美術館の収蔵庫にある贋作とすり替えるという。奇妙な依頼を受けた特殊交易部。計画は順調に進むかと思われたが、「慈愛の怪盗」からの予告状により、事態は予期せぬ方向へ……。
ストーリーの良さと世界観の奥深さに定評があるブルーアーカイブ。何度も見返したくなるお話がいっぱいのこのゲームですが、流石に全ての話を読み返していくのは一苦労ですし、「あの話ってどこの何話だったかな〜」と気になるところだけ見返したくなってもタイトルだけじゃすぐには探せないということで、あらすじ部分だけをまとめることにしました。
当然ですがネタバレ上等なので、まだこのストーリーを読んでいないという人は初見の感動を守るためUターンすることを強くオススメします。今回は「誰が為の芸術 ~偽飾の絵画と美学の行方~」です。
前回のイベントは【ブルーアーカイブ】イベントストーリーあらすじまとめ〜「我らオカルト研究会!~学院の不思議と古の呪文~」で。
目次
ストーリー
01 見慣れぬ天井
見知らぬ部屋で目覚めた先生。目の前にいたのはワイルドハントの生徒、桜井ミヨだった。彼女は校則違反の物品運びを請け負う「特殊交易部」を廃部にしたいと先生に悩みを打ち明ける。まずは、部長との面会を求めた先生だったが……ミヨは気まずそうに、自分がその部長だと告白するのだった。
02 くもりときどき交易品
なぜこの部屋に先生は運ばれていたのか──それは、ワイルドハントでの業務を終え一息つこうとしたところ、飛来した巨大な巾着が直撃し、気を失っていたからだった。巾着の中身は投石機で打ち上げた密輸品だと聞いて戸惑いつつ、先生は、ひとまずその部活動を見学することにする。
03 聞いてあげます
特殊交易部の活動を見学する先生。生徒たちの依頼品は、禁止された食品や画材といった平和なものがほとんどだった。見学後、フユはミヨが考案した受け渡し方法の巧妙さを褒めつつ、大きな依頼が来ていると語るが、ミヨは引き受ける気はない。だが、その莫大な報酬があれば、ミヨが探し求めていたタイプライターも入手できるとわかり、つい心を動かされるのだった。
04 誰が紫、青を愛でるのか
フユの受けていた依頼は、画家を名乗る人物から「ベロニカ特別展」で展示される贋作と真作をすり替えてほしいという内容だった。犯罪行為に難色を示すミヨだが、やはり高額な報酬と、それで念願のタイプライターが手に入るという誘惑は強い……!先生の「みんなを信じる」という言葉にも背を押され、ミヨは作戦の立案を決意する。
05 純白の変数
ミヨは夜通しで作戦を練り、絵画が保管されている「収蔵庫」を担うことを決める。しかし翌日、寮監隊の友人ヒロミから、偶然にもその収蔵庫の警備を担当していると聞かされ罪悪感を覚える。さらにヒロミは、特別展に「慈愛の怪盗」から予告状が届いていることを打ち明け、事態は思わぬ方向へと動き出す。
06 虹のふもとは
「慈愛の怪盗」からの予告状により、作戦の練り直しを余儀なくされたミヨ。予告状の解読に行き詰まるが、偶然出会ったエリの知識から「硬き空」が顔料の「ラピスラズリ」を指すことに気づく。これをヒントに謎を解き明かしたミヨは、フユとリツの元へ急ぎ、予告状の解読に成功したことを告げるのだった。
07 プロット修正
ミヨは予告状の前半を解読し、怪盗の狙いが自分たちと同じ『誰が紫、青を愛でるのか』だと特定。先生も合流する中、怪盗に贋作を盗ませた後に真作を置くという作戦を立案する。さらに予告状の後半も解き明かし、犯行時刻が夕方の「マジックアワー」だと判明した。ミヨは、怪盗をサポートするため作戦を練り直していく。
08 盗みと貿易の狭間
日も暮れ、特別展の開催が迫る。寮監隊のミリアは正体を現し、「慈愛の怪盗」アキラとして計画を実行。一方ミヨたち特殊交易部も、怪盗の侵入を助けるため、罠や煙幕で寮監隊をかく乱していた。作戦が成功したかに思えたその時、ミヨたちの前に当のアキラ本人が姿を現すのだった。
09 真偽の交差
特殊交易部の前に現れたアキラは、協力の真意を問いただす。アキラはフユが持っていた絵を瞬時に盗むが、これは贋作だと指摘。両者が困惑する中、先生が現れる。アキラも先生の生徒だと知り驚くミヨだが、先生の「生徒を信じる」という言葉を受け、アキラに全ての事情を話すことを決意する。
10 こんなエンディングはいやだ
アキラは特殊交易部の目的を理解し、真作を自分が手に入れ、彼女たちが報酬を得られる協力案を提示する。しかし、誰も救われないその結末を、ミヨは作家として許せなかった。リツの怪力でアキラの退路を塞いだミヨは、この物語を正しく終わらせるため、全員が納得できる「賭け」を提案した。
11 テストの結果
展示会当日、依頼人の思惑とは裏腹に、会場には真作と贋作が並べられている。それこそが、昨夜ミヨがアキラに提案した、観客の審美眼を試す「賭け」の内容だった。観客が真作に集まり、賭けに勝利したミヨは安堵で倒れる。依頼人は逮捕され、事件は無事解決。その後、アキラは挙動不審になりつつ、先生に展示会のガイドを申し出るのだった。
12 たったひと言
事件解決後、先生は特殊交易部とカフェで一息つく。ミヨは、リツの何気ない一言から観客の審美眼を信じて「賭け」に勝てたと明かす。だが、肝心の収支は大赤字で、念願のタイプライターが手に入らず落ち込むミヨ。まだ売れ残っていると知り、次の依頼への意欲を燃やす。その姿は、奇しくもアキラと重なるのだった。
全登場人物(ネームドキャラ)
桜井ミヨ
若狭フユ
薄葉リツ
ヒロミ
ミリア(清澄アキラ)
ぶるーあーかいぶっ
あおはるレコード
公式ビジュアル
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