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GTA5/GTAオンライン車図鑑「デクラス ヴィゲーロZX(Declasse Vigero ZX)」

投稿日:2022年9月5日 更新日:

ますます強力になったヴィゲーロZXは、レースにもってこいなラボ育ちのマッスルカーです。ボンネットの下には圧倒的なパワーとそれに負けないマグナム級のエゴが詰まっています。

デクラス ヴィゲーロZXは南サンアンドレアススーパーオートのサイトで好評発売中のほか、期間中にプレミアム・デラックス・モータースポーツのショールームを訪ねると、購入前にこの新しいヴィゲーロZXの試乗も可能です。

(ロード画面での解説)

筋肉ムキムキのジム愛好家や力自慢たちが泣いてしまうほどの筋肉の塊を操ってみたくありませんか?ブルシャーク・テストステロンのことは忘れてください。バルクアップしたいなら、ヴィゲーロZXを試してみましょう。驚くほどの速さで、体を大きく見せることが出来るでしょう。

(Southern San Andreas Super Autosでの解説)

「犯罪事業」アップデートで追加されたヴィゲーロZX。長らく他社のマッスルカーに押されていたヴィゲーロも巻き返しの時です。トランスフォームする1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:デクラス(Declasse)
名称:ヴィゲーロZX(Vigero ZX)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,947,000

モデル車の考察

モデルは第6世代のシボレー カマロですかね。特に伝統のハイパフォーマンスモデルであるZL1がベースになっているようで、ZXという名前もZL1を意識したものだと思われます。

名前の通りヴィゲーロの後継モデルで、初代カマロをモデルとするヴィゲーロとは40年ほど年代が離れてしまっていますが、ようやくの同シリーズ車追加となりました。

今作におけるカマロモデルの車はかなり配役がごちゃごちゃしていて、第2世代(サメカマ)をモデルとするナイトシェードは設定的にポンティアック ファイヤーバード(第2世代)の要素が強いのか、メーカーもインポンテでルイナーの系譜に近い車ですし、ガントレットはダッジ チャレンジャー(第3世代)に第5世代のカマロを合わせたようなデザインで、メーカーもブラヴァドと関連性がやや薄いです。

正直ヴィゲーロもそこまでモデルの再現度が高くないですし、シリーズ化されている他の近代マッスルカーたち(ドミネーター(マスタング)、バッファロー(チャージャー)、ガントレット(チャレンジャー))に比べるとカマロ系はかなり扱いが悪いのが現状でした。

そんな中で、現行型のカマロがモデルで非常に再現度が高いヴィゲーロZXが登場し、カマロ系がヴィゲーロで纏められることになったのは朗報でしょう。昨今の流れからすると、今後は間を埋めるように第3世代のカマロなどをモデルした車がヴィゲーロの名で登場していくかもしれませんね。

ボディーペイントの元ネタ

「Bulko」レーシングはTeam18 IRWIN Racingのカマロがモデルだと思われます(画像)。

走行性能

近年追加されている新型マッスルカーの例に漏れず、中々に高性能な1台です。約200万ドルの価値があるかはともかく、見た目とモデルに見合った走りはしてくれるはずです。

加速は良好で、勇ましくホイールスピンをさせながら発進しグングンと速度が乗っていきます。最高速はマッスルカーカテゴリー上位ですが、トップの車たちと比べると少し見劣りするか。

ハンドリング面はやや重たさを感じるオーバーステア傾向。一気に滑らずズルズルと滑るタイプで、完全にグリップは失わずコントロール出来る範囲内で滑るので乗っていて楽しいです。ただ、どの速度域でもずっと滑っているので、速く走ろうと思うとこのスライドはちょっと厄介。ブレーキの効きはまずまず。

余談ですが、この車にはアナログとデジタルのメーターが用意されていて、何故かデジタルのタコメーターの方がアナログのタコメーターよりも高い数字を出します。どっちが正しいんじゃという感じですが、デジタルの方は13,000回転くらいまでを指していて「そこまで回らんやろ」と思うのでアナログが正しいと思います(アナログの方は8000回転前後まで)。

カスタマイズ

各所を細かく弄れるものの大幅に印象を変えるようなパーツはなく、どれもモデルを意識しつつのチョイ足しといったラインナップです。完成されたデザインなので大きな不満はないでしょう(カスタム次第でZL1 1LEっぽくもできますよ)。

大きく印象を変えるパーツとしてはグリルが挙げられるでしょうか。純正は細かいメッシュで、横線を入れたりハニカムにしたりできます。あとは縦線でシャークグリルにも出来たら良かったかもしれませんね。

スポイラーは大まかに純正の控えめなサイズ、様々なタイプのGTウイングといったラインナップ。GTウイングに関してはこれだけ種類があればどれか気にいるものがあるだろうというバリエーションの豊富さですが、他のスポイラーに関しては大きめのスポイラーだったりダックテイルなんかもあればもっとカスタムの幅が広がったような気がします。

ボディーペイントはマッスルカーらしい太めの2本線ストライプや、迷彩、企業ペイントなど。どれもアメリカンな柄というか大味のペイントですが、この車のイメージには合っているのでアリですね。

感想

これまで冷遇されていたカマロ一族にようやく現代クオリティの1台が登場し、カマロファンもホッと胸を撫で下ろしているのではないでしょうか。カマロモデルの車がヴィゲーロの名で纏められたことで、今後の再現度が高いヴィゲーロシリーズが期待できるようになったのも良いニュースですね。性能面も十分なパフォーマンスで楽しい走りです。

しかしアレですね。これまでカマロがモデルの車は再現度がイマイチというか、他の車に設定を持っていかれたりしていた中で急に再現度の高いこの車が登場し、尚且つ全体的な質感がのっぺりとゲームっぽいところがあり、なんだかMODで追加された車みたいに見えることがあります。公式なのにファンメイド感。



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ヴィゲーロシリーズ→ヴィゲーロ

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