見た目が魅力的で、いつ爆発するかわからない性格にマザコンを足せば、完璧なイタリア生まれの典型ができ上がります。カスコは博識者と同性愛者に愛用された50年代の名車です。
(Legendary Motorsportでの解説)
「強盗」アップデートで追加されたカスコ。スポーツカーは速ければいい、そんな時代を変えたのがこの車です。速くて高品質な1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ランパダーティ(Lampadati)
名称:カスコ(Casco)=蹄(スペイン語)
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$904,400(「強盗:脱獄大作戦」クリアで$680,000に値下げ)
モデル車の考察
モデルはマセラティ 3500GTですかね。マセラティ初の量産車として作られた歴史的な1台です。
ゲーム内では「強盗:脱獄大作戦」の救出対象であるラシュコフスキーの愛車として登場します。解説文ではカスコは博識者と同性愛者に愛用された車と書かれていますが、ラシュコフスキーは果たして?そういえば刑務所って、異性が居ないから囚人たちは同性相手に自らの欲望を……これ以上は止めておきましょう。
走行性能
モデルや設定を考えると60年以上前の旧車ですが、驚くほどよく走る車です。エンジンサウンドはクラシカルですが、走りは現代スポーツカーと遜色ありません。
まず驚くのが加速の良さ。トラクションの掛かりも良く、最高速まで気持ちよくスピードが乗っていきます。最高速も高く、ストレートスピードならクラシックスポーツカーカテゴリーでも上位でしょう。
コーナリング面では若干グリップ力とブレーキング性能が甘いので無理は出来ませんが、それでもクラシックスポーツカーでは高水準で、旧車FRにありがちなダラダラとしたオーバーステアもなく安定しています。コーナーの入りは無理をせず、直線加速の良さを活かせばかなり速い車ですね。
カスタマイズ
残念ながら固有の外装パーツはなし。元々あまり弄りようがないクラシックカーで、登場時期も早いほうなので仕方ない気はしますが、バンパーやボンネットなどどこも変えられないのは残念ですね。カラー変更とホイール交換で個性を出しましょう。
実装当初、通販サイトでカスコで購入すると稀にルーフが取れたカスコ(オープンカーと言うよりはルーフが取れたっぽい造形)が届けられることもありましたが、不具合だったようで後にアップデートで消滅。モデルの3500GTにもスパイダーがあるので、オープンモデルか改造でのルーフ脱着が正式に採用されてほしかったですね。
感想
旧車だもんなとナメて乗ってみたら驚いた車ですね。加速が速くて旧車っぽい動きのダルさもなくて「本当に50年代の車かよ!」と感じたのを覚えています笑。値段が値段なので性能が高い分にはいいですが、もっと古さを感じさせる走りでもよかった気はします。エンジン音が良いので、多少遅くてもエンジン音を楽しみながらドライブを楽しめたと思います。旧車はあまり速くないほうがむしろ楽しいのヨ。
モデル車について
マセラティ 3500GT
古くからレーシングカーの製造販売で名を上げていたマセラティは、1950年代半ばに転機を迎える。当時世に出ていたスポーツカーたちは性能は良くても居住性や信頼性が著しく低く、普段乗りには全く適さないほぼレーシングカーな代物だった。この状況を変えるため、「速く、そして安心して乗れるグランツーリスモ」を量産車で作る構想が浮かび上がり、マセラティは新時代のスポーツカー制作に着手する。
量産のため生産コストを抑えつつ一定の品質を保つのは困難なプロジェクトだったが、自社のレーシングカーのエンジンを流用して市販車用にデチューン、その他主要な部品は欧州のブランド品を採用し、高コストな独自設計や自社生産パーツを極力省くことで難題をクリア。こうしてマセラティ初の量産スポーツカー3500GTが誕生し、3500GTは高く評価され大成功を収めた。同時期、マセラティは財政難に陥っていたこともありレーシング活動を休止。量産車の開発生産に専念し、マセラティは高級スポーツカーメーカーに転身する。
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