
こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。
のお祭りのなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はカナダ対モロッコの試合を見たので感想を書いていきます。
準備されてきた戦い方
南アフリカを下し初の決勝トーナメント勝ち上がりとなった開催国カナダと、オランダとのPK戦まで及ぶ死闘を生き抜いたモロッコの戦い。序盤はモロッコがボールを保持し、カナダはモロッコの左センターバックに入ったところでだけプレッシャーを掛けに行く形で、キーパーや右センターバック、降りてきたボランチは無視して左センターバックだけを狙い撃ちしています。
モロッコはカナダのプレスに対して苦しみボールの前進が上手くいかず、カナダはビルドアップを引っ掛けてショートカウンターも発動。能動的な守備でカナダがゲームのペースを握ります。それに対し、モロッコはカナダのハイラインの裏を突くランニングを増やしてプレスを空転させようと狙います。
カナダはセットプレーからチャンスを連発し、モロッコはセンターフォワードのサイバリが負傷交代する不運もあり時間が経過するほど劣勢ムード。モロッコの選手たちは明らかにフラストレーションが溜まっており、前半だけでイエローカードを4枚も貰ってカードトラブルの危険も付き纏う状態で前半が終了。モロッコもチャンスは作っていますが、カナダのネガティブトランジションの強度が凄まじく、チャンスかと思っても気づけば行く手が阻まれシュートまでの道が閉ざされていました。
後半開始5分、右サイドでハキミがファウルを貰ってフリーキックのチャンスを得ると、ハキミはDゾーンにグラウンダーパスを出し、そのボールをウナヒが完璧にコントロールされたミドルシュートで流し込んで先制点!苦しみ続けていたモロッコの方が先に点を取り、後半立ち上がりにいきなりゲームが動きました。
モロッコは先制点を奪って俄然元気になり、ビハインドを負ってアプローチを変えなければいけなくなったカナダを見ながらゲームを展開。カナダは積極的にボールを奪いに行かなければいけなくなったので、前半のように捨て所と狩り所をハッキリさせたプレスができなくなり、モロッコは落ち着いて空いたスペースを活用してボールを前進させられるようになります。
また、カナダはビルドアップの精度がそれほど高くなく、フィニッシュの質もあと一歩なので、自分たちでボールを持つ状況となると効果的な攻めが出せずに苦しみます。モロッコは積極的にカナダのサイド裏へボールを出して、ボールを奪われてもそのままプレッシャーを掛けに行くことで、カナダのエラーを誘発してボールを回収してみせます。
36分、カナダが完全に前掛かりになった状態で左サイドでインターセプトをすると、モロッコは数的有利のカウンターが発動。右サイドを走るブラヒム・ディアスにパスが通りペナルティーエリア内まで侵入すると、ブラヒム・ディアスはディフェンダーに追いつかれたのを見て横パス。そのパスをしっかりとミートして撃ち抜いたのはウナヒ!ウナヒの大仕事でモロッコが決定的な2点目を手に入れました。
ロスタイムにはカウンターからラヒミがダメ押しの3点目を手に入れて試合終了。前半は完全に劣勢だったモロッコが、後半は完全にゲームをひっくり返して勝利を手に入れました。
カナダはモロッコ対策がバチッとハマり最高の前半を過ごしましたが、この戦術はモロッコにリードされていない状況で機能するものだったので、モロッコに先制された時点で計算が狂ってしまいました。前半の内に点が取れていればと思うと、良い戦いをしても結局最後のところはフィニッシュもといタレントの質で決まってしまった感があり切ないですね。しかしカナダの戦いは対モロッコの一つの解答を示しましたし、やれることはしっかりやったので胸を張って次の大会へ向かってほしいです。お疲れさまでした。
モロッコは非常に苦しめられたゲームでしたが、個の力で突破口を切り拓き勝利を手繰り寄せました。終わってみればスコアは3−0でしたが、もしあのセットプレーで点が取れていなかったらどうなっていたか全く分からないゲームだったので薄氷の勝利と言えるでしょう。カナダに攻略法を提示されてしまったのでこの先の戦いも厳しいものになるでしょうし、サイバリの負傷離脱がどうなるかも含めて今後の戦いに注目です。
(Twitterでたまにサッカーについて呟いているのでフォローしてね→@yolda2s)
(この記事が面白いと思ったらSNSでシェアや感想の投稿などよろしくお願いします!)
関連コンテンツ
宣伝→Youtubeでサッカーをフルマッチ視聴しよう!番外編〜「各国フルマッチ動画配信事情」
