The 2000s didn’t give us much except disillusionment. But for those who remember, they also gave us the high-performance ZZ-8, the greatest model in the Ruiner lineage.
The Imponte Ruiner ZZ-8, now available from Southern San Andreas Super Autos: https://t.co/mQTVEr24tJ pic.twitter.com/HbXCKJ8nQL
— Rockstar Games (@RockstarGames) August 18, 2022
平均的なミレニアル世代が人類の歴史上最もどうでもいい中年の危機に突入していますが、有能な連中と無能な連中を見分ける方法がこちらです。2000年代の思い出について質問しましょう。もし回答がハイパフォーマンスなTトップのZZ-8でなかったら、いち早く相手に見切りをつけましょう。
(ロード画面での解説)
あなたにとって、2000年問題は何でもありませんでした。テロとの戦いにも脅かされていませんし、大不況の波が押し寄せても生き続けています。2000年代は、私たちに幻滅以外はとくに何も与えてくれませんでした。しかし、記憶が良い人は、ZZ-8というルイナー史上最高の高性能スポーツカーがその時代に存在していたことを忘れてはいないでしょう。
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「犯罪事業」アップデートで追加されたルイナーZZ-8。人々を魅了した不死鳥の最期の羽ばたきです。20世紀を生きた1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:インポンテ(Imponte)
名称:ルイナーZZ-8(Ruiner ZZ-8)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,320,000
モデル車の考察
モデルは第5世代のポンティアック ファイヤーバードですかね。大凡モデル通りのデザインとなっていますが、大きな違いはヘッドライトがリトラクタブルではなく、第5世代のポンティアック グランプリ クーペを思わせる固定式になっていることでしょう。
今作でのファイヤーバードをモデルとする車は、1977年式のフェニックス、1982年式のルイナーが存在していて、このルイナーZZ-8はそれらのインポンテ車の後継機にあたる車でしょう。ファイヤーバードは第5世代で生産終了しているため、ZZ-8が最後のルイナーなのかもしれませんね。
(ナイトシェードも1972年式あたりのファイヤーバードの要素が入っていますが、カマロの要素が強いのでルイナーの系譜に入るかはなんとも。とはいえメーカーは同じインポンテなので、メーカーの繋がりで考えればファイヤーバード扱いしちゃってもいいのかなという気もします)
ボディーペイントの元ネタ
トライバル・フレームは2002年のポンティアック ファイヤーバード トランザム コレクターズ エディションがモデルだと思われます(画像)。
ルイナー・バードはポンティアック ファイヤーバードで象徴的な不死鳥のデカール(画像)がモデルだと思われます(フェニックスにこれ欲しいね)。
「Yogarishima」は1996年のIROCでデイル・アーンハート Jrが乗っていたファイヤーバードがモデルだと思われます(画像)。
「Stance Andreas」はゲーム「リッジレーサー」に登場するF/A RACINGがモデルだと思われます。なぜこの車にリッジレーサーネタなのかは分かりませんが、他に元ネタが見つからない程度に一致度が高いですし、不思議と似合ってます(画像)。
「Redwood」は2006年のIROCでマーク・マーティンが乗っていたファイヤーバードがモデルだと思われます(画像)。
走行性能
性能的にはルイナーの正統進化系という感じ。乗りやすくなって性能も一回り上がっていますが、あくまでルイナーよりは、といった印象。
加速はまずまずで、実際の加速はともかくとしてエンジン音が大きめなので気分は良いです。最高速はそこまで伸びず、ストレートスピードはそこまで期待できません。
ハンドリング面はマッスルカーらしく重ためで、グリップレベルもあまり高くありません。ダウンフォースが効いている内はしっかりと地面に張り付きますが、ダウンフォースが効かない低中速域ではズルズルとリアが滑ります。一度滑り出すと立て直すのが困難な滑り方をするので困ったところ。ブレーキの効きは普通か。
ボディの強度は初期の車並みに低く、何回かぶつけただけで長いノーズが更に鋭くなったり平らになったりしてしまいます。アーマーを付けたところで焼け石に水な感じはしますが、アーマーを付けておくと見た目はベコベコでも走行に支障をきたさないところで踏ん張ってくれるので、安全運転に自信が無いならアーマーを装備しておいても良いと思います。
カスタマイズ
元が独特なデザインの車だからか、改造パーツも割と個性的なものが揃っています。バンパーやスカートはスプリッターやディフューザーが付いたものなど一般的なラインナップという感じですが、リアスポイラーの方はスポイラーの上にスポイラーが付いたものや大きめのダックテイル、はたまたハイマウントのGTウイングなどが用意されています。
ボンネットは元々がファイヤーバード トランザムを意識した巨大なダクトが付いているものなので、他のパーツはダクトが付いていない大人しいものも用意されています。モデルのトランザム以上に強調されたダクトは鼻の穴のようで、好みが分かれるデザインなのでそこを変える選択肢があるのは有り難いですね。
他には、長方形の2本出しマフラーを丸型にしたり4本出しにしたり、純正のガラスルーフを色付きにしたりオープンにしたり、はたまたマッドガードを付けたりできます。うーん独特。
ボディーペイントは太めの2本線ストライプ、トライバルパターン、ファイヤーパターン、NASCARっぽい企業ペイントなどが用意されています。いかにもアメ車って感じのラインナップで良いですね。でも、NASCARっぽくできるならロールケージとかボルトオンのダックテイルとかも欲しかったかも。
感想
モデルのファイヤーバードも90年代っぽいチープさというか、80年代のカクカクボディから曲線を使ったボディに移り変わっていく、そんな時代を感じさせる造りになっていると思いますが、こちらのZZ-8はそういったチープさをより強調したデザインに感じます。そのため、ここ最近のとにかくリアルを求めているような他の追加車両と比べると、かなり「架空車」という雰囲気が強くなっていますね笑。この車の見た目が気に入るかどうかは、そんなチープな味わいが舌に合うかどうかといったところか(今の自分は正直あんまり……)。
性能に関しては逞しいエンジン音と適度な滑り具合、カスタマイズ面はこの車のデザインに良く合うラインナップという感じで、マッスルカー好きなら気にいる内容に仕上がっていると思います。万人向けではないけど、ハマる人にはハマる癖有りマシン、ですかね。
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