もしあなたがこのスクーターを見て自分の個性を主張するための改造が全然足りないと思うなら(どうせそう思ってるでしょうが)ご安心ください。もうあなたの数分に及んだ模索の時代は終わります。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「バイカー」アップデートで追加されたファギオMOD。大昔のイギリス文化にかぶれた人か、愛車にそこら中からかき集めたライトやミラーを取り付けたがる変質者にオススメのスクーターです。白紙のキャンバスである1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ペガッシ(Pegassi)
名称:ファギオMOD(Faggio MOD)
分類:バイク
乗車定員:2人
購入価格:$55,000
モデル車の考察
車体のデザインそのものはベースのファギオから殆ど変わっていませんが、カスタマイズの幅が大きく広がりモッズ系のカスタムが出来るようになりました。純正の状態でもガードバーやフォグランプが装備されています。
ではモッズとはなんぞやというと、1950年代後半から60年代中頃のイギリスで流行した若者のスタイルのことです。三つボタンのスーツとミリタリーコート(モッズコート)を合わせた独自のファッションスタイルに身を包み、ソウルミュージックやR&Bといった黒人音楽を嗜み、夜な夜なクラブで踊ったりファッションを見せ合ったりするのがモッズスタイルです。
服を汚さないよう、モッズの人々が移動手段として用いたのはエンジン剥き出しの一般的なオートバイではなくスクーターでした。初めは皆ただのスクーターに乗っていましたが、段々と自分のスクーターをデコレーションするようになり、中でもフロントにフォグランプやミラーを大量に追加して迫力を出すカスタムがモッズスタイルとして定着していきました。
ファギオのモデルであるベスパはモッズカスタムのベースによく使われた車両なので、ファギオをモッズ仕様に改造できるのは古きイギリス文化を愛する人なら堪らないのではないでしょうか。
ボディーペイントの元ネタ
クラシックは映画「さらば青春の光」で主人公ジミーが乗っていたランブレッタ Li 150 シリーズ3 スクーターがモデルだと思われます。
走行性能
基本的な性能は見た目通りスクーターそのものですが、ベースのファギオよりも高性能となっています。つまり、ファギオスポーツよりも高性能です。
エンジン音が2ストのような音に変わっているので、ベースのファギオからエンジンが換装されているようです。性能が上がっているだけでなく、よりクラシカルな雰囲気を楽しめるようになっているのがいいですね。
カスタマイズ
ボディワークの項目で多岐に渡る改造が出来るようになり、自由自在に見た目を変えられるようになりました。モッズスタイル用のフォグランプやミラーだけでなく、バックレストやラックに風除けのフロントガラスの追加、シートの交換などモッズスタイルに拘らなくても様々な改造が施せます。
ボディーペイントも味のあるものが揃っていて、モッズスタイルの象徴であるイギリス空軍のラウンデルがペイントされたものから、イギリス風にユニオンジャックが描かれたものやベスパの故郷であるイタリアの国旗をモチーフにしたもの、更にはアーティスティックなものや錆ペイントもあり、どれもオシャレで目移りしてしまいます。
感想
楽しい!可愛らしいスクーターを自由に弄るのがとても楽しいです。カスタム費用は結構お高いですが本体は非常に安価で手に入れやすいのも良いところで、遊びで1台持っておくと良い気晴らしが出来るかもしれませんよ。
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