The Grotti Itali GTO Stinger TT (Sports) comes equipped with a pedigree of exotic cool and decades of Italian innovation.
It’s the next generation of imported luxury, and it’s available now from Legendary Motorsport and the Luxury Autos showroom: https://t.co/dNQALwsLOs pic.twitter.com/Ksg0ceeoYp
— Rockstar Games (@RockstarGames) June 14, 2023
スティンガーTTはあまりに心地よく、官能的で、パワフルなため、そばにいるホットな誰かを助手席に乗せて馬力にものを言わせたくなるかもしれません。ですがいざそうしてみると、あちこちボタンをいじられ、高級レザーを叩かれ、ラジオを変えてくれと言われます。そこであなたは気づくでしょう。出会いを求める日々はもう終わりだと。他の相手などもう必要ないのです。間に入る邪魔者にはスリック地雷でもお見舞いしましょう。
(Legendary Motorsportでの解説)
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで追加されたイタリGTOスティンガーTT。あの日夢見た、自由で気ままな甘い生活を実現する時が来ました。新しい幸福を定義する1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:グロッティ(Grotti)
名称:イタリGTOスティンガーTT(Itali GTO Stinger TT)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$2,380,000
モデル車の考察
モデルはフェラーリ ローマですかね。「2+クーペ」と呼ばれる50〜60年代あたりのフェラーリっぽいファストバックスタイルで、レトロを感じさせる造形でありながらテールランプは伝統の丸目を廃するという、過去を懐かしみつつ新時代を模索するデザインとなっています。ヘッドライト周りは同社のプロサングエ、テールライトはケーニグセグ ジェメラあたりがモデルでしょうか。
それにしてもすごい名前ですね、「イタリGTOスティンガーTT」ですよ。日本人の名前で言ったら「田中太郎鈴木健太」みたいな名前じゃないですか。それフルネームじゃなくて名前なの?って。
これはイタリなのか?スティンガーなのか?って感じで混乱するんですが、イタリGTOという同名車種が存在する以上は「イタリGTOのスティンガー(50〜60年代)風」と見るのが正しいんでしょうか。通販サイトだと「スティンガーTT」ってスティンガーの方がメインっぽく呼ばれてるけど。
あのー、Iのとこに居ないと思ったらSのとこに居るんですけど #PS4sharehttps://t.co/tBtC4eLjdl pic.twitter.com/lUFOti6hCE
— 麻乃ヨルダ (@yolda2s) June 17, 2023
(レースの選択画面でもIではなくSのところに居ます。もうスティンガーTTでよくないか?)
ただ、812スーパーファスト(V12エンジンのFRクーペ)をモデルとするイタリGTOよりも、カリフォルニア(V8のFRコンバーチブル)をモデルとするカルボニツァーレの方が系譜としては近い(ローマはV8のFRで、カリフォルニアTの後継であるポルトフィーノのクーペ版のようなもの)ので、そこもまた混乱する要素ではあります。結局なんなんだよイタリって。
(エンジンはイタリGTOと共通みたいですね)
ボディーペイントの元ネタ
赤のストライプはフェラーリの中国進出30周年記念モデルが元ネタでしょうか。ワンオフモデルなので、世界でたった1台の激レアマシンです。
ラリーディビジョンは296GTB アセットフィオラノが元ネタでしょうか。フェラーリの自社サーキットである「フィオラノ」の名を冠している通り、サーキット走行に特化したモデルです。
フェードアウェイはマンソリーが手掛けたローマ・テンペスタ・ヴェルデが元ネタですかね。「アルゴリズムフェード」と呼ばれるカラーパターンが目を引きますが、シートの色まで左右非対称にしているこだわりっぷり。流石にスティンガーTTではそこまで再現されていません笑。代わりと言ってはなんですが、この車が元ネタっぽいスポイラーが用意されていますね。
走行性能
イタリの名を冠する化け物スポーツカーがスポーツカーレースを荒らしまくったように、この車も化け物性能……というわけでもなく、意外と落ち着いた性能です。上位クラスではありますがトップを争うというほどでもないですね。
加速性能はトップ層と比べるとやや遅れをとるものの高く、最高速もカテゴリー最高クラスで、ストレートスピードはかなり高いですね。トラクション性能はそこまで高くなく、坂道や低μの路面だと結構滑ります。
ハンドリング面はすごく柔らかくて、ステアリングを切ってからじんわりと向きを変えていく“遊び”のある操舵感になっています。レースで限界まで攻めようと思うと鈍い反応に思えてしまうのですが、安全マージンを取ったスポーツ走行だとそのゆったりとした動きがコントーラブルに感じられます。
また、ステアリングに遊びがあるということは高速域で動きすぎずに微調整ができるため、直進安定性にも繋がります。ガチガチのスポーツカーというよりグランツーリスモなキャラクターなんでしょうね。ブレーキの効きも若干弱く感じるので、余裕を持った走りで快適なドライブを。
ボディーの強度は弱めで、何回もぶつけるとすぐにボディーが曲がり走行に支障が出ます。耐久力も低くすぐに煙を吹くので、気になるならアーマーの装着を。アーマーを装備すれば一気に車体は硬くなります。
ちなみに、昨今の追加車両にしてはパーツがあちこち外れるようになっていて、バンパーやフェンダーだけでなくアクティブウイングも取れるようになっています。車をボコボコにさせる遊びが楽しいですね(なんて金の無駄遣いだ)。
HSW版にアップグレードするとスポーツカー最速クラスの怪物に進化するようです。やはりイタリはイタリだった。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:56.258
戦闘能力
エージェンシー内の乗り物ワークショップで様々な装備を付けることができます。ただ、以前登場した対応車両とは違いマシンガンが装備できないため、ほぼ攻撃力のないお遊び車両となります。
アーマープレートは車体の強化ができ、爆破系の攻撃を1発(中に人が乗っていればその倍)は耐えられるようになります。ただし簡易防弾ガラスは付かないので、爆破耐性に特化した仕様になります。また、投擲武器の使用ができなくなるので、その辺も考慮してアーマープレートをつけるかどうか考えましょう。
地雷はスリックが装備可能で、追手をツルンと滑らせることができます。仕事用に使うなら付けておくと役に立つかもしれませんね。まぁ、実用性に期待するより遊びで使うのが主な装備だと思いますが。なお地雷を付けるとパッシブ不可になるので注意。
「契約」アップデートで新登場のイマニ・テックでは面白い機能が2つあります。1つはミサイルのロックオンジャマーで、これを付けておけばフリーセッションでの移動がかなり安全になるでしょう。
もう1つはリモート操縦で、アクションメニューの「所持品」からラジコンと同じように車を操作できます。視点が一人称固定でカメラを動かすこともできない、壊れたら保険金を支払わないといけない点を除けば、仕様はラジコンと同じ。デフォルトで自爆機能があり、スリック地雷を装備していればそれも使用可能ということで、発想次第でいくらでも遊べそうなアイテムとなっています。イマニ・テックの装備は1つしか付けられないので、自分の遊び方に合わせてどちらの装備を使うか選びましょう。
カスタマイズ
高級車らしく、パーツの種類はそこそこでもバリエーションの無いラインナップです。元のデザインで完成されてますしね。
エアロ類はフロントにスプリッター、リアにディフューザーと定番のセット。デザイン自体は結構派手だったりしますがサイズ感はそこまででもないのであくまでチューニングカー的な雰囲気でしょうか。サイドスカートも同様。
ボンネットはカラー差分のものや純正とそれほど変わらないデザインのものが多め。エンジンのところだけが透けている変わり種もあり。グリルは中が黒くなって格子のパターンが変わっているものなどが用意されていて、シンプルですがここを変えるだけでもフロントの印象が結構変わりますね。あとはマフラーやらさんストリップやら。
スポイラーはダックテイルやらGTウイングやらが用意されていますが、どれを装備してもアクティブウイングは機能しなくなります。どれもアクティブウイングの可動範囲と干渉してるわけじゃないんですけどね。
(こじんまりとしたアクティブウイング)
サスペンションの変更による車高の下げ幅はちょっとだけ。とはいえ純正だとやや腰高感があり、コンペまで下げて丁度いい塩梅になる感がありますね。
サブカラーの適用範囲は差分パーツを除いてどこにも無い……と見せかけて、アクティブウイングのところだけ適用されます。メインカラーを変える時は忘れずに。
ボディーペイントは太めの2本線ストライプや細めの1本線ストライプ、古いレーシングカーのような極々シンプルな企業ペイント、迷彩、あとは上で紹介した元ネタのあるペイントなどですね。できればゴテゴテの現代競技車風ペイントも欲しかったところですが、シンプルなペイントでも十分に魅力を引き出せるでしょう。
感想
フロントとリアのランプの造形が若干安っぽく感じるのと、300Rと同じように上に厚ぼったい感じでスマートさが感じられないのがちょいと残念なんですけど、レトロでありモダンなスポーツクーペで良いですね。
走りもお上品な感じが気に入っていて、ある程度速くて尚且つ余裕を持てるのが珍しいスポーツカーで良いですね。GTAの車で「レスポンス鈍めだけどスポーツ走行も楽しめる」ってのは少なくて、大抵レスポンス鈍い車は走りそのものも鈍くて重さを感じるものなんですけど、この車は軽やかさも有りつつ遊びのあるハンドリングをしているのでちゃんとした高級感があります。まぁ、240万ドルのスポーツカーなので普通にレスポンス良くて速いのが良いって言われたらそれはそうなんですけど笑。
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