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GTA5/GTAオンライン車図鑑「カリン プレビオン(Karin Previon)」

投稿日:2021年9月13日 更新日:

LSCMで新たな「プレビオン」を披露する姿を想像してください。寝る間も惜しんで改造に改造を重ねて磨き上げ、まさに人生を捧げて手に入れたマシンのボンネットを何気ない様子でポンポンと叩きながら、「え、この古い車かい?」と自慢する姿を。ウインクしてエンジンを吹かせばものの6秒でフォロワー数は2倍に増えることでしょう。SSASAで絶賛発売中です。

(ロード画面での解説)

カリン プレビオンは弾丸のように駆け抜けます。あるいは装填したまま20年間ガレージの奥に眠っていて自分の手を吹き飛ばしかねない弾薬のようとも言えますが、そんなことは構いません!ワークショップでどこまで無茶をするかはあなた次第。派手にクラッシュして吹き飛ぶのも楽しさのうちです。

(Southern Sanandreas Super Autosでの解説)

「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加されたプレビオン。都会でデートをするにも埠頭でドリフトをするにも丁度いいクーペです。お金持ちが愛用する1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:カリン(Karin)
名称:プレビオン(Previon)
分類:クーペ(チューナー)
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$1,490,000(名声レベル上昇で$1,117,500に割引)

モデル車の考察

モデルはトヨタ ソアラ(第3世代)ですかね。日本国外ではレクサスブランドでSCと呼ばれていた車ですが、この車のメーカーはレクサスがモデルのエンペラーではなくトヨタがモデルのカリン。厳密に日本の車として登場している、正に「JDM」な車ですね(JDMについてはレミュスの記事で)。他にも、第4世代のホンダ プレリュードの要素も含まれているように見えます。

過去作ではサンアンドレアスで登場。この頃は第2世代のプレリュードをモデルとした車でしたが、ミッション等で出てくるわけでもない凡庸なクーペだったので覚えている人は殆ど居ないと思います。車種が多いサンアンドレアスだけの登場で他シリーズで出てくるわけでもなく、これといって特徴もないクーペ・セダンの車ってシリーズで一番影薄いからさ……

(SAでのPrevion。地味すぎ)

走行性能

車のカテゴリーはなんとクーペ。確かにスポーツカーでもないしクラシックというほど古くもないしクーペが適当ですけど、ウィンザードロップ以降5年も放ったらかしだったクーペカテゴリーに新車が投入されたのが驚きです。

性能の話をすると、そこそこの速さで乗りやすい車です。チューナーカテゴリーではレミュスなどと同等の中堅クラス、クーペカテゴリーでは最速クラスといったところですね。

加速性能はノーマルでもフルカスタム後でもそれほど高くはありません。発進から低速域までは元気よく加速していきますが、中速域からは加速が鈍っていきます。最高速もチューナーカテゴリーでは低め、クーペカテゴリーでもそこそこ上位くらいなのでストレートスピードはあまり期待できません。

ハンドリング面は非常に安定していて、弱アンダーでしっかりとグリップしながらコーナーを曲がっていけます。ブレーキもしっかり効くので、落ち着いてコーナーに侵入していけば低速コーナーでも高速コーナーでも問題なくクリアできます。ストレートがイマイチな分、コーナーで勝負していきましょう。

この車に限らず今回追加されたチューナー車両に共通することで、ボディの強度が初期の車と同等かちょっと高い程度になっています。そのため、何度もぶつけるとすぐに車体がベコベコになってしまいます。アーマーを付ければ多少マシになるので綺麗に走る自信が無ければアーマーで補強しましょう。

カスタマイズ

派手に見た目を変える走り屋仕様のパーツが揃っています。チューニングカーとしてガッツリ弄る分には申し分ありませんね。ただ、クーペらしい上品さを活かした大人のカスタムが難しいのがちょっと難点。

フロントバンパーはペナンブラFFを思わせるオーソドックスなスポーツエアロであったり、30ソアラ後期っぽいエアロが用意されています。どれもスタイリッシュというか、むしろ純正のバンパーが改造品に見えるようなラインナップ。なんであんなに開口部がデカいバンパーを純正にしたんだろうか。リアバンパーはレースカーのような大きいディフューザーしか選べないのが残念。VERTEXのエアロみたいに下に伸ばしたようなバンパーとかあったら良かったんですが。

他には、マフラーが左右出しか片方出しの竹槍しか選べなかったり、スポイラーが巨大GTウイングばっかりでダックテイルとか丁度いいサイズのリアスポイラーが無かったり、インタークーラーにアニスのロゴが入っているものがあったり、この車の持つ方向性と微妙にズレた感じのラインナップで、スポーツカー的な扱われ方をしているのはちょっと残念ですね。デートカーやヤン車的なカスタムがメインの車だと思うので。

とはいえ、スポーツカーとして割り切ってしまえば派手なスプリッターだったり、ツラウチになりすぎないオーバーフェンダーだったりイイ具合に武装できるパーツが用意されているので、そういうもんだと思ってカスタムすれば不満は無いと思います。あくまでソアラではなくプレビオン、ということで。

ボディーペイントはストライプ系にチューナーステッカーが貼られたものが半分、競技車両風な派手なペイントが半分といった感じのラインナップ。ストリート系でもレース系でもイケますね。

「ロスサントス・チューナー」アップデートで追加された車両は、アクションメニューの「車両」から「車両のスタンス→下げる」を選択すると車高がグッと下がります。どの車でもシャコタンに出来るのでシャコタンが好きな人は試してみましょう。なお、その状態のまま走るとハンドリング性能がかなり悪化するので要注意。

感想

今作の追加車両は大体スーパーカー・スポーツカー・クラシックカーだったので、このくらいの年代のクーペが出てきてくれるのはとても貴重でありがたいことです。なんですが、カスタマイズの方向性がモロにスポーツカーというのはこれ如何に。エアロがゴツすぎたり控えめすぎたりで丁度いい塩梅のものが少ないし、遊びのあるパーツも少ないし。サンルーフ付けられるとか、ヘッドライトカバーで30ソアラっぽいフロントマスクに出来るとか、小技で個性を付けられるようなパーツが欲しかったですね。

性能面は申し分なし。むしろちょっと乗りやすすぎるんじゃないかというくらい。他に追加車両がほぼ無いからとはいえ、クーペカテゴリーじゃぶっちぎりで速いですからね笑。やはり色んな要素を考えても上でも書いたように「ソアラではなくプレビオン」という意識で見るべき車だと思います。ソアラを求めて購入すると期待とは違いものが出てくるので、モデルとは別物だと理解して購入した方がいいでしょう。



モデル車について

トヨタ ソアラ(第3世代)

トヨタから発売された高級クーペ。その始まりは1970年代後半、当時から海外では日本車の評価が高まっていたが、それはあくまでコストパフォーマンスが良い小型大衆車の話で高級車種の評価は高くなかった。そこで、欧州の高級GTカーを目標とするイメージリーダーカーとしてソアラの開発が始まった。

しかし、ソアラは輸出を念頭に開発されたものの、同時期に発売されていたセリカXX(北米ではスープラ)との差別化が図れず、初代と2代目は国内限定販売となり、1991年に登場した3代目でようやく本懐であった海外進出を果たすこととなる。そして、日本ではトヨタ ソアラとして、国外ではレクサス SCとして販売が開始される。

2代目までのソアラは5ナンバーサイズに収まっていたものの、3代目は3ナンバーサイズに拡大。ボディサイズだけでなくエンジンパワー、車重、価格全てが大きくなってパワーアップしたソアラは目論見通り北米で高評価を得る。しかし、国内ではバブル崩壊に伴う高級車・クーペ車の需要減退が起きたこともあり販売は低調に。ラグジュアリークーペとしては国内で成功できなかったソアラだったが、D1グランプリで上野 高広選手がソアラを使用したことからドリ車としての需要が高まりファンの間で人気となった。

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