派手な黄色のTバックを男性が堂々と着こなす国なら、目立つ車の作り方を心得ていても不思議ではありません。カルボニツァーレは金持ちだとアピールしたい金持ちにとって、究極のスポーツカーです。
(Legendary Motorsportでの解説)
街中に美しい音色を響かせるカルボニツァーレ。イタリア生まれの高級オープンクーペです。上質な味わいの1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:グロッティ(Grotti)
名称:カルボニツァーレ(Carbonizzare)=炭化(イタリア語)
分類:スポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$195,000
モデル車の考察
モデルはフェラーリ カリフォルニアでしょうか。ただ、フロントやリアの造形はあまりカリフォルニアに似ていないので、見た目だけではそれほどカリフォルニアらしさは感じないかもしれません。リアも恐らくアストンマーティン V12ザガードがモデルですしね。
カリフォルニアという名前は1950年代に登場した同社の250GT カリフォルニア スパイダーから取られていて、今作ではそのカリフォルニア スパイダーをモデルにしたスティンガーが登場しています。カルボニツァーレもスティンガーを意識して作られたモデルなのかもしれませんね。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートでフェラーリ ローマをモデルとするイタリGTOスティンガーTTが登場しました。フェラーリのV8コンバーチブルは「カリフォルニア→カリフォルニアT→ポルトフィーノ」と連なっていて、ローマはポルトフィーノのクーペ版のような関係性なので、イタリGTOスティンガーTTもカルボニツァーレと関係があるかもしれませんね。
走行性能
キビキビとした挙動で小気味よく走ってくれる車ですね。少しピーキーなところがありますが、そこをコントロールして走ることができれば楽しい車です。
加速と最高速はそこそこで、スポーツカーカテゴリの中でも中くらい。ハンドリングは低中速域でオーバーステアが強く、減速しながらコーナーに入っていく時にツルッとリアが滑り出すこともあります。
高速域だとハンドリングは逆に弱アンダーとなるので、乗る際はこの特性を理解しておきたいですね。
カスタマイズ
固有の外装パーツはマフラーとボンネットが1種類ずつしかないので外見は殆ど変えられません。また、内装はカラーがブラウン系の上品な色で固定されているので、表現の幅は広くないですね。
ルーフはオートルーフなのでパーツの交換をせずにクーペとオープンを切り替えられます。その時の気分で切り替えましょう。
感想
なんともお上品な雰囲気の車ですね。ルックスもそうですし、内装や甲高いエンジン音など、高級スポーツカーの空気が強く出ています。海岸沿いや高級住宅街をドライブするのに良い車です。
なお、走り出すと結構じゃじゃ馬。改造次第で少しは挙動が落ち着きますが、あまり速さを求めて乗る車ではなさそうですね。
モデル車について
フェラーリ カリフォルニア
フェラーリ初の2+2クーペカブリオレとして登場したモデル。また、V8エンジンを積むFR車もフェラーリ初であり、フェラーリのラインナップではイレギュラーな存在となっている。その真意とは、フェラーリの新規顧客層開拓にある。フェラーリと言えば貪欲なまでに走りを追求した暴れ馬たちを作ってきたメーカーだが、カリフォルニアは打って変わってドライバーをもてなすかのような上品なマシンに仕上がっている。普段使いできる快適性を持ちながら、美しいエンジンの音色と加速感を楽しめるカリフォルニアは見事開発陣の期待に応え、カリフォルニアの購入者の7割が初フェラーリユーザーという結果を叩き出した。
フォトギャラリー
関連コンテンツ
ご先祖?→GTA5/GTAオンライン車図鑑「グロッティ スティンガー(Grotti Stinger)」+α
後継機?→GTA5/GTAオンライン車図鑑「グロッティ イタリGTOスティンガーTT(Grotti Itali GTO Stinger TT)」
他のグロッティ車について→GTA5/GTAオンラインに登場する企業「グロッティ(Grotti)」
これまでのGTA5/GTAオンライン車レビューまとめはこちら