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GTA5/GTAオンライン車図鑑「デクラス スクラムジェット(Declasse Scramjet)」

投稿日:2018年8月22日 更新日:

デクラス スクラムジェットは文字通り、見た目では判断できない存在です。重心の低い車高からは想像できない、ハイドラも嫉妬するほどの垂直離陸をこなし、ターボをかければロケットヴォルティックも真っ青の勢いでビルに突っ込みます。この秘密を知ったあなたは、手を出さずにはいられないはずです!

(ロード画面での解説)

偉大な発明は偶然の産物だという真理が、デクラス スクラムジェットによって証明されました。極度に様式化されたスピード重視のレトロスポーツカーで10メートルも跳び上がり、ターボをかけて近くの高層ビルに突っ込む必要性なんて、誰も考えなかったはずです。しかし実際に目の当たりにしてその可能性を考え始めると、もう後戻りはできません。夢見る全ての人のためのマシンです。

(Warstock Cache & Carryでの解説)

「ナイトライフアップデート」で追加されたスクラムジェット。アニメの世界で子供たちを夢中にさせた夢のマシンです。まさかの実車化がされた1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:デクラス(Declasse)
名称:スクラムジェット(Scramjet)
分類:スーパーカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$4,000,000
備考:改造は乗り物ワークショップでのみ可能。マップ上では専用アイコンで表示。

モデル車の考察

モデルは、1967年に放映されたアニメ「マッハGoGoGo」に登場するマッハ号ですね。また、マッハGoGoGoを元に、アメリカで実写映画化された「スピード・レーサー」に登場するマッハ5(マッハ・ファイブ)もモデルでしょう。

流石に原作のような様々なギミックは再現されていませんが、オートジャッキ(ジャンプジャッキ)によるジャンプを模して、ルイナー2000と同じジャンプ機能がついています。また、ブースト機能もついているので、2つを組み合わせればエアロジャッキの再現もできます。

名前のスクラムジェットは、現在開発が行われているジェットエンジンの一種からつけられた名前ですかね。スクラムジェットエンジンは、マッハ5以上の超音速域でも出力を得られるエンジンとして、超音速輸送機やスペースプレーンへの使用が期待されています。

登場時の価格は$4,628,400(敵対モード「スピード・コンボイ(Remix)」を勝利で$3,480,000に値下げ)でしたが、「ロスサントス・ドラッグウォーズ」アップデートで価格改定が行われ、割引条件無しの$4,000,000に改定されました。価格改定が行われること自体も驚きですが、割引条件を消して一定の価格にするという修正も驚きですね。

ボディーペイントの元ネタ

赤のピンストライプは、上述のマッハ5がモデルでしょう。

走行性能

素の走行性能は、かなり癖の強いスーパーカーといった感じです。アンダーステアがキツめで、高速でコーナーを曲がれないのと、かなり車重が軽いのか路面のギャップで簡単に跳ねてしまってバランスを崩しやすいです。

しかし、そんな素の性能を吹き飛ばすのが2つのギミック。ヴィジランテのようなブースト機能と、ルイナー2000のようなジャンプ機能の2つがついています。この機能を使うことで、目的地に凄まじい速さで到着することができます。

ブースト機能はヴィジランテより若干噴射時間が長い代わりに、リチャージも長め。ブースト発動中に再度ブーストボタンを押すと、そこでブーストを止めることができます。途中で止める止めないに関わらずゲージは全て消費してしまいますが、これまでのブースト付き車両のように「一度ボタンを押したらブーストが終わるまでどうにもできない」ということがないので、ブーストによる事故を減らせます。事故を予測できるかはドライバー次第ですけど。

ジャンプ機能は単体ではあまり役に立ちませんが、ブースト機能と組み合わせることで長距離を飛行することができます。ジャンプのゲージは表示されないため、リチャージがどのタイミングで終わるのか分からないのが欠点ですが、リチャージの音が聞こえるのでそれを頼りに確認しましょう。まぁ、ジャンプを連発させたいときってあんまりないと思いますけど。

戦闘能力

これまで登場してきた特殊車両のいいとこ取りをしたような車です。とにかくやれることが非常に豊富。

車の改造には乗り物ワークショップが必要ですが、他の車輌なら乗り物ワークショップで装備しないといけないミサイルがマシンガンと共に標準装備で付いてきます。ミサイルはヴィジランテ同様の誘導性能最高のものが30発。機動作戦センターやアベンジャーを持っていなくても、十分な戦闘能力があるのが嬉しいですね。

また、通常の車と同じようにドライブバイをすることができ、状況によってミサイルと使い分けることができます。攻撃性能に関してはこれまで登場した車両の中で最高クラスでしょう。

が、攻撃面は最高でも、守備面はボロボロです。例によって爆破耐性がないので、誤爆や爆発物で一発アウトなのはまだしも、身体が剥き出しで敵の銃撃をモロに浴びるのが非常に痛いです。どれだけ火力で勝っていても、反撃を喰らえばそこでほぼアウトでしょう。

なので、奇襲をかけてミサイルを撃ち込んだら、ブーストで即座に脱出のヒット&アウェイ戦法で戦いましょう。同じ場所に留まっていたら負けです。

残念ながら強盗ミッションへの持ち込みはできません。持ち込みができたとしても、薄い防御力のせいで地雷扱いになりそうなので、持ち込み出来なくて良かったのかもしれませんが。

「ダイヤモンドカジノ&リゾート」アップデート以降、武器を持った車両はパッシブモード不可能になったため、武器を装備するとこの車に乗った時パッシブモードにできなくなります。

カスタマイズ

改造ができるのは乗り物ワークショップのみ、できる改造はボディーペイントくらいです。ボディーペイントはシンプルなものから痛車ペイントまで色々。形だけでも十分個性的な車ですが、ペイントで個性を出しましょう。

感想

新たな特殊車両が登場する度に「GTAもここまできたか」と思わされていますが、このスクラムジェットもなかなかのインパクトですね。マッハ号ですよマッハ号。ビジュアルのインパクトはヴィジランテといい勝負です。

実用性に関しては、長所だけを見ればすごく良い車に思えますが、短所もハッキリしていて使い所に困るので、仕事で使うとなるとそれほど、という感じです。やっぱりある程度は車に耐久性能があるか、乗員保護ができるかでないと使い勝手が悪いですね。乗り物ワークショップが必要ないのは良い点ですけどね。

遊びの面では文句なし。ジャンプとブーストを駆使してとんでもない移動ができて楽しいです。高額なオモチャだと思って乗るといいのではないでしょうか。



スピード・コンボイ(Remix)

ついでと言ってはなんですが、スピード・コンボイ(Remix)を一通りやってみた感想を書いておきます。

ランナー&ディフェンダーチームと、アタッカーチームに別れてプレイします。ランナーの車には爆弾がついていて、常に速度を一定以上に保たないといけません。また、コースアウトしても車が爆発してしまうので、ランナーは一瞬も気が抜けません。

ランナーの車が爆発せずにゴール地点へ辿り着ければランナー&ディフェンダーチームの勝ち。ゴールに辿り着く前にランナーの車を破壊できればアタッカーチームの勝ちです。そしてラウンド毎に買ったチームにポイントが入り、先に規定ポイントまで達したチームがマッチウィナーとなります。

基本的にはアタッカー有利のゲームです。ランナーの車はトラックなど非常に遅い車で、一度失速をすると立て直すのが困難です。しかも、他の車とそこまで重量差がないので、突撃を喰らうと簡単に態勢を崩します。なので、アタッカーチームはポイント取れて当たり前、ランナー&ディフェンダーチームはポイント取れたら勝利がぐっと近づきます。

アタッカーはいかにしてランナーを失速させ、失速させたらそのまま止めることができるかが重要。ランナーはアタッカーの攻撃を受け流しつつ、失速してもどう脱出するかを常に考えるのが重要。ディフェンダーはアタッカーを止めつつ、ランナーが失速していたら押してあげたりして立て直しを手伝うのが重要です。

以下、各ミッションで使う車両を書いておきます。

1 ランナー:デューン、ディフェンダー:ヴィジランテ、アタッカー:スクラムジェット

2ランナー:フェスティバルバス、ディフェンダー:デューク・オ・デス、アタッカー:クルマ(装甲)

3 ランナー:ティッパー、ディフェンダー:リボルター、アタッカー:パライア

4 ランナー:ヨウガ・クラシック、ディフェンダー:タイラント、アタッカー:タイパン

5 ランナー:パウンダー・カスタム、ディフェンダー:XA-21、アタッカー:SC1

6 ランナー:バラックス、ディフェンダー:バラージ、アタッカー:コンテンダー

7 ランナー:スピードー・カスタム、ディフェンダー:ツーリスモR、アタッカー:ツーリスモレトロ

一通りやってみましたが、どれをやっても「ランナーは大変だな」と思いました笑。相手の攻撃に対してランナーの車が脆すぎます。強いて言うなら、走破性に優れブロックされても突破しやすいデューンの1と、うまく立ち回れば重量差で押し切れるパウンダー・カスタムの5なら、ランナー側にも勝機があるかなと思います。

モデル車について

マッハ号

自動車レースを題材に、タツノコプロが制作したアニメ「マッハGoGoGo」に登場するマシン。搭載された様々なギミックで主人公の窮地を救う夢のマシンの姿に、当時の子供達は心を奪われていった。それは日本だけでなくアニメが輸出されたアメリカでも同様で、マッハ号を見て心をときめかせた2人の子供が、後に実写版映画「スピード・レーサー」を制作することとなる。その子供たちの名前はウォシャウスキー姉妹。後のマトリックス3部作の監督である。

フォトギャラリー

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