夢のウィラードの世界からやってきた、ジェット機時代の豪華な名マシン。クロームメッキの流線型は、今にも成層圏まで連れて行ってくれそうなほど。お父さん世代がかつて目を輝かせ、歯肉炎の臭いのする息とともにデートの相手にささやいていた言葉を贈りましょう。「大丈夫、天国へ行って帰ってくるだけだよ」と。
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「ロスサントス・ドラッグウォーズ」アップデートで追加されたユードラ。彼女との美しい想い出は、たとえ彼女が皺くちゃになったとしても色褪せません。何処へでも共に走ってくれた1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ウィラード(Willard)
名称:ユードラ(Eudora)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:4人
購入価格:$1,250,000
モデル車の考察
モデルはビュイック エレクトラ(初代)でしょうか。他にも、ルセイバーやインヴィクタといった1960年あたりのビュイック車をまとめてモデルにしているように見えます。
Eudoraは女性の人名に使われる単語ですが、これはElectraが当時のGM社長ハーロウ・カーティスの義理の姉妹、エレクトラ・ワゴナー・ビッグスにちなんで名付けられたことから繋げていると思われます。
2023年3月16日に解禁されたこの車は、2023年3月29日までの期間限定販売となっています。もういつものことなので驚きもないですが、それはそれとして期間限定販売の時はNewswiresとかだけじゃなくて、ゲーム中でもっと分かりやすくその旨を書いてくんねぇかな〜と思います。通販サイトで限定販売だってすぐ分かるようにしとかないと知らん内にスルーしてたって人も多いでしょうに。
走行性能
性能はいかにもクラシックカー(カテゴリーはマッスルカーだけど)という感じで、スポーツ走行とは無縁の走り。クレイジーな走行はやめて優雅にドライブさせてあげましょう。
加速は鈍く、重量感のある動き出し。最高速も高くなく、のんびりと速度を乗せていきます。当然トラクション性能も高くありません。
ハンドリング面は、ある程度速度が乗ってくるとどんなコーナーでもリアがスライドという感じで、とてもタイムを出しに行ける走りではありません。ブレーキも故障してるんじゃないかと思うほど効き始めが緩やかで、悲しいくらい止まりません。もうやめましょう、スポーツカーでもないクラシックカーの走りは普通こんなもんです。
カスタマイズ
古いアメ車に欲しいパーツは大体揃っています。大きく印象を変えるようなパーツは無いものの、元々の雰囲気を活かしつつ細かにオシャレを楽しめるパーツが揃っていますね。
バンパー類はいくつかの形が用意されていてメインカラー・サブカラーの差分パーツもあり。リアバンパーにはカバーの付いたスペアホイールが備え付けられているものもあります。
グリルは同年代の他のアメ車をモチーフにしたようなデザインもあり個性的。ボンネットはカラー差分や中央にトリムが入るものなどちょっとしたオシャレが素敵。
トリムはサイドにトリムプレートが入れられます。リアのアーチカバーと一緒に合わせたいですね。マフラーはリアの1本出し(何故か排煙は2箇所から出る)、4本出し、サイド出しなど。
ルーフはラックを置いたり、荷物やサーフボードを載せたり。ルーフをサブカラーに変更したりサンシェードを付けたり、ミラーを付け替えたりもできます。ちなみにスポイラーのパーツはありません。
サスペンションの変更による車高の下げ幅は大きめで、最低まで下げるとかなりシャコタンになります。車高を下げるほどにキャンバー角も上がっていきます。
ペイントは車体上部がメインカラー、下部がサブカラーで適用範囲が分けられています。各差分パーツも合わせると色を弄るだけでかなり変化をつけることができますね。
ボディーペイントはピンストライプ系がほぼ全てでローライダー感のあるラインナップ。1種類だけ別物なのはタクシーペイントで、これを付けるとルーフに行灯も付きます。ブロードウェイのようにボンネットに余計なファイヤーパターンが入ることもなく、純粋なタクシーペイントなのが本当に嬉しいですね。
なお、このタクシーペイントは解除の条件がタクシーの仕事中にスタントジャンプを10回決めるというものになっています。10箇所ではなく10回成功なので、同じジャンプを10回成功させれば大丈夫です。ペイントの解除通知などは出ないので、10回数えながらジャンプをしていきましょう。その間客は放っておいて。
タクシーとジャンプというのは一見結びつかない要素ですが、この辺りの年代のアメ車でタクシーというとゲーム「クレイジータクシー」が連想されるので、もしかしたらクレタク意識でこの解除条件にしたのかもしれません。でないとなぜジャンプが条件になっているのかが説明できません笑。
感想
これまで出てきた古いアメ車の中でもトップクラスにセクシーな1台ではないでしょうか。このデカさといいエッジの効いたデザインといい、マッスルカーとは違う古いアメ車像を体現した車で、この車でその辺を流しているだけでムーディーな60年代の空気が漂ってきます。サンディ海岸の辺りとか最高ですよ。
不満点があるとすれば、このナリでローライダー系のカスタムが出来ないこと。ベニーズ行きは急務でしょう。ナンチャラ・ワイドボディとか作ってる場合じゃないぞベニー!
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