30年代から40年代に考案された革新的なホットロッドのデザインが数十年後にはくたびれたラットロッドになるなんて誰が予想できたでしょう?こういった車種が大して腕もよくないくせに車を破壊したり後部座席に射精してあぶく銭を受け取ってる溶接工によって維持されるなんて誰が予想できたでしょう?そんな美しさを持ったこの車に今なら湿ったタオルが標準で付いてきます。
(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)
「バイカー」アップデートで追加されたトルネード・ラットロッド。ボロボロに見せかけているのか、本当にボロボロなのかは買ってみないと分かりません。野生動物の住処となった1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:デクラス(Declasse)
名称:トルネード・ラットロッド(Tornado RatRod)
分類:クラシックスポーツカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$378,000
モデル車の考察
ラスティ版のトルネードを更にオンボロにしたような見た目ですが、これはラットロッドと呼ばれるカスタムが施されたトルネードですね。
語感も見た目もホットロッドに近いラットロッドですが、新品同様にピカピカの状態にするのがクールとされるホットロッドに対し、ラットロッドは「ネズミが住んでいそう」なくらいにボロボロな状態にするのがクールとされているカスタムです。経年劣化で草臥れたような見た目にするため、錆を表現したペイントを施したり本当に錆びついているパーツを使ったりするのが特徴です。
走行性能
見た目からして大改造されているのが分かりますが、乗り味はベースのトルネードと殆ど別物と言っていいですね。クラシックスポーツカーというよりマッスルカーの走りです。
エンジンは換装されたのかベースとは違うパワフルなものに。エンジンパワーも上がり、アクセル全開で発進するとリアの巨大なスリックタイヤを空転させながら進んでいきます。最高速はベースと変わらないですが、最高速に到達するまでの時間はかなり短縮されましたね。
コーナリング性能は見た目のイメージ通りよくありません。フロントタイヤよりもリアタイヤのグリップが強いため、アンダーステアが強めとなっています。ベースの方もアンダーステアは強かったですが、こちらは低速域でよりその傾向が強くなり小回りが全然効かないのが困りものです。ブレーキ性能もよくないので、低速コーナーほど曲がるのが大変です。
カスタマイズ
固有の改造パーツはマフラーとエンジン部のバグキャッチャーのみで、それ以外に弄れる部分はありません。ホイールをを変更しても変わるのはフロントだけ、カラー変更をしても錆が取れないと、見た目のカスタマイズは殆どできませんね。
感想
今作唯一のラットロッドで、外装だけでなく内装もしっかりボロボロにされていて雰囲気が出ている1台ですが、全体的な印象は「ラットロッドなだけ」というか、ラットロッドであること以外にこれといって強い魅力がないんですよね。カスタマイズも出来ないですし。
登場時期が早く価格も安いのでこのクオリティも仕方ないとは思いますが、物足りなさは強く感じますね。元のデザインにビビっときて、改造しなくても十分!と思える人にならオススメします。
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