心を震わせる音がそこにはあります。ツインプロペラが奏でる深みのある低い轟音と、射撃手が見境なく撃ちまくる.50口径タレットの甲高く小気味の良い音のハーモニーを耳にしたら、もう後戻りはできません。モーグルを手にすれば、南サンアンドレアスの空はもうあなたのものです。
(ロード画面での解説)
想像してください。高度150mで飛行中、真後ろには厄介な敵が迫っています。ツインプロペラの轟音の中、射撃手はガンを回転させて.50口径弾のラインを敵機の脇腹に刻んでいます。敵機を落としたら進路を変え、燃え盛る残骸で「レッドウッド」に火をともせるほど低く飛び、夕日に向かいましょう。窃盗のあと、警察の追跡を振り切るような地味な仕事も、モーグルさえあれば一層楽しく感じるでしょう。
(Warstock Cache & Carryでの解説)
「極秘空輸」アップデートで追加されたモーグル。双発機の世界に革命をもたらした機体です。ビーチの王様を見ていきましょう。
機体データ
メーカー:マンモス(Mammoth)
名称:モーグル(Mogul)
分類:飛行機
乗車定員:3人
購入価格:$3,125,500(極秘空輸ビジネスの調達ミッションを30回クリアで$2,350,000に割引)
備考:保管には格納庫が必要。マップ上では専用アイコンで表示。武装機なのでパッシブ不可。
モデルの考察
モデルはビーチクラフト モデル 18ですね。キャビンやタレットなどの構造にはFMA AeMB.2の要素も含まれているようです。
飛行性能
平均的な性能の中型機といった感じです。加速してから離陸するまでの速さ、最高速共に平均レベル。エンジンをチューニングしてもそれほど変化はありません。ただ、JATOが装備できるのでJATOを付ければ離陸は非常にスムーズになります。
運動性能に関しては中型機といえど大きめな輸送機なのであまり良くはありません。普通に飛行する分には問題ありませんが他の飛行機とドッグファイトするようなことは難しいでしょう。ハンドリングチューンを施して少しでも改善しておきたいですね。
機動性が高くない代わりに動きはとても安定しているので着陸も簡単。元より速さを求める航空機でもないので、それなりの速さと安定感があれば十分です。
戦闘能力
モーグルには純正の武装として前部マシンガンと上部の機関銃が備え付けられています。マシンガンは威力こそ高いものの前方にしか発射できず、この機体のスピードと運動性能を考えるとチンタラ飛んでいる航空機相手にしかまともに当てられません。改造でデュアルマシンガンに換装してもその特性は変わらず。
上部の機関銃はガンナーによって操作され、360度回転して周囲の敵機を攻撃できます。ただ仰角はあまり付けられないので上を飛ばれると為す術なし。こちらも改造でデュアル化できます。
爆弾も装備させることが出来ます。それほど速度が出ず機体も安定しているので爆撃機としての活躍をさせるのもいいと思います。
防御面は弱く、機体そのものの耐久性は他の航空機と変わらずで機動性も高くないとなると空では格好の餌食です。チャフやフレアを付けても榴弾マシンガン持ちの航空機に狙われたらアウトです。
元々の性能がそれほど高くなく、戦闘面は基本的に複数人での運用が前提となるということで、航空機版テクニカルのような機体ですね。遊びで使うにしても複数人で乗りたい機体かなと。
カスタマイズ
カラー変更とボディーペイントで見た目を変えることが出来ます。カラーはメインとサブで分かれていて、サブカラーはエンジンの前方部分に適用されます。
ボディーペイントは軍用機を意識したミリタリー系のペイントが多め。2種類ほど民間航空機っぽいペイントもあるのでお好みで。ただ、民間機風にするにしても上についているタレットの存在感でどうしても軍用機の雰囲気は拭えないですが笑。
感想
上でも書いたように航空機版テクニカルといった感じですね。1人で乗ってもあんまり意味がないです。かといって2人以上で乗るにしても実用性を考えたら他にもっと良い機体があるので、やはり雰囲気を楽しむための機体だと思います。雰囲気用にしては購入にかなりの金額が必要になりますが、それだけの価値を感じるなら是非。
モデルについて
ビーチクラフト モデル 18
モデル17 スタッカーウィングで大成功を収めたビーチクラフト社は、1935年に全く新しい双発輸送機の開発に着手する。会社重役用の高速人員輸送を想定したこのモデル18は、旅客機並みの快適さを備え、当時アメリカ国内に多数存在した小さな芝張りの滑走路からも離着陸できるように設計されていた。
1937年に試作機が初飛行を終えると、当時としては革新的な設計と凄まじい高性能ぶりから注目を浴び、販売が開始されると同時に空前の勢いで受注を獲得。1940年にアメリカ陸軍航空隊がモデル18を発注すると軍用機としても製造されるようになり、アメリカが第二次世界大戦に参戦すると民間型の製造を中止し軍用型の製造に専念することとなった。
大戦が終結すると民間型の製造が再開され、当時ビジネス専用の双発機がまだほとんど市場に出ていなかったこともあって多くの企業にビジネス機として採用された。また、軍用型も余剰機が世界各国の軍に供給された。この時期になると設計の古さは否めなくなっていたが、操縦性・安定性共に優れ、かつ頑丈で実用性が高い機体であったため人気は衰えず、最終的に1969年まで生産が続けられた。“ツイン・ビーチ”の愛称で親しまれたモデル18は軽双発機市場に大変革をもたらし、その後の軽双発機設計に大きな影響を与え続けた。
フォトギャラリー
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