このスポーツカーはまさに憧れのマドンナ。アバンギャルドなボディにすり寄って来ることもなければ、最初のドライブからダッシュボードをまさぐらせてくれるようなこともありません。堂々としていて、洗練され、ある意味で超然とすらしています。この車は選ばれた運転者にしかその魅力を見せてくれません。それでも長く運転していると、いつしか他の人類に対する絶対的な優越感を感じるようになるでしょう。そうして初めて「パライアに乗っている」と言えるようになるのです。
(Legendary Motorsportでの解説)
「強盗:ドゥームズ・デイアップデート」で追加されたパライア。あまりに美しく、驚くほど速いスポーツカーです。イギリスとイタリアが手を組んだ1台を見ていきましょう。
目次
車両データ
メーカー:オセロット(Ocelot)
名称:パライア(Pariah)=社会ののけ者(英語)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,420,000
モデル車の考察
全体のモデルはアストンマーティン ヴァンキッシュ ザガートですかね。ヴァンキッシュをモデルにした車はマッサクロ、リンクス、ライデンと多く存在しますが、特別モデルのザガートをモデルにした車は初めてですね。
フロントマスクにフェラーリ 812 スーパーファストとフェラーリ ポルトフィーノ、テールライトやフロントバンパーなどにダッジ バイパー(3代目)の要素が含まれ、超高級スポーツカーの合わせ技という感じです。
今作では812 スーパーファストでイタリGTO、バイパーでバンシー(+バンシー900R)と、こちらもモデル繋がりの車がいくつかあります。
走行性能
凄まじいストレートの鬼です。なんと、最高速度がスポーツカーカテゴリどころか、スーパーカーカテゴリを含めても第1位。ブースト付きの車両を除けば直線最速のマシンなので、レースでは無類の強さを誇ります。
その代わり、コーナリング性能には癖がありオーバーステアが強め。特に低中速域では大パワーによるホイールスピンも含め、簡単にリアを滑らせてしまいます。アクセルワークには注意を払いましょう。
カスタマイズ
改造パーツはそれなりに多め。特にフロントバンパーは、パーツを変えれば812風にも、ポルトフィーノ風にも、バイパー風にもなる多様なラインナップ。好みで付け替えましょう。
ストライプ系のみですがボディーペイントもあります。シンプルながら洒落たデザインでいいですね。
感想
癖のあるコーナリング性能と、どこまでも伸びる直線加速という見事な直線番長。と言っても、慣れてしまえばコーナーで暴れるパライアを手懐けるのは難しくないので、乗りこなす腕さえあれば確実にパライアがスポーツカー最速でしょう。このカテゴリーでは頭一つ抜けた速さです。
勿論、その性能に合わせてお値段はスーパーカー並み。トータルバランスはスーパーカーには及ばないので、ただ速い車を求めるなら同価格帯のスーパーカーを買った方がいいでしょう。スポーツカーとしては圧倒的ですが、同じ値段でスーパーカーが買えてしまうとなると、ちょっと悩ましい車ですね。
モデル車について
アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート
過去に何度もアストンマーティンと手を組み車体のデザインを行ってきたイタリアのザガートが、アストンマーティンの代表モデルの1つであるヴァンキッシュを新たな領域に導いた。元々はコンセプトカーとして発表されたモデルだったが、反響の大きさに99台の限定生産が決定。8500万円という価格でありながら、発表時点で全て売約済みという人気ぶりだった。その美しいボディは全てがカーボン製となっている。
フェラーリ 812 スーパーファスト
F12の跡を継ぐフェラーリのFRスポーツカー。名前の812は「800馬力のV12エンジン」を意味し、フェラーリ史上最もパフワフルなエンジンを持つマシンとなった。パワフルなエンジンが一際目を引く812だが、高度な電子制御システムがアシストする走りは非常に懐が深く、限界走行にもクルージングにも対応する万能さが大きな売り。ピュアスポーツにもGTカーにもなれるオールマイティーな高性能車である。
フェラーリ ポルトフィーノ
カリフォルニアTの後継車にあたるフェラーリのクーペカブリオレ。名前はイタリアで最も美しい町と言われている港町「ポルトフィーノ」から名付けられ、この車の発表会もポルトフィーノで行われた。基本的な造りはカリフォルニアTのものを踏襲しつつ、全体的に性能が向上。剛性が強化されつつ軽量化されたボディ、更に洗練された電子制御システムにより、スーパーカーさながらの走りを実現した。
ダッジ バイパー(3代目)
2010年に2代目バイパーの生産が終了してから2年。バイパーが進化を遂げて帰ってきた。伝統のロングノーズ・ショートデッキスタイルはそのままに、細部まで見直されたボディは、強く軽く空力特性も向上。エンジンにも手が加えられ、8.4LのV10エンジンは650馬力を発生する。ブランド戦略の都合で最初の2年は「SRT バイパー」の名で、その後は「ダッジ バイパー」の名で販売された。
フォトギャラリー
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