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2026ワールドカップ26日目!イベリア半島がぶつかるスペイン対ポルトガル、試合前からひと悶着ありのアメリカ対ベルギー!

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こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。

のお祭りのなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はスペイン対ポルトガル、アメリカ対ベルギーの試合を見たので感想を書いていきます。



イベリア半島ダービー!

オーストリアを難なく粉砕して勝ち上がってきたスペインと、クロアチアを相手に劇的な勝利を掴んだポルトガルのイベリア半島ダービー。試合の立ち上がりは当然スペインのボール保持から。ポルトガルはロナウドが居ることもあり前からは取りに行かず、ミドルゾーンで構える姿勢。ハイラインを維持し、スペインのボール回しを外に誘導しながらヤマルへのパスコースを徹底的にケアすることで狩り所を作りボールを回収していきます。

7分、中央でワンタッチパスが連続しダニ・オルモのスルーパスで完全にオヤルサバルが抜け出すと、キーパーとの1対1で打ったオヤルサバルのシュートはボール一個分外に外れます。その後もお互いにチャンスを作り出し、一進一退の攻防でハイドレーションブレイクへ入っていきます。

時間の経過と共にお互いがお互いのやり方に慣れていき、殴り合いの様相が激化していきます。スペインは外張りしていたヤマルが内側にポジションを取ったり裏抜けで深さを取ったりと変化を付けて、同じバルセロナのダニ・オルモらとコンビネーションを使って崩しへ。ポルトガルは左サイドでボールをキープしながら右サイドへの一発のサイドチェンジで広くピッチを使ってスペインを揺さぶります。どちらもゴールまで一歩ずつ着実に近づいており、ゴールの予感が高まりながらも均衡は崩れず後半へ。

後半はややオープンな展開になる中で、ヌーノ・メンデスが負傷交代。その後もゲームは動かず、お互いに中盤でやり合い続ける展開。ゴール前により迫れているのはスペインの方ですが、ポルトガルのゴール前での集中力は凄まじく、特にマイナスクロスに対して何度入れられてもきっちりとクリアしてゴールを許しません。

後半のハイドレーションブレイクも終わり、ポルトガルは守備で走り回りながらフィニッシュワークでも違いを見せていたジョアン・フェリックスに代えてラファエル・レオンを投入し、最後の勝負へ出ます。スペインは左サイドで輝いていたバエナに代えてフェラン・トーレスを投入し、フェランはボール保持時にほぼ中央に入ってセカンドストライカーのように振る舞うことで、バイタルエリアで起点になりつつラインブレイクでチャンスを作ると、いきなりポルトガルの守備ブロックを混乱させます。

ポルトガルはヴィティーニャとペドロ・ネトに代えてベルナルド・シルバとフランシスコ・コンセイソンを投入し、中盤に変化をつけます。スペインはペドリとダニ・オルモを下げてファビアン・ルイスとミケル・メリーノを投入し、ゴール前での圧力をより高める得点力の高いインサイドハーフ2枚を入れてきます。

そしてロスタイム、フリーキックを得たスペインは素早くリスタートし、中央で素早くボールを動かしてフェラン・トーレスがスルーパスを出すと、そのパスに抜け出してシュートを流し込んだのはミケル・メリーノ!交代カードが期待通りの変化をもたらした先制点となりました。

ポルトガルは最後の攻めに出て、クロスやセットプレーで決定機を作りますがゴールには届かず。スペインが引いたことでレオンが活きるスペースは無くなり、プレーが慌ただしく試合に入りきれていないベルナルド・シルバは違いを作れず、交代カードの輝きの差が勝敗を分けて試合終了。あまりにもハイレベルな個の応酬はスペインの勝利で幕を閉じました。

スペインはポルトガルを相手にやや優勢に試合を運び、序盤こそ苦しんだものの以降はいつ点が生まれてもおかしくない戦いができていました。そして交代策もバッチリで、フェランで変化を付けてメリーノでトドメと完璧なプランニング。ヤマルもボールを触るほど調子が上向き、流石は欧州王者のゲームを見せてくれました。強い。

ポルトガルはロナウドの有終の美を飾れず。個の能力で言えば優勝候補の一つと言って間違いありませんでしたし、この試合でも勝手にゲームを作れて勝手に守れる選手たちの凄さはしっかりと伝わってきましたが、チームとしてどうかと言うとやっぱりなんとも言えない内容でした。

特にロナウドの扱いが顕著で、折角ロナウドを置いているのにロナウドをシンプルに使うボールが中々出てこなかったので、ただ単にトップに走れない選手を置いている本当の縛りプレイのようになってしまったのは気になりました。

デメリットはもう仕方ないものとして、ロナウドを起用するメリットを最大化する策は大会通じて見られず、「それぞれの場所に置かれている選手がそれぞれで頑張った」という感じで終止していた印象。まぁ、ロベルト・マルティネス監督が率いていた頃のベルギーもそんな感じだったので、そりゃそうか〜な出来ではあります笑。ロナウド引退後のポルトガルがどうなるのか、頭角を表していたもののスーパーサブでしかなかったゴンサロ・ラモスらの活躍に期待ですね。



余計なお世話

ニュースターのバログンの活躍でボスニア・ヘルツェゴビナに勝ったもののレッドカードを受けたバログンの処遇で変な空気が流れるアメリカと、セネガルを相手に大逆転劇を決めたベルギーの戦い。立ち上がりはベルギーがセットプレーからチャンスを作り、大アウェーの中で関係なくプレーできると示します。アメリカは精力的なプレスでベルギーからボールを奪いに行きますが、ベルギーも引かずに繋げる所は繋げようとします。

8分、サイドチェンジでフリーになったトロサールのクロスに対しアメリカのクリアが中途半端になると、エリア内で上手くボールを拾ったラスカンがそのまま深く侵入してグラウンダークロス、中で合わせたのはデ・ケテラーレ!バログンの特別扱いで打倒アメリカに燃えるベルギーが先手を取りました。

アメリカは反撃に出たいところですが、どこか浮足立っているのか全員のプレー選択が不安定で、上手くボールを前進させることができずにカウンターを食らいます。ベルギーにプレッシャーを掛けてもボールを蹴り出され、プレスのために中盤が前へ出ているのでセカンドボールを拾われてプレスが空転し、攻守でバタバタの状態のままベルギーにペースを握られハイドレーションブレイクに入っていきます。

ハイドレーションブレイクで一息つけたアメリカはようやくボール保持の時間を得ます。そして絶好の位置でFKのチャンスを得た31分、ティルマンのフリーキックは壁に当たってコースが変わり、ゴールに吸い込まれて同点!前半の前半は全く良いところ無しだったアメリカが反撃に出ます。

しかしその直後、左サイドからトロサールが縦突破を仕掛けて完璧なクロスを上げると、クロスに合わせたのはまたもデ・ケテラーレ!同点に追いつかれたリスタートでベルギーが点を奪い、盛り上がるスタジアムに冷水を浴びせてみせました。

これでまた試合の流れはベルギーに渡り、アメリカの必死なプレスをあざ笑うように個々人のキープ力とパスワークでボールを繋いでビルドアップをして、自由に攻撃をしていきます。前半は完全にベルギーが上手く支配して45分が終了。

後半のアメリカはレイナを投入。そのレイナを起点としながらサイド攻撃を中心に組み立て、徐々にアメリカがペースを掴んでいきます。しかし、12分にDFラインからロングボール一本でデ・ケテラーレが裏抜けをすると、フリースが飛び出して対応。フリースがボールを繋ごうとした時にデ・ケテラーレがすかさずプレッシャーをかけてボールが溢れ、そのボールをファナーケンがミドルシュートをするとディフェンダーのシュートブロックをすり抜けてゴール!イージーミスにより重たい重たい追加点が決まってしまいました。

泣きっ面に蜂でアメリカはプリシッチが負傷交代。ベルギーはルカクにドクと控えの切り札を投入してゲームを終わらせに行きます。アメリカは必死の抵抗を見せるも、これまでの試合で見えていた自信を持ったボール回しや積極的なフリーランニングは鳴りを潜め、こちらにも緊張や焦りが伝わってくるプレーぶりに終始します。

そしてロスタイム、押し込まれた状態でボールを取り返し、後ろから繋ぎたいアメリカでしたがルカクがボールを奪い取り、そのままシュートを決めてダメ押しの4点目。ベルギーが最初から最後まで支配したまま試合が終了しました。

アメリカは傍目から見ても明らかに様子がおかしいプレーぶりで、その要因は何なのかと全員が思いつくのがバログンの処分に対する政治介入。試合後にバログン本人が「困惑した」と吐露した、レッドカードによる出場停止処分の1年間執行猶予がアメリカのチームに余計な圧力を与えたのは明らかで、政治とマーケティングに振り回された結果の大敗と言ってしまっていいでしょう。今大会のこれまでのアメリカ代表とはまるで別人のプレーをしていました。

あまりにも不憫というか、前回のアメリカ大会でも芽吹かず、ベッカムがMLSに移籍してきてもそれ以上の盛り上がりが無かったアメリカサッカー界が、近年着実な強化で力をつけ、MLSもメッシの移籍で再び盛り上がって、さぁ再び母国開催のワールドカップだぞと集大成を見せる場がこれで終わるのが本当に悲しいです。新時代のスターとなったバログンも巻き込まれ事故で政治の手垢がついて、何もかも台無しです。

どう考えても「出場停止になったバログンのためにみんなで頑張ろう!」と団結した方が良い戦いが出来たでしょうし、勝ったところで俺たちはヒーローなのか悪者なのかとアメコミヒーローのような葛藤を抱えながら戦わされたアメリカチームのデバフはとんでもないものがありました。情緒が分かっていない大統領とその大統領の口利きを通してしまうFIFA、想像もつかないようなプレッシャーの中で戦ったチームにお疲れさまと言いたいです。

ベルギーは浮足立っているアメリカをキッチリと仕留めて大勝。試合に対するメンタルの持っていき方が分からないアメリカに対して、ベルギーの方は「依怙贔屓に負けてたまるか!」と一致団結できたのは想像に難くないです。

正直この試合は戦術どうこうの次元に無く、ゴールのほぼ全てがアメリカの自滅とそこを拾ったベルギーの選手というだけの内容だったので、あんまり総括できるところが無いですね。非常にイレギュラーで参考になるものも無いので、ベルギーの次の試合もどうなるか読めません。ともかく、ベスト8進出できて良かった以外の感想が無いです。黄金世代を連れてベスト4進出はなるか。

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