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【GTA5】ストーリーの最後の選択肢(マルチエンド)はどれが正史なのか

投稿日:2019年3月21日 更新日:

ここ一週間ほどGTA5のストーリーをまとめながら見直していたんですが、改めてマルチエンディングの分岐について色々考えていました。プレイヤーに委ねられたエンディングの選択、ロックスター側としたらどれが本筋なんだろうかと。

心情的にはマイケルもトレバーも殺せないしFIBとデビンの言うことを聞くのも御免なので、プランC選ぶしかないやろ!と思うんですが、「ストーリーの整合性」という点から見たときどの選択肢が最も本筋っぽいのかを軽く考えてみたいと思います。



まともな選択

プランAではトレバーを始末することになりますが、それなりに現実的な選択肢かもしれません。マイケルとトレバー、どちらかを消さなければいけないのなら、フランクリンがマイケルを選ぶことは考えにくいです。マイケルには様々な恩があるのに対しトレバーにはあまりそういったものがないので、フランクリンからするとトレバーを助ける理由が「ダチだから」くらいしかありません(勿論、それが一番重要なことなんですが)。

ただ、トレバーを消したとしてもデビンがマイケルを恨み続けていることは変わらないわけで、トレバーを消したあとどうするのかという話になります。デビンの脅威が残る中でデ・サンタ一家に安全な暮らしはできないでしょうし、FIBからの協力もデビンの力を考えると期待できません。フランクリン自身に直接危害は及ばないでしょうが、マイケルと一蓮托生になることを選んでいるため、マイケルの問題は自分の問題としてフランクリンもデビンと戦うことになりそうです。

ということで、目先の問題を考えればトレバーを始末するのは現実的かもしれませんが、トレバーを始末したところで状況が良くなるわけではないことを考えるとフランクリンが友を殺してまで殆ど無益な選択をするのかは疑問に思えます。また、ヘインズはトレバーの始末について「時期が来たら連絡する」と言っていたわけで、今すぐ実行に移す必要もなかったはずです(システム上の都合とか言わないで)。場合によってはFIBからの協力も得られたかもしれませんし。

避けられない運命

プランBではマイケルを始末することになりますが、これはif要素が強い選択肢だと思っています。というのも、マイケルがFIBの仕事に巻き込まれ始めたときも友情を重んじたフランクリンが、最後の最後でいきなり他人の言いなりになって友を殺すのは考えにくいからです。フランクリンはドライな部分が目立つ人物ではありますが、なんだかんだで人との縁を簡単に切れない人間なので(このエンドでも結局マイケルを助けようとしちゃうし)。

デビンに言われて心変わりしたのかもしれませんが、フランクリンがマイケルを裏切ってまでデビンの側につくかと考えると、デビンの依頼はそれほど強い動機付けになったでしょうか。弱みを握られているわけでもなくむしろ借りを返してもらっていない(タダ働きさせられた)側なわけで、デビンの力を恐れるだけでマイケルを殺すまで至るかなと思ってしまうんですよね。フランクリンの前でデビンはケチ臭い小物な態度ばかり見せていますし。

なので、プランBは個人的に展開の納得感はありません。ただ、マイケルの過去に対する因果応報的な展開であったり、師であるマイケルと同じように仲間を捨てて生き残る道を選択するフランクリンであったり、話の生生しさと救われなさはギャング映画っぽくて結構好きです。仲間殺しの重責に耐えきれず、ラマーに電話しちゃうフランクリンとかもいいですよね。

プランC

マイケルもトレバーも助けるプランCですが、どうしても「うまくいきすぎじゃないか」と思うところはあります。これまで厄介な存在だった敵たちを1日で殲滅できるなら、「それもっと早くできなかったんかい!」みたいな。このミッションだけで各組織のボス格があっさりと消えますからね。ただ、僕は個人的な感情を抜きにしても、プランCが最もフランクリンの選びそうな選択肢だと思っています。

大きな理由としては、まず最初にレスターへ助けを求めたことです。これまでマイケルがトライアドに誘拐されたり、ラマーがバラスに誘拐されたり、フランクリンは困ったことがあればまずレスターに連絡をとっていました。そういった時にレスターは必ず持ち前の技術力と知恵で解決策を与えてくれているので、フランクリンからの信頼も絶大なはずです。それもあってAとBでは誰にも相談なしですぐに「仲間を殺しに行く」という選択肢とったことが引っ掛かります。

あとはやっぱり、フランクリンが仲間を売るところが想像できるようで想像できないところがプランCを本筋だと思う理由です。ストーリー中にフランクリンが離反するフラグというか、マイケルとトレバーを裏切ってもおかしくない態度を何度か見せていればAとBもすんなりと繋がるんですが、そういうわけではないので。

それよりも他人を放っておけずになんだかんだで行動してしまうシーンが多いので、窮地に追い込まれてもフランクリンは仲間を捨てる判断はできないように思います。見捨てるだけならまだしも、自分の手で殺すとなれば尚更です。

あとがき

いずれGTA6が登場したとき、GTA5の結末はそれとなく触れられると思いますがどのエンディングが正史になるんでしょうね。ナンバリングタイトルでは無い外伝作品とはいえ、主人公の一人であったジョニーがあっさり消されてしまったので、まさかの展開も十分に有り得るのが怖いところです。特にトレバーは何があっても死ななそうだし場合によってはあっさり死にそうなキャラだからなぁ。

以下追記↓

GTAオンラインの時系列はオフラインのストーリーの前日譚として始まりましたが、アップデートを重ねるにつれいつの間にかオフラインの年代を飛び越えリアルタイムと同じところに設定され直しました。そして、レスターの台詞やエージェントULPの登場などでオフラインのストーリーとの繋がりが匂わされたりしてきましたが、「ダイヤモンドカジノ&リゾート」アップデートでなんとタオ・チェンが登場。そうです、プランCで多くの人が粘着爆弾を使いウェイ・チェンと共にふっ飛ばしたであろう酔っ払いタオ・チェンです。

タオ・チェンが生きてると知って、「あれ?プランC以外が正史ってこと?」と最初は思いました。しかし、よく考えてみればタオ・チェンの始末はプランCで必須ではなく、ストーリー上始末しなければいけないのはウェイ・チェンだけでした(いつも粘着爆弾で親子まとめてふっ飛ばしてるから忘れてた)。

そして、カジノミッションの中でフランクリンがウェイ・チェンを始末した場所を通りがかると、タオ・チェンは「前にあのクラブで殺されそうになった、二度は御免だ」と話します。タオ・チェンが何者かによって襲撃された過去を示唆していて、これは間違いなくプランCの話でしょう。つまり、「何者(恐らくフランクリン)かがチェン一家を襲った=プランCの出来事」がオンラインのストーリーでも採用されたということです。

まぁ、結局はトレバーとマイケルの生死がハッキリしないことにはどのエンディングが正史扱いなのかは分かりませんし、それを明言してしまうほどロックスターも野暮ではない(っていうか明言しちゃうならもっと早く明言してるよね)と思うので真相は定かではありませんが、プランCが正史だった可能性はかなり高まったと思います。正直、デビンとヘインズが笑顔でエンディングを迎えるなんて真っ平御免なのでよかったです笑。

更に追記↓

「契約アップデート」にてオフラインのストーリーを終えた現在の時間軸のフランクリンが登場しました。直接的な名前は出されていませんが、フランクリンが「俺の知り合いの映画プロデューサーが〜」なんて言っていたり、他にもマイケルとトレバーの存在を匂わせる発言が色々とされていたので、やはりプランCが正史ということで間違いなさそうです。



関連コンテンツ

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