走行性能
特性そのものは典型的なマッスルカーといった感じで、トラクション性能が低くリアを滑らせます。ただ、動き方は穏やかで暴れるような走りはしません。セッティングを決めて丁寧に乗るようにすればそれほど扱いにくい車ではないでしょう。
発進時はアクセル全開だと思いっきりホイールスピンさせてしまうのでアクセルコントロールをし、少しスピードが乗ってくるとそこから最高速までの加速は良好。最高速もそこそこ出るのでストレートスピードは十分でしょう。
コーナリング面ではオーバーステアが気になりますが、一瞬でグリップを失うのではなく緩やかにスライドが始まるのでコントロールは難しくありません。トラクションが入りにくい低中速コーナーで注意しながら走ればそれほどオーバーステアは問題にならないでしょう。ブレーキング性能もマッスルカーにしては高めなので、割と扱いやすい車だと思います。
カスタマイズ
外装パーツの数自体はそれほど多くありませんが、チンスポイラー、グリル、ペイントルーフなどマッスルカーに欲しいパーツが一通り用意されているので満足できるラインナップです。モデルとなっている様々な車の再現も出来るので楽しく改造できますね。
サブカラーを変更することでボディーペイントのようになっている部分の色を変えることが出来るので、カラーリングで特徴を付けることもできますね。
車両取引のビジネスではスタンダードレンジ枠の車で登場するので、そこでカスタマイズを試したり試乗したりするのもいいでしょう。
感想
良くも悪くもマッスルカーらしい車ですが、マッスルカーらしさを残しつつ扱いやすい挙動で、カスタマイズも十分に楽しめる良い車だと思います。デザインも各モデルの要素がまとまっていて綺麗でいいですね。
価格は今となっては安価な方で、それなりの価格で遊べるマッスルカーが欲しいなら選択肢に入れていい車だと思います。ただ、もう一声出せるならもっと性能が高めでカスタマイズの幅が広いマッスルカーも選べるので、カテゴリー内の立ち位置は中途半端になっているような気もしますね。
モデル車について
ダッジ ダート(第4世代)
1960年に初代が登場したダッジ ダートは、ショートホイールベースのフルサイズカーとして生まれ、その後代替わりする度にサイズが小さくなっていった。1967年に登場した4代目はフルモデルチェンジによりスタイルが一新され、ボディサイズもコンパクトクラスに。このモデルチェンジが成功し、3代目まではパッとしなかったダートの人気が上昇。ライバルであるフォードやGMのコンパクトクラスを凌ぐ売り上げを記録した。好評だった4代目は1976年まで販売され、ダッジ アスペンにバトンを渡して廃止。次に「ダッジ ダート」と名付けられた車が登場するのは約35年後の2012年になってからだった。
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