
こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。
折角のお祭りのなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はスペイン対カーボベルデ、ベルギー対エジプトの試合を見たので感想を書いていきます。
一晩で世界のスターに
優勝候補のスペインとチャレンジャーのカーボベルデの対決は、当然スペインがボールを保持する展開。4−3−3同士のミラーマッチで、両翼がフェラン・トーレスとガビのスペインはサイドからのドリブル突破は狙わず、パスと動き出しで試合をコントロールしながらじっくりと打開を狙います。
押し込まれるカーボベルデも完全に押されっぱなしにはならず、繋げる時は繋いでロングボールに逃げすぎず自分たちの時間を作ろうとします。しかしシュートまでは全く行けず、スペインもゴール前までは迫れてもそれ以上のチャンスを作れないので、非常に静かなゲームのままハイドレーションブレイクに。
時間が経過していくとお互いに相手のやり方に慣れていき、少しずつゴール前に迫れるように。特にスペインはククレジャの裏抜けに対して対角線のフィードを送り、ククレジャの折り返しを中央で合わせる形が再現性を持って作れるようになっていき、決定機が生まれます。
これでノッてくると面白いようにブロック間の狭い場所でもハイテンポにパスを回せるようになり、終盤にかけてはゴールが時間の問題と思える猛攻。しかし、カーボベルデはキーパーのヴォジーニャが集中してビッグセーブを連発しスコアを守ったまま前半が終わります。
前半の良いイメージを保ったまま後半に入るスペインはいきなりチャンスを連発。押され続けるカーボベルデは押し返すために繋ぎの局面でプレー選択を迷い、そこでスペインの前プレスにハマってショートカウンターを受ける危険なシーンも増えてきます。カーボベルデが3枚替えをしても流れは変わらず、ハイドレーションブレイクへ。
終盤になって本気でゴールが必要になってきたスペインは、得点能力の高いメリーノとコンディション不良だったラミン・ヤマルを投入。ヤマルの存在感は抜群で、すぐにキレのあるプレーを見せるとカーボベルデはヤマルへ警戒を向けざるを得ず、否応なしにブロックを広げられカウンターに出るパワーも削がれます。
スペインはダニ・オルモとニコ・ウィリアムスも投入して、ベンチスタートだった主力を使い切って最後の猛攻。ロドリを外して完全に前掛かりの姿勢になると、トランジション局面でカーボベルデがボールをキープできるようになり、今まで出せなかったカウンターに行けて押し返せるように。カーボベルデが最後の一踏ん張りをするパワーを取り戻すとそのまま試合はスコアレスで終了。ワールドカップ初出場のカーボベルデが優勝候補スペインを相手に歴史的な勝ち点1を獲得しました。
スペインは引いた相手を崩す切り札のヤマルとニコがコンディション不良で長時間使えなかった不運はあったものの、カーボベルデ相手には勝てるだろうという慢心が見えるような序盤の過ごし方が尾を引いてしまった気がします。
ゆっくりと様子を見るスローペースの入りでカーボベルデに冷静に対応されてしまい、集中と自信を与える結果になってしまったでしょうか。カーボベルデが意外とボールを持てたので完全に押し込みきることもできず、そこで使ってしまった時間が最後に効いてきましたかね。この初戦で勝ち点3を得られなかったことが落とし穴にならなければいいのですが。
カーボベルデは勝利に値する引き分けで文句なし。ウイングが居ないスペインのスタメンに対してサイドをある程度捨てて中央を締める守りで前半を凌ぎ、後半に交代カードでサイド攻撃を活性化されても完全撤退で耐えきる集中力。勇気を持ってボールを繋ぐことで自分たちの時間もしっかり作り、スクランブルで攻めるスペインの攻撃をシャットアウトしてみせました。最後にセットプレーからワンチャンスも作りましたし、見ていて感動する戦いぶりでした。恐らく誰もが予想だにしていなかった強豪食い、これこそがワールドカップですね。
真っ向勝負の死闘
ベルギー対エジプトは序盤から強度の高い試合に。お互いにボールを持ったら前線のタレントを活かして前へ前へと積極的に進んでいくため、切り替えの激しい攻防に。速攻が持ち味なのもお互いの特徴なので、どちらかがボールを持つともう一方がミドルゾーンで構え、攻撃がフィニッシュで終われないと強烈な速攻が発動して逆襲される息をつかせぬ展開です。
すると20分、右サイドでサラーがカットインを仕掛け、中央にパスが通るとアーシュールが右足を振り抜き、凄まじいミドルシュートを叩き込みエジプト先制!クルトワを持ってしても止められない弾丸シュートが試合の均衡を壊し、ハイドレーションブレイクへ入っていきます。
攻めなければいけなくなったベルギーはダブルチームで対策されているドクの位置を右サイドに入れ替えたりしながら動きを作って、集中しているエジプトのブロックを動かそうとします。序盤は少なかった裏抜けや3列目からの飛び出しも増やしてシュートに持ち込む回数が増えていくものの、エジプトも動じずに対応しエジプトリードのまま後半へ。
後半のベルギーは更にドクを中央にしてデ・ケテラーレを右サイドに出して変化をつけます。前半のドクとトロサールの位置変更は効果が薄かったもののドクの中央配置はしっかりとエジプトへのプレッシャーになり、中央で細かいドリブルをするドクをエジプトはファウルでないと止められず、危険なセットプレーのチャンスを作られてしまいます。
ドクを中心に決定機を作り出すベルギー、相手が前掛かりになりカウンターにますます磨きがかかるエジプト。ベルギーはルカクを投入して勝負を賭けに来ると、右サイドの裏抜けからクロスが入り、ルカクがゴール前に入り込んだことでディフェンダーのオウンゴールを誘発!ファーストプレーで試合を動かしてしまうルカクの存在感で試合は振り出しに戻り、ハイドレーションブレイクになります。
ハイドレーションブレイク明けはエジプトが守備的な交代をしたことや暑さによる疲労があってか少しスローペースになりましたが、徐々に間延びしてオープンなゲームとなり再び撃ち合いに。両チームの交代カードは引き分けも見据えたものでしたが、ピッチ内の選手たちは最後まで決勝点を狙ってリスクを掛けた厚い攻めを見せ、1−1で死闘が終了しました。
ベルギーは相変わらずのタレントパワーで、特にドクの打開力は凄まじかったです。それだけにしっかりと対策をされていて、ただ彼を起用するだけだと封じ込められてしまうので、今日の試合で色々と配置を試すことが出来たのは収穫だと思います。ただ、相変わらずタレントが居ても各ポジションに満遍なくタレントが揃っているわけではないので、全員が全員本職に集中できておらずネームバリューほどは強くないいつものベルギーではありました笑。あくまでスター選手多めの中堅国として見ていくくらいが丁度いいですね。
エジプトはかなり仕上がりが良く、少人数でカウンターを完結させられる攻撃陣と集中してハードワークする守備陣のエネルギーが凄まじかったです。ベルギーを相手にカウンター合戦で一歩も引かない戦いが出来ることを示したので、続く戦いもこの調子で力を見せてほしいです。スペイン相手でもやりきれるか。
というわけで、今日はスペイン対カーボベルデ、ベルギー対エジプトを視聴しました。どちらも種類の違う名勝負で、90分全く余所見できない緊張感のあるゲームだったので徹夜なのに全く眠くならずに見切ってしまいました。特にスペイン相手に耐えきったカーボベルデの奮闘は感動モノ。この勝ち点1だけでも歴史に残りますが、ベルギーとエジプト相手にも勝ち点を取れたら最高ですね。
無料で見れるワールドカップ2026の試合を画像にまとめました。 pic.twitter.com/Je4AR8TtDH
— サブスクなび|W杯日程ツール (@subscript_navi) May 31, 2026
(有志の方がまとめてくれていたワールドカップの無料放送試合)
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