
こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。
折角のお祭りのなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はハイチ対スコットランド、オーストラリア対トルコの試合を見たので感想を書いていきます。
ワールドカップに出るだけじゃ終われない
ハイチは52年ぶり、スコットランドは28年ぶりのワールドカップ出場でお祭り騒ぎな対決。試合は予想通りスコットランドが押していく展開。センターラインの強さを活かしながらサイドアタッカーにボールを届けるスピーディーな攻撃で、スコティッシュ・プレミアリーグの息吹を感じるハイテンポな攻めが魅力的。
対するハイチは押される展開ながらも組織的な守備で抵抗し、グループで守りつつ個人のフィジカル能力によるカバーで簡単にはスコットランドにフィニッシュさせません。決して身体能力頼みで勝ち上がってきたわけではない仕上がり。
ただ、しっかり守ってボールを前進させるところまではできても、フィニッシュワークはかなり雑味たっぷりなハイチで、個人でなんとかしてくれスタイルで点を取れる匂いはかなり薄め。スコットランドはギャノンドークのドリブルからマクトミネイのシュートがポストを叩くなど時間と共にゴールに迫っていて、この部分が両チームの一番大きな差になっていそうです。
そんな前半のハイドレーションブレイク明け、ロングフィードをチェ・アダムスが裏抜けしながらコントロールし、サイドに繋いでギャノンドークのドリブル突破からクロス、チェ・アダムスのシュートは惜しくもポストで弾かれるものの、こぼれ球をマッギンが押し込んでスコットランド先制!ブレイク明けのタイミングを活かして先制点をもぎ取ってみせました。
追いかけなければいけなくなったハイチが攻めに出ていく展開となり、徐々にスコットランドのゴールに迫っていきますが、やはりゴール前の動きがゴリ押しで、崩せていない相手に突っ込んでいっているので中々良いシュートまで持っていけません。ゴール前まで前進するところは組織で行けてるのに、ゴール前まで来た途端脳筋になるハイチ。去年観戦したゴールドカップが懐かしくなる戦いぶりで前半が終了しました。
後半に入り、ハイチはロングボールを増やしてシンプルに前線のパワーを利用する戦いへ。とはいえスコットランドも落ち着いて対処していき、試合の流れは大きく変わらず。スコットランドもフィジカル勝負には慣れてそうですしね。
ハイチがボールを保持する展開で時間を使わせていくスコットランド。一つ、精度の高いクロスからピエローの強烈なヘディングが惜しくも枠を逸れたシーンがハイチの一番のビッグチャンスでしたが、それ以外はのらりくらりとスコットランドが凌いでタイムアップ。1点のリードで十分といった感じでゲームをコントロールしきりました。
スコットランドは良いチームの雰囲気があるので、更に強いチームとの対戦でどうなるのか見てみたいところ。同グループの相手がブラジルとモロッコなので、この2チームを相手にどういう戦いができるのか。勝ち点3をしっかり得て、初戦引き分けで終わったこの2チームに対して立場上は有利に構えられるので上手く戦ってほしいですね。
ハイチは思ったよりも良いチームで、期待すると細部がガバいCONCACAFのチームでよくある仕上がりが懐かしく感じました。ハイチのお国の事情からするとワールドカップに出ているだけで快挙なので多くは求められないでしょう。ブラジルとモロッコ相手に勝ち点をもぎ取るところが見れたら嬉しいですね。
若きチームに立ちはだかる壁
昼寝しようかと思いつつオーストラリア対トルコが始まってしまったのでこちらも視聴。トルコが攻めてオーストラリアが守る展開。トルコはボール保持の迫力が凄く、ギュレルやチャルハノールら中盤の選手が絡むとスルスルっと相手のブロックをくぐり抜けてシュートに持ち込み、引いてブロックを組まれてもお構いなしに崩してゴールに迫れる力がありました。
オーストラリアは5−4−1でしっかり引いて守る入り。前線のトゥーレとイランクンダがカウンターの軸となって、ローブロックで守りながらトルコの隙を伺っていきます。トルコの攻めが激しくギリギリで守る展開が続きながら、オーストラリアのカウンターのキレ味も鋭く、前線の二人だけで点が取れてしまいそうな驚異を見せてトルコに圧を掛けていました。
ハイドレーションブレイク明けにオーストラリアが速攻。ギュレルのシュートを凌いだ直後のカウンターで左サイドを走るイランクンダにボールが届き、イランクンダは弾けるようなドリブルでマーカー2人を置き去りにすると、キーパーの逆を突いて先制点!耐えながら一瞬のチャンスを見逃さないオーストラリアの狙い通りな先制点でゲームが動きます。やはりハイドレーションブレイクは実質的なハーフタイムになっていて、ゲームが動くタイミングになりやすいですね。
自分たちが優位にゲームを運びながらカウンター一閃を食らってしまったトルコ。更にギアを上げて決定機まで作るものの、キーパーのビッグセーブもありゴールまではいけません。オーストラリアは更に守備意識を強め色気を出さずにクリアに逃げるシーンも増え、トルコはオーストラリアを引き出すためにロングシュートが増えて、焦れる展開になっていきます。トルコがボール保持でミスをし始めてフラストレーションが見え隠れしてきたところで前半終了。
後半に入りトルコはコンディションが不安視されていたユルディズを投入。これが効いて前半よりも深く攻め込めるようになり、トルコペースで後半がスタート。オーストラリアは危ない時間を耐えきり、前半と同じくカウンターやセットプレーでトルコを牽制。攻めと守りの構図がより濃厚になった展開で、ヒリついた時間が続いてきます。
イランクンダが交代し、トゥーレが足を攣り、オーストラリアの反撃のパワーが着実に削がれて一方的な展開になったところでハイドレーションブレイク。たっぷりと時間を使いすぎて選手交代が間に合わないトラブルがあったもののトルコの攻撃を耐えきり、その後にハーフライン付近でボールが溢れると、ボールを拾ったメトカーフが一人でドリブルをし、そのままシュートでなんとオーストラリアに追加点!またしても一瞬のチャンス確実に決めてみせました。
圧倒的に攻めながらも無得点で2点リードを取られてしまったトルコ。死にものぐるいで点を取りに行きたいところですが、むしろ2失点でトーンダウンしてしまい、オーストラリアの守備ブロックを前に活路を見出だせず苦しむ状況に。
頼みのフリーキックも守護神ビーチに守られ、ハイタワーのフォワードを入れてもパスとドリブルを主体に崩すスタイルから切り替えられず効果的なクロス攻撃ができない、攻めあぐねているチームあるあるな流れになってしまい、気づけば時間切れ。格下と見られていたオーストラリアがトルコを食ってみせました。
オーストラリアは完璧にプラン通りのゲームをしてみせましたね。90分集中し続けた鬼のシュートブロックでトルコはシュートコースを見つけられず、守りきった後はクリアするところと繋ぐところが意思統一されていて、トゥーレとイランクンダの切り札でカウンターの脅威もある。一発狙いの戦術に必要な武器がしっかりと揃っていて、ハイドレーションブレイクでギアを切り替える強かさもありました。このゲームで自信を付けたと思うので、グループステージ突破を期待したいです。
トルコは自慢のタレントを活かした攻撃的なスタイルが素晴らしかった一方、平面での崩しに拘泥していてそこで点が取れないとどんどん自分たちの選択肢が狭まっていくところが露呈してしまい、所謂「自分たちのサッカー」で負けてしまった感がありました。ここはオーストラリアとの国際大会の経験の差が如実に出たところか。若い選手も多く、初戦でこういう勝ち点の落とし方をして立ち直れるかどうかが鍵ですね。今更スタイルを変えられるわけもないので、自分たちのやり方を疑ってしまうと崩壊待ったなし。頑張って欲しいです。
というわけで、今日は2試合を見させてもらいました。ここまで自分が見てきた試合は(南アフリカ以外)どのチームも持ち味があって、自分たちの勝ち筋を信じて戦うスタイルのぶつかり合いが熱かったです。内容云々よりもこの熱と緊張感、各国が出す色が国際大会の醍醐味ですね。ワンサイドゲームもほぼ無く、「ワールドカップってこんなに面白かったっけ!?」と驚いています。
アメリカ開催で色々言われていますが、試合そのものは見れば見るほど次の試合が楽しみになるものを見せてくれていて、やはりサッカーが良ければ全て良し。楽しい試合をあと何試合見られるか、この一ヶ月が楽しみです。
無料で見れるワールドカップ2026の試合を画像にまとめました。 pic.twitter.com/Je4AR8TtDH
— サブスクなび|W杯日程ツール (@subscript_navi) May 31, 2026
(有志の方がまとめてくれていたワールドカップの無料放送試合)
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