ブラヴァドのマーケティング部門は消費者に必要なものを心得ています。肥大化し過ぎたエレクトロニックダンスミュージック世代向けに、1960年代のマッスルカーを復活させました。これはアグレッシブなドライバー向けのアグレッシブな1台です。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
警察車両にも採用されているバッファロー。アメ車はデカくてハイパワーでないといけません。古き良き時代を蘇らせる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ブラヴァド(Bravado)
名称:バッファロー(Buffalo)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$35,000
モデル車の考察
モデルはダッジ チャージャー(LX型)ですかね。解説文での「1960年代のマッスルカーを復活させました」という一文も初代チャージャーのリバイバルモデルとなるLX型を意識しています。フロントマスクには第5世代のフォード マスタングの要素も見受けられます。
モデル的には初代チャージャーをモデルにするデュークスと関係があってもおかしくなさそうですが、デュークスのメーカーはインポンテ(モデルはポンティアック)でメーカーからして違うため関係性はなさそうです。というかなんでデュークスがインポンテなんだろう。
複数の派生バージョンがある車で、特に有名なのはオフラインの主人公フランクリンの愛車にもなっているバッファローS。こちらは2012〜2014年のチャージャー SRT8(LD型)がモデルで、設定的にバッファローの高性能モデルなのかバッファローの後継車の高性能モデルなのかはハッキリしませんが、とにかくこちらのバッファローより新しいモデルなのは確かです。「契約」アップデートでは更に新しいバッファローSTXも登場しました。
警察車両にも使われていて、バッファロー版のポリス・クルーザー、FIB仕様の黒い覆面車両が存在します。どちらもノーマルのバッファローより性能が強化されています。
過去作ではサンアンドレアスで登場。第3世代のシボレー カマロに、オペル マンタB2のようなヘッドライトを合わせたスポーツカーでした。カタリーナの隠れ家に固定配置されたり、憎たらしい汚職警官エディ・プラスキーの愛車だったりとストーリー上で目にする機会が多く、高性能なFRスポーツカーだったためよく覚えているプレイヤーは多いのではないでしょうか。
(SAでのBuffalo。ZR-350と並べてFDとFCみたいに扱ってた思い出)
GTA4では最初チャージャーがモデルのパトカー版だけが登場していて、ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニーから通常版のバッファローが登場、GTA5でそのまま続投という経緯になっています。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。とはいえ、野良湧きする車なので入手は容易でしょう。(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
モデル的にはマッスルカーカテゴリーでも良さそうな車ですがカテゴリーはスポーツカー。走りもスポーツセダンらしい落ち着きのあるものに仕上がっています。
加速性能と最高速度はスポーツカーの中では平均クラス。速さそのものは平均的なこの車で特筆すべきは走りの安定感。路面にしっかりとグリップし、ニュートラルなハンドリングでスムーズにコーナーをクリアしていきます。やや動きに重たさはありますがそれも安定感だと思えば気になりません。
ブレーキの性能は最高クラスでどんな路面でもしっかりと止まってくれます。トラクションも重量級FRとは思えないほど良く、誰でも扱いやすくその気になれば結構速い初心者〜中級者向けの車と言えます。パトカーのベースになるのも納得か。ボディの耐久力も初期車にしては高めです。
カスタマイズ
バンパーやスカートなど一通り改造項目はあるものの、用意されている各パーツは1種類のみで、どれも純正とほぼ変わらないシンプルなもの。見た目は殆ど変えられないですね。
感想
モデルを考えるとちと走りが大人しすぎる気もしますが、よく走って乗りやすくて良い車です。難点があるとすれば、上位互換とも言えるバッファローSがフランクリンの愛車ということでノーマルのこちらは影が薄いことでしょうか。改造も殆どできませんし、よっぽどこちらが気に入っているとかでない限りバッファローSで十分ですね。野良湧きしないバッファローSに対しこちらは野良湧きするので、アシが見つからない時にはお世話になりましょう。
モデル車について
ダッジ チャージャー(LX型)
1960年代後半に登場し、マッスルカーの代名詞となったダッジ チャージャー。そのチャージャーをリバイバルさせる計画が持ち上がり、2005年に新たなチャージャーが誕生した。大柄なボディにハイパワーなエンジンを載せたいかにもなアメリカンマッスルカーに仕上がっており、往年のファンや若い車好きを喜ばせた。デビュー当初はV6エンジンを積むモデルしかなかったが、翌年の2006年には往年のスポーツグレードと同名である「チャージャー デイトナ R/T」が登場し、そのモデルには初代と同じくV8エンジンが積まれた。2011年からはより洗練されたデザインのLD型が新登場し、今もなお進化を続けている。
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