Introducing the Dinka Kanjo SJ and Postlude: both these highly customizable tuners are available now from Southern San Andreas Super Autos.
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— Rockstar Games (@RockstarGames) September 22, 2022
カンジョSJは素人目には、2000年代初頭の平凡なコンパクトカーですが、見る目がある人にとっては、ショッピングモールの駐車場でスプランクの缶を飲んだり、お互いのアンダーネオンを見せ合ったり、スポイラーに指を入れてみたり、ちょっとしたレースをしたり、帰り道に車が故障してお父さんに電話することになったり、そんなシンプルな時代に戻してくれる存在なのです。
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「犯罪事業」アップデートで追加されたカンジョSJ。今ではすっかり大物になったあの人も、昔はこの車に乗ってケチな強盗を繰り返していました。初心に帰る1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ディンカ(Dinka)
名称:カンジョSJ(Kanjo SJ)
分類:クーペ(チューナー)
駆動方式:FF
乗車定員:2人
購入価格:$1,370,000(名声レベル上昇でランダムに$1,027,500に割引)
備考:アクションメニューで「乗り物のスタンス」を変更することで車高を下げることが可能
モデル車の考察
モデルはホンダ シビッククーペ(EJ1型)ですかね。フロントなどには三菱 ミラージュ(第5世代)の要素も見受けられ、カスタム次第ではミラージュの方に寄せることもできます。
今作ではシビックをモデルとする車としてブリスタがシリーズ化されていますが、この車の名前はブリスタではなく、EK型のシビックをモデルとするブリスタ・カンジョから派生した名前になっています。まぁ、FK型シビックをモデルとするスゴイもブリスタの名前は入っていないので、メーカーの設定とモデルからしてもこの車をブリスタシリーズに加えて問題無さそうです。
なお、ブリスタ・カンジョの方は日本の「環状族」から名前が付けられていますが、こちらのモデルであるシビッククーペは諸事情により日本だとかなりマイナーな車で、日本のストリートで走っているイメージはほぼないと言っていいでしょう。アメリカでスポコンのベースになっている印象が強く、JDMというよりはUSDMですね。とはいえ、EG型のシビックもごっちゃにした設定であれば一応カンジョという名前でも納得感はあります。
モデルの年代を考えるとブリスタ コンパクトからカンジョSJ、そしてブリスタ・カンジョ、ブリスタ、スゴイという並びでしょうか。CR-Xからシビックへ、という並びですが、シビッククーペはアメリカでのCR-Xの立ち位置を引き継ぐために登場した車なので、ある意味上手く繋がっている並びですね。
ボディーペイントの元ネタ
スケッチスピードは車を漫画風に見せるペイントが元ネタだと思われます(画像)。サイドに描かれた文字のようなものはカタカナの「ア」に見え、この擬音の書き方といえば漫画「頭文字D」がイメージされますね。
「Piswasser」ブルーゴールドは映画「ワイルド・スピード」でダニー・ヤマトが乗ったシビッククーペがモデルだと思われます。
「Atomic」11はSPOONのシビックがモデルだと思われます(画像)。シビッククーペにこのペイントを施したSPOON仕様は存在しませんが、90年代のシビックにはとても馴染み深いペイントなので入れられたのでしょう。
走行性能
性能はGTAにありがちなFF車という感じでイマイチです。他のFF車よりもかなり乗りやすいことは間違いないんですけどね。
加速はフルカスタムすればまずまずといったところ。しかしGTAにおけるFF車にありがちなトラクションの低さは気になるところで、発進時にアクセルを全開にするとホイールスピンをします。最高速も低めでクーペカテゴリーでは下位クラス。クーペで下位ということはチューナーカテゴリーでも下位ということになります。
ハンドリング面は安定していて、アクセルオンで弱アンダー、アクセルオフで弱オーバーとコントロール出来る範囲で動いてくれます。操作に対するレスポンスも悪くなく、ブレーキの効きも良好。ただ、性能的に走っているスピード域が低めなので、そもそも限界が見えるところまで攻め込む場面が少ないというのはあります。高速域になってくると段々動きのダルさなんかが気になってきますね。GTAのFF車ってみんなそんな感じですが。
ちなみに、スタンス状態で走るとかなりのドアンダーになります。まぁ、タイヤの切れ角を見てもそりゃ曲がらんやろという感じなので、ある意味リアルかも。
ボディーの硬さはそこそこで、派手にぶつけると凹みはするものの、よっぽどぶつけ続けない限りは走りに支障が出るレベルまで歪むことはありません。荒っぽい乗り方をしなければこれで十分でしょう。
カスタマイズ
シビッククーペと言えばスポコン、ということでストリートな改造を楽しめるパーツが大量にラインナップされています。モデルが好きな人であれば満足できる内容でしょう。
エアロ類は非常に多彩で、色違い・カーボンの差分パーツを抜いても各部に10種類前後のパーツが揃っています。フロントバンパーは前述のミラージュっぽいものなど純正の雰囲気を崩さないものが多め。別項目でスプリッターも付けられるので、バンパーとスプリッターの組み合わせ次第でかなり細かくカスタムできます。リアバンパーは純正の雰囲気を残すエアロとディフューザーがゴテゴテ付いたものが半々くらいで、レースカーっぽくもできますね。
ボンネットはフロントにグリルが出来るもの、スケルトンでエンジンルームが見えるものなど変わり種も色々。他にはフロントフェンダー、ミラー、サイドスカートなども変更できます。スポイラーはリップスポイラーや小さめのスポイラー、GTウイングなどこちらも多彩。映画「ワイルド・スピード」で出てきた黒のシビッククーペっぽくすることも勿論可能です。
他に特徴的なところとしてはルーフで、純正ではサンルーフが取り付けられているのを閉めたり、荷物を置くためのバーやトレーを置いたり、フィンやルーフスポイラーを装備したりできます。ルーフバーとトレーはディフレクターが絶対に付いてきてしまうのがちょっと残念ですが、ファミリーカー的な方向性でも弄れるのは良いことです。
内装は流石チューナー車という感じで、中をドンガラにしたり、ドアを軽くしたり、シートをバケットシートに変えたり、ステアリングを交換したり、ロールケージを入れたりとチューニングカーでやりたいことがちゃんとできます。エンジンルームもエアフィルター、エンジンカバー、ストラットブレースが弄れます。どこまで走りを意識した仕様にするか、その塩梅を自分で決めましょう。
サスペンションの変更による車高の変化はスポーツ・サスペンションまでとコンペ・サスペンションで違いがあり、コンペ・サスペンションだけガクンと車高が落ちて鬼キャンになります。チューナー車はスタンス状態にすることで車高を調整できるとはいえ、スポーツ・サスペンションまでの3種類はかなり刻んだ変化なのを見ると、もうちょっとサスペンションでバランス良く車高を調整できても良かったのではという気持ちです。
ボディーペイントはシンプルなステッカー貼り、エセ日本的なペイント、スタイリッシュな企業ペイント、バブルガムの痛車ペイントなどこちらも多彩なラインナップ。自由に車体を彩りましょう。
感想
車種としてはマイナーなはずのシビッククーペですが、映画「ワイルド・スピード」で登場したことで日本でも結構な知名度を得ることができました。そんなシビッククーペをモデルにした車が出ると噂になり、期待してその時を待っていた人も多いのではないでしょうか。
性能はまぁこんなもんかという気持ちもありつつ、カスタマイズ面は期待通りにかなり細かく弄れる車になっていて、メインのスタイルであるスポコンをしっかり楽しめるのがグッド。一番期待されていたであろうワイルド・スピード仕様も可能ですし、チューナー車というのも「分かってんな〜」という気持ちです。
1つ不満があるとすれば、現在オートショップ強盗でこの車を選べないこと(バグ?)。強盗のためにあるような車なのになんでだよ!?
モデル車について
ホンダ シピッククーペ(EJ型)
ホンダを代表する車種であるシビック。その第5世代では3ドアハッチバックが基本のモデルとされていて、4ドアセダンは「シビックフェリオ」の名でラインナップされた。そして2ドアの「シビッククーペ」は北米向けモデルとして登場し、日本では右ハンドル仕様が正規輸入の形で販売された。
元々、シビックのクーペバージョンという立ち位置はCR-Xが担っていた。CR-Xはアメリカの燃費基準であるCAFE(Corporate Average Fuel Economy:企業(別)平均燃費)を達成するための低燃費車であり、尚且つ小柄で安価なスポーツカーとして人気があった。
しかし、5代目シビックにはリーンバーン(希薄燃焼)エンジン搭載車が設定されたため、CAFE達成の役割はそちらが担うことになり、CR-Xはその役目を終える。そしてCR-Xはフルモデルチェンジを果たしCR-X delSol(国外ではCivic delSol)と名を変えたが、スペシャリティカーに変貌したCR-Xはかつての「安価なスポーツカー」という立ち位置を失ったため、改めてアメリカ人向けの簡易スポーツモデルの販売が企画された。それがシビッククーペである。
フォトギャラリー
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