With traction like this, the only obstacle is your imagination.
Born in the desert, brought to the city. The Annis Hellion, available now from Southern San Andreas Super Autos in GTA Online.https://t.co/wbK724OAAy pic.twitter.com/pNNyx2xxmS
— Rockstar Games (@RockstarGames) 2019年10月3日
砂漠生まれのアニス ヘリオンは、街で見かけるとただの角ばった四輪駆動車に見えるかもしれません。ですが、この車は工場で生み出されて以来、砂と石にまみれ、力尽きた残骸しか存在しない極限の環境を生き抜いてきたのです。想像力を駆使できる者だけが、この力強いトラクションを制御できるでしょう。
(ロード画面での解説)
かつて、オフロード車は泥や岩場、沼地、丘を走破できるよう設計されていました。一方でヘリオンは、傾斜35度の砂丘を炎上する手前で駆け上がれるよう、絶妙に調整されていました。その違いが、現代のラッシュアワーで差を生み出しているのです。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「ダイヤモンドカジノ&リゾート」アップデートで追加されたヘリオン。この車に乗れば最後、泥まみれになる衝動を抑えることは出来ません。荒れ地を巡回する1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:アニス(Annis)
名称:ヘリオン(Hellion)=乱暴者、いたずらっ子(英語)
分類:オフロード
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$835,000(非売品)
モデル車の考察
モデルは日産 サファリ(Y60型)ですかね。中でも2ドアバージョンがモデルになっているようです。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となってしまいました。興味が湧いた人は毎週ディーラー等をチェックしておきましょう(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
ボディーペイントの元ネタ
「GLOBE」レンジャーは、映画「ジュラシックパーク」に登場したジープがモデルになっているようです。映画をネタにしたペイントは嬉しいですが、どうせならこの車じゃなくてメサとかでやってほしかったような笑。
ナイトメアは、アメリカのモンスタートラックレーシングチームのGrave Diggerのペイントがモデルになっているようです。
走行性能
オフロード車としての速さは平均的。見た目に反して軽やかさは感じますが、かといって速さがあるわけでもない感じ。
勇ましいエンジン音で気持ちを盛り立ててくれるも、加速性能はあまり良くないです。カスタム内容を考えたら加速バカみたいな性能でも良かったと思うんですけどね。最高速はオフロードカテゴリーの中では中の上程度ですが、全体で見たら低い方ですね。その代わりトラクション性能は抜群なので、モデルのように山登りで活躍させてあげましょう。
ハンドリング面は軽やかで、何を隠そう車重が1900kgとオフロードカテゴリーの車の中では最軽量クラス(モデルのパトロールもこんなもんです)。それなりにデカい車体ですがステアリングを切ればその方向にスイっと向きを変えてくれますね。
ハンドリング特性はオーバー気味で、アクセルを抜いたりブレーキで前荷重にするとリアが滑り出しますね。難なく操れる緩やかなオーバーステアなので、慣れればコーナリングで素早く向きを変えるのに利用できるでしょう。ブレーキの効きはだいぶ弱いので、コーナーのかなり手前から踏んでおかないと突っ込みすぎたり、リアが過度に滑ってタイムロスに繋がります。車重は軽いはずなのに全然ブレーキの良さに繋がっていないのが切ないですね笑。
ボディーの強度は高め。ぶつけたりするとすぐに凹むんですが、凹んでも表層くらいでその内側はガチガチに硬く、走りに影響が出る凹み方は全くしないという感じ。頼もしいものです。
オフロードでの速さはそこそこ。サスペンションのショック吸収力もまぁまぁありますし、重心も見た目よりは低くどっしりしていてあからさまにイン側のギャップを踏んだりしなければ横転もしません。それでタイムが出ないのは、シンプルに加速と減速がイマイチだからでしょう。基本性能がちょっとね……
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 1:03.132、DiRT走行会コース 2:12.468
カスタマイズ
パーツの数は豊富で、競技車両風のパーツが多めに用意されています。中にはとんでもなくド派手なパーツもあり、とにかくインパクトが大。
バンパー類は大きめのグリルガードが多めで、一般のクロカンっぽくもできますし競技用のオフローダーっぽくもできます。グリルガードに付いてくるフォグライトはどれも点灯しないのが残念。
マフラーの項目は実質ボンネットの項目みたいになっているんですが、ここにあるパーツがとにかく派手!ボンネットを取っ払ってバカでかいエンジンとターボチャージャーが剥き出しになったものが何種類も用意されていて、どれでもいいから好きなものを選べ!と圧を掛けられている感じです笑。
この辺のカスタマイズには元ネタがあり、これはUphill Sand Dragraceと呼ばれる、主に中東で行われている砂丘を使ったドラッグレース仕様ですね。この手のレースにモデルのパトロールを始めとした日本製のSUVがベース車両によく使われているようで、今回のヘリオンはその辺を強くネタとして扱っているようです。
グリルはバリエーションがあり、縦縞にしたり横縞にしたり、メッシュっぽくしたりグリルそのものを取っ払ったり。ここを弄るだけでもフロントの印象が結構変わりますね。
フェンダーは主にワイドフェンダーを付けることができ、タイヤ幅と同じくらいにフェンダーを広げることも可能。スカートの項目ではサイドステップのデザイン変更ができ、パイプ系のものが多いですかね。
ルーフにはライトバー、ルーフラック、ライトバーとルーフラックの組み合わせが用意されています。ライトバーも光らないのがちょっと残念。あとはウィンドウプレートで後ろの窓を閉じて競技車両っぽくすることも出来ます。
サスペンション変更による車高の下げ幅はちょっとだけ。車高を下げたくなるような車でもないのでこんなものでしょう。
内装はロールケージを追加することが出来ます。競技車両風にするなら是非とも付けておきたいですね。ドラッグレーサーにするなら尚更。
サブカラーはサイドの凹んでいるライン部分に適用されます。ちょっとしたところですが結構印象が変わるので、上手くここのカラーを使えると面白いです。
ボディーペイントはやはり競技車両風のものがメインで、他には2本線ストライプの白か黒、星条旗カラー、インポマンペイントなどが用意されています。どれもこの車のワイルドな印象を補強するペイントですね。
感想
中東のトンデモドラッグレースをネタとするSUVという、非常にキャラが立っている1台ですね。これだけでも他のオフローダーと一線を画す車でしょう。クロカンをベースにイカれたカスタムカーを作りたくなったらヘリオンの出番です。
モデル車について
日産 サファリ(Y60型)
元々警察車両での運用を想定されていた小型トラックの日産 パトロールシリーズは、代替わりをする毎に民間用クロスカントリー車の色合いを強めていき、3代目のY160型でその方向性を決定づけた。それと同時に、Y160型は日本版に限り名称を「サファリ」と改められた。
後継機となるY60型は見た目こそY160型のフェンダー部を拡張しただけのように見えるが、新設計のエンジンとシャシーで性能が向上。更に、リーフ式からリンク式に変更された足回りの影響は大きく、オンロードとオフロードどちらの局面でも力を発揮した。国外への輸出がメインとなるパトロール(サファリ)シリーズだが、90年代の日本ではRVブームが巻き起こったこともあり、国内でも人気の1台となった。
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