遊戯王OCGデッキレシピ第2弾は、超高速回転D-HEROです。デステニー・ソルジャーズでの再録により組みやすくなり、更に新たなHEROの登場でとてつもない展開力を得たD、めちゃくちゃ楽しいです。さぁ、みんなも一緒にブン回そう!
追記:新しいD-HEROが出来たのでそっちも見てね!
デッキレシピ
最上級モンスター(6枚)
D-HERO ドグマガイ×3
D-HERO Bloo-D×3
上級モンスター(3枚)
D-HERO ディアボリックガイ×3
下級モンスター(9枚)
E・HERO エアーマン×2
E・HERO シャドー・ミスト×1
ダンディライオン×2
D-HERO ディバインガイ×1
V・HERO ヴァイオン×3
魔法(19枚)
おろかな埋葬×1
増援×1
大欲な壺×3
デステニードロー×3
トレードイン×3
貪欲な壺×1
ハーピィの羽根箒×1
闇の誘惑×3
融合×3
罠(3枚)
融合準備×3
融合モンスター(11枚)
スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン×1
D-HERO ディストピアガイ×1
D-HERO デッドリーガイ×3
Dragoon D-END×3
彼岸の巡礼者 ダンテ×1
V・HERO アドレイション×1
V・HERO トリニティー×1
エクシーズモンスター(4枚)
永遠の淑女 ベアトリーチェ×1
セイクリッド・トレミスM7×1
No.39 希望皇ビヨンド・ザ・ホープ×1
フォトン・ストリーク・バウンサー×1
※リミットレギュレーション4月1日版準拠
回し方
このデッキの核となるのは、新たに登場したHEROであるヴァイオン。効果を読めばすぐに分かりますが、「こりゃ悪用されるだろうなぁ」というカードです。せめて、シャドー・ミストのように①と②の効果は同一ターンに使用できないようにしたらよかったのに。
まずはヴァイオンに辿り着くため、豊富過ぎるドローソース(デッキの8割くらいドロー&サーチカード)を使って、デッキを回しましょう。ただし、闇の誘惑だけは後々使うかもしれないので、乱発しないように。
ヴァイオンを出せたら、まずは①の効果を発動。ここで落とすのはシャドー・ミストが最優先。シャドー・ミストを落とせば、シャドー・ミストの効果でHEROをサーチ、更にヴァイオンの②の効果で墓地のシャドー・ミストを除外し、融合を手札に持ってきて即座に融合召喚を決めることができます。すごい!
しかも、シャドー・ミストの効果でディアボリックガイを呼べば、ディアボリックガイとヴァイオンでデッドリーガイを融合召喚、墓地のディアボリックガイの効果を発動してランク6のエクシーズモンスター召喚まで持っていくことができます。これ、ヴァイオン1枚を召喚しただけでこの展開に持ち込めているのが恐ろしいところです。Dとの相性良すぎ。
シャドー・ミストが手札に来ていても、ディアボリックガイを墓地に送って展開したり、ディバインガイを墓地に送って効果発動の準備をさせたり、いくらでもやりようがあるので、ヴァイオン自体は腐ることがほぼないです。この柔軟性こそが強みです。とにもかくにも、ヴァイオンが来てくれれば戦局を一気に動かすことができます。
ヴァイオンから簡単に出てくるデッドリーガイもこのデッキの核。普通なら消費が激しくて使いづらいデッドリーガイの効果も、ヴァイオンが消費を抑えてくれているので問題なし。コストにする手札は、上記の墓地で活きるHEROの他、墓地に送られてトークンを生成してくれるダンディライオンもいるので、むしろメリット。そこからBloo-Dやドグマガイに繋げることもできますね。
また、前述のようにデッドリーガイとディアボリックガイでエクシーズ召喚を狙えるのもグッド。ランク6には、相手のモンスター効果を封じて足止めしてくれるフォトン・ストリーク・バウンサーや、相手モンスターの攻撃力をゼロにしてフィニッシャーになれるビヨンド・ザ・ホープなど制圧力の高いカードが揃っているので、先行からでも後攻からでも一気に流れを引き込むことができるでしょう。展開を補助してくれるベアトリーチェとセイクリッド・トレミスも強力。繰り返すようですが、ヴァイオンを召喚しただけでこんな展開になってしまっています。これはひどい。
さて、このギミックだけでもなんだか勝てちゃいそうですが、まだまだ隠し玉があります。それが大欲な壺。一応ドローソースではありますが、大事なのは「除外されたモンスターをデッキに戻す」こと。この効果によって、使い終わったディアボリックガイをデッキに戻して再利用できちゃうんですね。また、シャドー・ミストとディバインガイも一緒に使いまわすことができます。これで息切れすることなく攻めることができるわけです。ただ、ディアボリックガイが手札に来ちゃって困ることもあるので、そのときは闇の誘惑で除外しておきましょう。どうせ大欲な壺で戻せますから。
あとは、融合モンスターやエクシーズモンスター、更にはBloo-Dで相手モンスターを鎮圧して、早期に決着をつけてしまいましょう。これだけドローソースが入っていて、コンボの起動も一枚のモンスターカードがあればOKとなっては、事故の可能性もほぼありません(シャッフルはしっかりね!)。毎回安定して回ってくれることでしょう。
あとがき
総工賃は約13000円也。エクストラデッキを安く仕上げればもう少し値を抑えられる。
それにしても、D-HEROと言いつつヴァイオンに主役を持ってかれてしまった。でもヴァイオンから出てくるのがD-HEROだからセーフ。そういうことにしておこう。どっちにしろエドが使ってるカードだし。
今回のDでなんとなく伝わったかもしれませんが、僕はエンタメ重視のデュエリストです。流れるように動けるデッキを作るのが理想で、勝つことはもちろんとして「いかにして相手を驚かせる(楽しませる)か」を常に考えてデッキ構築をしています。このデッキで言えば、「豊富なドローソースでデッキを回しまくる→融合からのエクシーズ→その隙にD-ENDで制圧→それでもダメならBloo-D」と、勝ち筋をいくつも用意して相手に挑んでいけるデッキにしています。
そして、そういった多彩なギミックを用意しようと思うと、自然と選ばれるカードはシナジーが得られる組み合わせになり、相手の動きを阻害するカードを入れる枠がなくなります(シナジー無視で入れるのはハーピィの羽根箒くらい)。その結果、こういう尖ったデッキが組みあがるわけですね。苦手な相手への対策とかナシの脳筋です。それはそれでジコチューな戦い方でもあるんですが。
そう考えると、前回の帝王はこれから僕が作っていくデッキの中ではむしろ異色のタイプと言えます。相手の動きを潰しながら戦いを進める、勝利をリスペクトしたデッキですからね。苦労して出したモンスターを容赦なくリリースしてのはかなり外道。バトルシティで直接ダメージ魔法を使っちゃうくらい外道。
というわけで、今後のデッキもこのDのように遊びまくりのデッキになるでしょう。またね。
追記:新しいD-HEROが出来ました。このデッキの反省をしました。
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