こちらはソーシャルゲーム「ブルーアーカイブ」に登場するキャラクター、久田イズナの水着姿である。彼女の健康的で可愛らしい水着姿にニンニンしてしまった先生も多いことだろう。そんな水着イズナが、まだ肌寒いこの2月に突如話題となった。
ブルーアーカイブにはオリジナル版とグローバル版が存在する。グローバル版はレーティング対象年齢に配慮して様々な表現調整がされているバージョン(特に本国での審査委員会の目が厳しいため)で、コハルよろしく「エッチなのはダメ!死刑!」と言わんばかりにオリジナル版での際どい描写がカットされている。有名なところで言えば、メインストーリー第2章でアリスがほぼ全裸で登場したシーンが、グローバル版では身体を映さず顔のアップだけが見えるように調整されている。
そんなグローバル版はオリジナル版よりも遅くリリースされているため、今の時期になって水着イズナが登場した。そして、その水着イズナの“表現調整”が話題となったのだ。
もはや間違い探しだが、このグローバル版イズナと上のオリジナル版イズナはどこが変わっているかよーく見比べてみよう。普通はこの手の表現規制となると、胸を小さくするだとか、胸や股間が見えにくくなるように衣装の布面積が増えるとかの手法がよく使われるが、そうは見えない。ではどこが変わっているか。ラムネの瓶から水が飛び出さなくなっているのだ。
……はて、なぜラムネから水が飛び出さないようにしているのだろうか。グローバル版においてわざわざ表現調整をしたのだから、オリジナル版の表現がアウトだと判断されたということである。イズナが棒状のモノを手に持って、そこから水が吹き出している……あっ、ふーん(察し)。
いや、いくらなんでも考えすぎではなかろうか。女の子が手に持ってるラムネの瓶から水が吹き出したらアウトというのは、まるで遊戯王の「虚栄巨影」が修正された時のような不可解な修正である。「そう思って見てるお前がスケベなんだよ」と言われる類の指摘に思える。
しかし忘れてはいけないのが、このゲームがブルーアーカイブということである。何を隠そう、このゲームはこれまで数々のギリギリ指摘できないレベルの下ネタをぶっこんできたゲームなのだ。正直言うと自分もオリジナル版の水着イズナが出た時、「これやってんな?」と思ってしまった側の人間である。では、水着イズナの修正が妥当と思えるブルアカの前科を見ていこう。
真っ先に思いつくのがこれである。これは生徒たちの強化素材として使われるオーパーツの一種、「水晶埴輪」だ。ブルーアーカイブに登場するオーパーツはヴォイニッチ手稿やアンティキティラ装置など実在のオーパーツをモデルとした物になっているが、水晶埴輪にはモデルが存在しない。水晶のオーパーツと言えば水晶髑髏が思いつくが、ドクロだと色々な意味でよろしくないと判断されハニワにされたのだろうか。
しかしこの埴輪、見れば見るほどアレに似ている。棒状で、ピンク色で、突起が有って……だが、アレの名前を出してしまえば最後、「お前埴輪見てそんなこと考えてたのかよwww」と言われかねないような微妙なラインである。そう、これはあくまで水晶で出来たハニワというだけなのだ。これだけであれば。
ブルアカが水晶埴輪をソレとして見ていることが確定したのが、ハナコのバレンタインストーリー(イベント「シャーレのハッピー♡バレンタインパトロール」)だ。ハナコは恥じらいながら、手作りしたというチョコを渡してくる。そのチョコの造形が水晶埴輪そのものなのだ。
浦和ハナコと言えば、ブルーアーカイブでも屈指の変態だ。日常会話の全てがシモに通ずる強者で、事ある毎に脱ごうとする露出狂でもある。変態要素を除けば気遣いの出来る才女で、ただの痴女では片付けられないイイ女なのだが、ともかくそんなハナコがチョコで出来た水晶埴輪を渡してくる。それはつまり「そういうこと」なのである。
そう考えると、成長材料に水晶埴輪を要求する生徒たちのこともそういう目で見ざるを得ない。四六時中ピンクなことを考えているコハルは勿論のこと、「確かに使ってそうだな」と思えるヒヨリやヨシミ、「き、君も使ってるのか!?」と悶々としてしまうヒフミやマリー(体操服)など、これだけで色々な想像ができてしまう。ツバキなんてメインのオーパーツもサブのオーパーツも水晶埴輪である。2刀流だよ2刀流。
まぁ、チェリノとかカエデとかアレを何に使うかも知らなそうな子も居るので、あまり深く考えても仕方ない。とにかく、ブルーアーカイブはそういうネタを何気なく仕込ませてくるゲームだということだ。
(追記:水晶埴輪を欲する生徒たちのことを研究しました、ご査収ください→【ブルーアーカイブ】水晶埴輪を使う女たち)
まだまだ探せばいくらでも微妙なラインの下ネタがあると思うが、そもそもそんな微妙なラインの下ネタを探さなくても水着イズミのメモリアルロビーなどダイレクトにスケベなシーンが山程あるゲームなので、このゲームがあらゆる場面で“狙っている”ことは分かっていただけるだろう。審査委員会が頭コハルかどうか以前に、ブルアカの運営が頭ハナコなのだ。
というわけで、水着イズナがイズナ流忍法で先生のラムネにぷくぷくの術を仕掛けていたことは明らかな事実と言えよう。それを審査委員会が嗅ぎつけて「エッチなのはダメ!死刑!」としたのも必然と言える。水着イズナのラムネナーフは妥当な判断だったのだ。これからも頭コハルな規制側とそれを掻い潜ろうとする頭ハナコな運営側の駆け引きを楽しみたいものである。清渓川は今日も透き通っている。
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