The KARIN 190Z Sports Classic
Sophistication on four wheels
Pick up yours today at Legendary Motorsport in #GTAOnlinehttps://t.co/5k1HsfCV8Y pic.twitter.com/UNnOrNtFbd— Rockstar Games (@RockstarGames) 2018年2月20日
洗礼された車と言えば欧州車・・・かつては誰もがそう思っていました。しかし190Zの登場で、そんな時代は終わりを迎えます。スポーツカーのデザインに革命を起こした190Zのバランスと色気は、現在に至るまで各社の手本となっています。名車コレクションを集めているなら、絶対に外すことのできない傑作です。
(ロード画面での解説)
カリン 190Zは世界を変えました。欧州の高級車に元来あった優越性が今もどこかに残っていたとすれば、それを永遠に葬り去ったのがこの車です。グロッティの洗練されたモデルよりエレガントで、オセロットの上品さを超える格式を持ち、フィスターのどのエンジンにも劣らない技術が搭載された190Zは、焼けるように熱い日本酒さながら50年来の慢心を溶かします。
(Legendary Motorsportでの解説)
「強盗:ドゥームズ・デイ」アップデートで追加された190Z。低価格と高品質こそが日本製の素晴らしさです。日本生まれの貴婦人を見ていきましょう。
目次
車両データ
メーカー:カリン(Karin)
名称:190Z
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$900,000
モデル車の考察
特徴的な名前とフロントマスクで分かるように、モデルは日産のS30型フェアレディZですかね。名前は北米向けに売り出された仕様「ダットサン(Datsun) 240Z」をモチーフにしているようです。240Zは「エンジンの排気量が2.4L」なことからその名前がつけられましたが、190Zは1.9Lのエンジンを積んでいるんでしょうか?
サイドウィンドウの形、給油口やマフラーの位置などはトヨタ 2000GTから持ってきているようです。内装が木目調なのも2000GTの影響でしょう。というか、ボディ全体は2000GTがベースと言ってもいいかもしれません。2000GTのボディにZのフロントマスクがくっついているようなイメージです。
リア部分も2000GTっぽい形ですが、テールランプの配置とバンパーの形状からフェラーリ 246GTB(通称:ディーノ)の要素も入っていると思います。カスタマイズによっては2000GT寄りにもできるんですけどね。
アクションメニューで個人車両のドアを選択すると、2ドアのはずなのに「リア(右)」「リア(左)」の項目が出てきます。これを選択するとサイドパネルが開きます。2000GTではエンジンルームに置けなかったバッテリーとエアクリーナーが配置されていた場所ですね。190Zにはそれっぽいパーツは置かれていません(カスタム次第でマフラーを置く場所になるし)が、モデルを意識した細かい作り込みでいいですね。
Zをモデルにした車として、後のアップデートではZ33型及びZ34型をモデルにしたZR380、Z34型をモデルにしたユーロスが登場。モデル的には関連性がありそうな車ですが、190Zのメーカーはトヨタがモデルのカリン、ZR380とユーロスは日産がモデルのアニスなのでメーカー的な繋がりは無し。190ZをZとして見ればいいのか、2000GTとして見ればいいのか悩ましいメーカー設定ですね笑。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりました(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
性能面は一般的なクラシックスポーツカーという感じ。まったりとした加速とイマイチな最高速。ひどく遅いわけではないけど、現行スポーツカーのような速さはありません。良くも悪くも旧車といった感じです。
チューニングをすることで加速性能は改善されますが、それでもスピード面には物足りなさが残るのでレースなどにはあまり向かないでしょう。ドライブで雰囲気を楽しむ車だと思います。
ただコーナリングは安定していて、よっぽど無茶な曲げ方をしたりしなければ素直に曲がってくれるのが好印象。クラシックスポーツカーにありがちな、リアがズルズル滑るような感覚が無くて、良い意味で予想外でした。なんとなく、フロントヘビーで回頭性が悪かったり、アクセルオンであっさりリアがブレイクしそうなイメージがありましたが、全くそんなことはありませんでした。
優しい操作性なので運転に自信がない人でも安心して乗れる車だと思います。そういう人が90万ドルを払ってこの車を選ぶのかはさておいて。
カスタマイズ
昔の族車のようなフロントバンパーなど流麗なボディラインを厳ついストリート仕様に変貌させることができ、パーツによって大きく印象を変えられるのがいいですね。しかし、個人的には不満が多いというか、どうも自分が求めている改造とは方向性が違うのが残念でした。
自分の中でのS30Zは競技車両のイメージが強く、レースカーやラリーカーに似せた改造がしたかったんですがどちらにしようとしても半端。特に僕はラリーが大好きなので、サファリやモンテカルロで活躍したラリーカーを再現できないのは残念でした。ボディーペイントも多くがチューニングショップのデモカーのような雰囲気で、自分の想像していた競技車両モデルっぽいペイントがなかったのはイマイチな点です。
アーチカバーはどれも迫力があり後付のワイドボディ感が旧車っぽくて好きなんですが、タイヤの位置が変わらないため付けると盛大にツラウチになってしまうのが気になります。どうも色んな点で自分の好みと少し外れているのがモヤモヤです。
感想
性能だけで見ればこの車に90万ドルは高い!けれど大人気のZなので、愛とデザイン料にお金を払えるのならば買って損はしません。だってZだもん。やっぱりカッコイイです。
カスタム面では前述の通り不満がありますが、ストリート系の改造をするには申し分無いので競技仕様に拘らなければ文句はないと思います。あの「悪魔のZ」仕様にすることもできるので、湾岸ミッドナイトファンも気にいるはずです。
まとめると、Zを愛する人のための車ですがZを愛している人ほどちょっと物足りなさも感じるような、そんな悩ましい車ですね。まぁ、カッコイイからいいか!
モデル車について
日産 フェアレディZ(S30型)
現在まで続くフェアレディZシリーズの初代として登場。国内でもヒットしたが、世界では更に大ヒットを記録。欧州の高級スポーツカーに肩を並べる性能とスタイルの良さを持ちながら、価格が遥かに安かったことで北米を中心に絶大な人気を集めた。フェアレディは「美しい女性」、Zは「未知への可能性と夢」を意味している。なおフェアレディの名は国内だけのもので、海外では「DATSUN-Z」「Z-CAR」などと呼ばれる。
トヨタ 2000GT
トヨタ初の高級スポーツカーとして産声をあげたスーパーマシン。現在のレートに換算して約1500〜2000万円ほどの売値で販売されたが、それでも赤字になる採算度外視の車だった。しかし、期待に応えた2000GTはトヨタのブランドイメージ向上に大きく貢献。とりわけ耐久性に優れたこの車は、耐久レースやスピード・トライアルで好成績を収めた。映画「007は二度死ぬ」ではボンドカーとして登場した。
フェラーリ 246GT
通称「ディーノ」と呼ばれるフェラーリのグランツーリスモ。206GTを発展させたこの車は、乗り手を選ぶ206GTのキャラクターから一転、安定感の高いロードゴーイングカーとして名を馳せた。206GTに比べ車重こそ増えたものの、エンジンの排気量アップとホイールベースの延長によってトータルバランスは劇的に改善。246GTは商業的に大成功を収め、フェラーリを代表する車の一台となった。
フォトギャラリー
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