ベニーズ・オリジナルモーターワークス限定のこの新車両はエンジニアが成せる究極の愚の骨頂であり、誰も理解したり疑問を投げかける必要がないどころか、自分の子供の学費よりもはるかに価値のあるものです。もし巨大なジャンクフードの広告が1メートルのクロームタイヤを付けて高い重心を維持しながら機械化されると聞いても直ちに納得できないなら、一生できないでしょう。もう競争なんてなんの意味もありません。これに乗っている時点であなたは既に勝者です。
(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
「ローライダーズ」アップデートで追加されたファクション・カスタム・ドンク。わざわざ腰を低くして他人を見上げる生活は馬鹿馬鹿しいと思いませんか?高く高く背を伸ばして他人を見下ろす1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ウィラード(Willard)
名称:ファクション・カスタム・ドンク(Faction Custom Donk)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
カスタム費:$695,000
備考:ファクションをベニーズに持ち込みアップグレードすることで入手
モデル車の考察
ファクションをベースにドンクカスタムが施された車ですね。べニーズでベース車両から2種類の車にアップグレード出来るのはファクションだけで、ドンクカスタムの車両も今のところこのファクション・カスタム・ドンクだけと、ファクションはかなり優遇されていますね。
ドンクカスタムとは、マイアミスタイル、サウス系、ハイライザーとも呼ばれるカスタムスタイルで、西海岸のローライダーカスタムに対抗して東海岸で生み出されたカスタムスタイルです。ローライダーが限界まで車高を落とすのに対し、ドンクは逆に車高を限界まで上げてノーマルでは履けないような大口径のタイヤを装着するのが「クール」なスタイルとなっています。
車高を上げる!タイヤをデカくする!とやっていることは単純ですが、車高を上げるため足回りに手を加え、タイヤを収めるためにフェンダーアーチを切り落とし、フェンダーアーチの切り落としでボディ剛性が落ちてしまわないよう板金加工とかなり手の混んだ改造が必要となります。相手より目立つためには手段を厭わない、ド派手で緻密なカスタムですね。
走行性能
見た目からして異形なドンクカスタムなのでさぞノーマルとは違う走りをするんだろうと思いきや、意外にもノーマルのファクションと似たような性能となっています。
加速性能と最高速はノーマル版と変わらずで、やはり最高速に至るまで時間が掛かります。リフトアップによってノーマル版で何故か引っかかっていた段差やちょっとした障害物は簡単に乗り越えられるようになり走破性は上がっていますが、トラクション性能が向上しているわけではないことを頭に入れておく必要があります。あくまでタイヤが大きいだけのFRマッスルカーなので、山などを走るとロクに坂を登れずにっちもさっちもいかなくなったりします。
コーナリング面はオーバーステア傾向が目立ちますが、動きが軽く軽やかに向きを変えられるので大体のコーナーは苦もなく曲がっていけます。オーバーステアにさえ気をつければカスタム版よりも安定してコーナリングができますね。
カスタマイズ
改造パーツはカスタム版とほぼ同じで、1〜2種類のマフラー、ボンネット、ルーフが用意されているくらいで、あとはべニーズ車両共通の内装カスタムです。ちょっと寂しいラインナップですね。ただ、改造パーツは少ないですがライトやグリル部分がメッキ仕上げになっていて、ノーマル版よりも高級感のある見た目になっているのは評価できます。
ボディーペイントはローライダー的なカスタムペイントはなく、企業系の派手でおしゃれなペイントが揃っています。カッコいいというよりはポップでカワイイペイントが多くて、他のべニーズ車両とはまた違った趣がありますね。
感想
奇抜なスタイルの割にしっかりと走ってくれるので良い意味で予想を裏切られた車ですね。観賞用かと思いきや、ちゃんと走るしそれなりに乗りやすいという。イロモノだと思って舐めてました。
カスタム版と比べるとカスタム費用が高めになりますが、ドンクスタイルは今作で唯一無二ですし、ボディーペイントなどで派手に彩れるのが楽しいので十分に金額分の価値はある車だと思います。
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