アマプラで「劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-」を視聴しました。こちらはブルーロックのスピンオフ作品で、御影玲王と凪誠士郎の視点で青い監獄の戦いを描いたものになります。
玲王は凪という宝物と出会い、高校サッカーで台頭していき、ブルーロックに入寮。そして、才能だけで勝てていた凪が才能だけでは勝てない相手に直面し、自分以外の人間が放つ「勝利を求める熱」にあてられ、覚醒。凪はサッカーの面白さと全力を出し尽くす素晴らしさに目覚めるものの、その成長と自立が二人の関係を変えていってしまう、というストーリーです。
内容的には期待していたほどのものではなかったというか、二人の過去や関係性の深堀りを楽しめたものの大体は想像通りの話で、本編で描かれていない部分(二次選考で蹴落とされてから這い上がる所とか)が詳細に描かれていたわけではないので、本編の復習というか確認というか、な内容に感じました(原作マンガ未読で視聴したのもあり)。
というわけで、全体的に「知ってた」という感じで視聴が進んでいった本作でしたが、改めて思うのはこの二人の関係のしっとり感。玲王からの矢印の太さはハッキリと分かるところですが、凪からの矢印も相当デカい。友情、と一言で呼ぶにはやけに重たくて湿ってねぇか?と、改めて思いました。別に腐の目線で見ようとしてるわけじゃないのにジメジメした愛憎を感じてしまう〜!
思えば、本編でも潔と蜂楽が「お前を奪われた」だの「取り戻す」だの、サッカーと違う文脈混じってないか?と思うようなネットリとした言い回しをしていましたが、なんかこうブルーロックの熱い友情はカラッと熱いスポ根系じゃなくて、ムワァッ……と蒸すようなところがありますよね。あくまで一部ですけど笑。
VS U-20 JAPAN編のアニメも始まり、原作未読の自分は潔がどう成長していくのか、潔に狂わされた男たちがどうなっていくのかすごく楽しみにしています。玲王と凪の関係もどうなっていくのか……一緒について来いと言いだしたのは玲王なのに、玲王は凪の世界についていけなくなりつつあり、凪が待つところへ追いつき追い越せできるのか、それとも脱落していくのか。玲王、お前のツラそうな顔をもっと見せてくれ!
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