ブルーアーカイブ

プロジェクトKVってなんだよ!?

投稿日:2024年9月3日 更新日:

ここのところ、一つの新規ゲームプロジェクトがブルアカ界隈を大いに騒がせています。その名も「プロジェクトKV」。ブルーアーカイブのメインライターを務めたisakusan(通称:ピカおじ)氏など、ブルーアーカイブを作り上げた主要メンバーたちによる新規ゲームということで、非常に注目を集めています。

しかし、ブルアカファンからの反応は賛否両論真っ二つで、プロジェクトKVの内容が明らかになる度に否が多くなっていっている状態です。特に本国である韓国では否一色に染まっているようで、isakusan氏のツイートもバチボコに叩かれているなど、まだ「プロジェクトが始動しました!」という段階なのに凄まじく不穏な空気が漂っています。

なぜ、プロジェクトKVはここまで悪い意味で騒がれてしまってるのでしょうか。

(間違っている情報などあれば教えて下さい)



プロジェクトKVとは

プロジェクトKVDynamis Oneスタジオアラヤが手掛ける新規ゲームプロジェクトです。Dynamis Oneは2024年4月に設立された法人で、その中にあるゲームスタジオ「スタジオアラヤ」でこの企画が進行しています。

会社の立ち上げ人はブルアカのプロジェクトディレクター(PD:ゲーム開発責任者)をしていたパク・ビョンリム氏で、先日10年以上勤めたネクソンを退社しDynamis Oneを立ち上げました。

スタッフとしてisakusan氏、DoReMi氏、Mx2J氏、Mitsukiyo氏といったメンバーが確認されており、Isakusan氏はシナリオディレクター、DoReMi氏とMx2J氏は多数のデザインとビジュアルを担当、Mitsukiyo氏は高い評価を得ている音楽をディレクターとして担当するなど、ブルーアーカイブの中核を担っていた豪華な面々です。

その内、isakusan氏はネクソンを退社しており、先日更新されたメインストーリーVol.1(対策委員会編)でも感謝とともに大きくisakusanの名前が出るなど、華々しく会社から送り出されました。DoReMi氏とMx2J氏はネクソンを退社しているか不明、Mitsukiyo氏は元々社外スタッフで、プロジェクトKVのミュージックディレクターを担当するようですが、この辺の方々がもうブルアカを完全に離れているのかまだ仕事を担当しているのかは不明です。

9月1日に大きな情報解禁が行われ、プロジェクトKVの概要が明らかになりました。和の空気を醸し出すイラストの中にヘイローを浮かばせる女生徒たちの姿があり、一見してブルーアーカイブのスタッフが作ったと分かる作風に仕上げられています。

プロジェクトKVのホームページ→https://projectkv.co.kr/

なんで炎上してるの?

では、なぜプロジェクトKVが炎上と言えるほど非難を集めてしまっているのかを見ていきましょう。

騒動の発端は2024年5月、ネクソンのブルアカチームの人事異動が発表された直後、匿名フォーラムアプリのBlind(企業の従業員だけがその企業のコミュニティに入れて、匿名で意見交換できるアプリ)にて、ネクソン退社組の行動を告発する書き込みが行われ、それが韓国のブルアカコミュニティに流出したことから。

「ネクソンの退社組は退社前からリモートワークや休暇時にプロジェクトKVの準備を進めていた」──ネクソンはリモートワークを原則禁止にしていて、ブルーアーカイブの中核メンバーは特例でリモートワークを許可されている状態で他ゲームのプロジェクトに打ち込んでいたようです。また、体調不良を理由に長期休暇した後に、復職2週間で退職するといった動きもあったようで、勤務態度と退職までの流れにかなり怪しいものがあったとのこと。

Dynamis Oneが本格的に始動したのはisakusan氏が退社報告をした直後(7月)で、そこからプロジェクトKVの情報が解禁(9月)されるまで、以前から周到に準備されていたようなスピード感で段取りが進んでいたため、この書き込みを裏付けるような形になってしまいました。

「退社組はネクソンへの給与面の不満を社内で煽り、大規模退社を先導していた」──パク・ビョンリム氏が退職するにあたり、開発スタッフの約20名ほどを引き抜いたと言われており、そのメンバーも各部署で要職を務めるような重要な人材が多数だと告発されています。

そして、給与面の不満についても退職組はむしろ受領額が多い方であり、インセンティブもしっかり受け取っていたことから、金に汚い動きだと残留組から逆賊扱いされているようです。

こういった話が本国で話題となり炎上。このブルアカチームのゴタゴタは日本にまで届かずにいましたが、プロジェクトKVが話題になってくると日本でもこの話が届き始め、どういうことだと騒ぎが海を渡って来ている状態です。

しかし、この辺の話はあくまで匿名のリーク情報が起点になっているのでどこまで信用していいかは分かりませんし、この辺の話をベースにプロジェクトKVの内情を考えても妄想の域を出ません。

なので、この記事ではこういった憶測は置いておいて、外から見て確実に分かっていることを焦点に話を進めていきます。



ブルアカやんけ!

2024年7月にプロジェクトKVの情報が出始めた時、その第一印象は「ブルアカやんけ!」でした。あまりにもブルアカなので、ブルアカと世界観が同一の作品で、ネクソンの中では出来ない外伝的なことをネクソンの外側からやるのかなど色々な噂が飛び交いました。

ゲーム会社を退職したスタッフが、自分たちが作っていた作品と非常に似通った作品を作ること自体はよくあることです。コンテンツとして規模が大きくなるほど本来やりたかったことができなくなっていき、独立して改めて自分たちが作りたかったものを作ろうと再出発する。古今東西クリエイターあるあるな話です。

しかし、そういった動きは大体そのコンテンツが下火になったり完結を迎えたり、一定期間を空けて一つの区切りを迎えてから行われるのが普通です。コンテンツが元気よく続いている中での独立にしても、「自分たちが作っているものはアレとは別物ですよ」と分かる作品が作られるのが普通です。でないとユーザーも慣れ親しんだゲームから簡単に乗り換えられないですし、下手したら権利関係の問題で古巣と裁判沙汰です。

特にブルアカはサービス継続中のソシャゲなわけで、そこで類似した競合ゲームを出すとなったら間違いなく客を食い合います。ブルアカに不利益を出しかねないゲームが、ブルアカの元制作スタッフによって作られる──ブルアカユーザーが良い顔をするわけがないですよね。自分たちが時間と金を注ぎ込んだゲームを否定されるわけですから。

なので、プロジェクトKVが公開されブルーアーカイブとの類似性が分かってくると、ブルアカユーザーたちは「ブルアカと世界が繋がっている作品なのではないか?」と推測しだしました。

人気を確立して今も元気に頑張っているブルアカを離れて、またブルアカのようなゲームを作るのですから、「スジ」を考えるとネクソンとの繋がりを裏で続けながらブルアカでは描けないものを描く関連作品か、似てるけど全く別物の作品か、という感じに想像されるわけです。

isakusan氏は円満退社だと伝えられていましたし、まさか退社した直後でブルアカに新しいブルアカをぶつけるような真似はしないだろうと。そんなことをすればネクソンとDynamis Oneの間に“何かがあった”と言っているようなもんだからです。

そして、そんな雰囲気を後押しするように……

ブルアカやないか!キャラ紹介から漫画まで全部ブルアカやないか!これでブルアカと関係が無いわけないやんか!

ブルアカ関係ないんかい!

しかし、そういった「ブルアカと関連“していてくれ”」という声を打ち消すように、キム・ヨンハ統括Pが動きました。

こちらはブルーアーカイブの著名なファンアカウントであるArisu Archiveの投稿で、「プロジェクトKVはブルーアーカイブと一切関係がありません」と投稿しています。それをキム・ヨンハ統括Pがリツイートしたことで、実質的にこの投稿の内容が公式によって肯定されました。

これにより、「プロジェクトKVはブルアカとは別物」と断言していい状態になりましたが、プロジェクトKV側からブルーアーカイブへの類似性を否定するアクションは無いので、どういう意図でブルーアーカイブと被せてきているのか?とユーザーたちが困惑している状態です。

ビジュアル、世界観、スタッフ、広報、全てをブルーアーカイブに寄せていながら、ネクソン側から関連は否定されているという異様な状態に、前述の黒い噂が重なれば、そりゃ燃えるってもんです。ブルーアーカイブへのあてつけ、あるいはブルーアーカイブに惹かれた客を掠め取ろうとしているように見えてしまいますからね。無関係なのに関係性を匂わせて、ブルアカ人気にタダ乗りして自分たちの名を広めるようとしている、と見られても仕方ありません。

黒い噂を抜きにして表に出ている情報だけでも、「ブルアカに喧嘩を売っているのでは?」と思われるのは想像がつくはずで、ユーザーの声をスルーしてここまでブルアカに寄せたゲームを出してくるのはどういうことなのか。このきな臭さを払拭できるだけの情報を出す自信があるということでしょうか。であれば、傷口がこれ以上広がる前に早急にリカバリーしてほしいところなのですが……。

(皮肉なことに、ブルアカがユーザーに信頼されているのは、ユーザーが悪感情を抱いたら爆速でそれをキャッチし、即修正・即釈明に移れるリカバリー力の高さが大きいです)



ブルーアーカイブの混乱

そして、ユーザーたちの混乱を助長してしまっているのが、ここ1年位のブルーアーカイブの動向です。一番大きかった事件はイベント「にぎにぎとゆきゆきて」でのローカライズ問題。最初にお出しされたストーリーの文章がエキサイト翻訳的な直訳丸出し文章で、あまりにも読みづらかったことで「どうしたんだ!?」とユーザーたちが大混乱に陥りました。

その後、公式から「ローカライズで新しいことを試そうとしたけど失敗しました……」という声明があり、これまでと同じ形式の文章が出されて一安心、はしたんですが、このイベントの問題はそれだけではありませんでした。

イベントのメイン画面で出てくるキララが未実装な上に声無しという、前代未聞の事態。通常、イベント画面で出てくるキャラはイベントと同時期に実装されて声が聞けるのが通例(ウミカは通常通り実装されて声有り)だったので、何故かキララだけが悪い意味で特別待遇を受けたのは不可解でした。

ローカライズは公式の声明通り実験の失敗が事実だったとしても、キララを声無し実装無しにするメリットは見えず、様々な点から「内部で何かあったのか……?」と思われても仕方のないイベントでした。

(この時期はアニメもあり、アニメの出来も微妙だったりでこちらも憶測が色々立っていましたね)

他にも、アオイが総決算を連打する時期があったり、メインストーリーでの登場を前にセトの憤怒が実装されたり、スケジュール面でやや不可解な動きが色々と見られていて、プロジェクトKVの存在がそういった「なぜ?」の答え合わせと捉えられてしまっています。真偽は別として、プロジェクトKVの様々な情報が、ここ1年のブルアカの変な動きに「プロジェクトKVのせいだったのか……」とユーザーを「納得」させてしまうだけの説得力を持ってしまったわけですね。

直近の話で言うと、isakusan氏が担当したメインストーリーVol.1の最後で、先生が「クズノハを追うのは、もうやめよう」と発言します。クズノハはVol.1でも焦点となった生徒のテラー化に関わるキャラクターで、Vol.5(百花繚乱編)でも百花繚乱と百鬼夜行連合学院の重要な存在とされていましたが、そんなクズノハを割と唐突に諦めてクズノハ関連の話を投げたのは結構な違和感がありました。そしてプロジェクトKVにてこんなキャラがお出しされ──

う、うーん……。まぁ現状「名前が同じだけ」でしかないんですけど、ストーリーの流れ的に「なんでクズノハ追うの諦めるんだ?百花繚乱の子たちの話が終わってないのに?」と疑問に思っていたところにプロジェクトKVで同名キャラが出てくるとまた邪推が進んでしまいますよね。百鬼夜行とプロジェクトKVは和をモチーフで共通しているものがありますし、ここまでブルアカに寄せてきて「クズノハの名に何の意味も持たせていないわけがないだろう」と思われるのも仕方ないことだと思います。

先生がクズノハを諦めたことでVol.5の話の続きどうすんねんとも言われていて、プロジェクトKVへの一番の懸念点はやはり「ブルアカに負の影響を与えないか」ですよね。極論、ブルアカに負の影響が無いならばプロジェクトKVが今後どうなっても問題は無いのですが、表からも裏からも出てくる情報がブルアカに砂をかけているように見えてしまっているのが大問題です。

本来であれば、ブルーアーカイブで楽しませてくれたスタッフたちが作る新作なら楽しみに待ちたいと思っているブルアカユーザーは多いと思いますが、プロジェクトKVの動きがあまりに怪しく、その上で説明不足で、悪い想像がブルーアーカイブとプロジェクトKVの間にある空白を埋めてしまっている状態。このままだと悪い想像が既成事実化して、サービスが開始する前から挽回不能なハンデを負うことになってしまいそうですが、その辺は考えがあってのことなんでしょうか。

本国は無視して

韓国で大炎上中のプロジェクトKVですが、炎上が収まらない要因の一つとして、韓国国内での声を無視している点があるようです。

プロジェクトKVの公式ツイッターアカウントは今のところ日本版のみで、公式Youtubeアカウントも日本版のみ。そのため、プロジェクトKVについての情報発信は基本的に日本語で行われています。

また、isakusan氏、DoReMi氏、Mx2J氏、Mitsukiyo氏の4名はツイッターで情報発信をしていますが、プロジェクトKVのコミケ参加告知のツイートは全員日本語でのみ行っているという状態です。

これに対して、YoutubeのティーザーPVのコメ欄でもツイッターのリプ欄でも韓国語でアレヤコレヤと意見が飛び交っていますが、全員スルー状態です。韓国でどういう反応をされているかは彼らが一番良く分かっているはずで、それに対して何の反応も無いのは、敢えて本国からの反応を無視して日本の方だけを向いていると見て間違いないでしょう。

前述の通り、韓国では数ヶ月前からリーク騒動でユーザーが荒れている一方で、日本にそれらの話題が渡ってきたのはつい最近で、まだ炎上にも温度差がある状態です。その状態で日本にだけ情報発信をしているとなると、「韓国は売り場じゃないから釈明とか要らないだろう」「日本人は事情知らんから受け入れてくれるだろう」と、韓国ユーザーも日本ユーザーもナメているように見えてしまいます。

この対応もまた韓国ユーザーへ火に油を注いでいるようで、韓国ユーザーが日本向けに情報発信をし始めて、本国でどういう事態があったかを日本に伝えだしています。そのため、日本でも黒い噂が真実味を持って迎えられるようになってきて、どんどんプロジェクトKVへの逆風が強くなっています。このまま無視を続ければ続けるほど、日本でもプロジェクトKVに不利な情報が広がり定着していきそうです。

(というか、騒動が起きて一番矢面に立たないといけないであろうパク・ビョンリム氏の名前が全然出てこないよね)



この先ブルアカは大丈夫なのか

ここまで、現状なぜプロジェクトKVが批判されているかを書いてきました。怪しい内部事情、独立した直後に内容が酷似したゲームの発表、スタッフの引き抜き、ユーザーの反応を無視する姿勢……一つの事象でとやかく言われているわけではなく、グレーな事象が重なりすぎてクロにしか見えなくなっているのが分かると思います。黒い噂を「ただのゴシップだろ」で一蹴できないのは、プロジェクトKV側がゴシップを否定させてくれる材料を全く出さないからです。

普通であれば、主要スタッフに抜けられたら「雇っている側に問題があったんじゃないか」という意見も出て、どちらかが一方的に悪者にされることも無いはずですが、そういった意見をかき消すほどDynamis Oneの動きは不信感を持たれています。外から見て不誠実にしか見えない動きと、誤解?を解こうともしない姿勢では、意図した炎上商法なのではないかと思われても仕方ありません。それくらい見えている動きにモラルが無いです。

ツイッターアカウントではエ駄死なファンアートをリツイートしていて、公式からもエ駄死なビジュアルを出していたり、Dynamis Oneの企業理念などを見ても「こっちではやりたいことをやる=今までやりたいことができなかった」のを強くアピールしています。しかし、そのやりたいことがブルアカの焼き直し、ひいてはR18ブルアカっぽいとなると、「今ブルアカをプレイしている自分たちのことはどう思ってんの?」と考えるのがユーザー心理というものです。俺たちが真のブルアカだ、とでも言うつもりなのかと。

そういうわけで、あまりにも印象が悪いスタートを切ったプロジェクトKVですが、やはりブルアカユーザーとしてはプロジェクトKVそのものよりも「ブルアカは大丈夫なのか?」が気になります。ゴタゴタが真実なら、ブルアカの運営も大変なことになっているのではないかと……。

個人の感想として、自分は問題ないんじゃないかと思っています。全く影響が無いわけは無いでしょうが、むしろその影響がここ1年で出ていて、プロジェクトKVの存在がハッキリした今は旧コアメンバーを抜いた新体制が確立して、影響なくちゃんと動けるようになった説まであると思います。

Dynamis Oneのメンバーが「やりたいことができなかった」と感じたのも、裏を返せば旧コアメンバーが好き勝手にやれないほどコンテンツが大きくなり、“親離れ”したと見ることができます。

1年目のブルアカはネットミームを積極的に取り入れたり良くも悪くも同人っぽいノリがあり、昨今はそういうネタをほぼ見せないことから制作の自由度が落ちているのは間違いないでしょうが、迂闊にヘタなことが出来ないくらい社会性を求められる人気コンテンツに成長したということでもあります。コラボやグッズ展開を絶え間なくしていて、他企業との関わりが増えたら同人ノリは難しいですよね。そういう意味で、“子離れ”が出来なかったのはDynamis Oneの方ではないかなと見ています。

また、懸念されているシナリオ、ビジュアル、音楽のクオリティーについても、ここのところのイベントストーリーなどを見ていればむしろ安心できます。メインストーリー並みにしっかりとした話を楽しめた「月華夢騒」、音楽の使い方が際立っていた「-ive aLIVE!」「Sheside outside」など、ここ数回のイベントストーリーは過去イベントと比べて出来の良さが評価されています。

逆に、isakusan氏の名前が大々的に出ていたメインストーリーVol.1では、メタ構造を利用したシナリオを描きつつもそれが面白さに繋がっていなかったと微妙な評価がされていたり、直近でMx2j氏が担当したキャラの立ち絵が過去の別キャラの立ち絵に比べてクオリティーが低いのではないか?と言われていたり、むしろ最近は旧コアメンバーの仕事が評価されず、旧コアメンバーの影響が少なそうな部分は評価が高まっているという実態があります。

(プロジェクトKVで出ていたMx2j氏担当と思われるキャラは本来のMx2j氏の作風が見られるなどと逆にクオリティーが褒められていて、プロジェクトKVにかまけてブルアカの仕事がおざなりになっていたのではと言われるくらい。ただ、近頃のブルアカの立ち絵はアニメ調の塗りに均一化されていて、運営の注文通りの絵を描いていただけな説もあるので、単にクオリティーややる気の問題なのかは外野からは判断できないところです。因果が逆で、自分が描きたい画風で描けなくなったからやる気が無くなったと見ることもできますし)

黒い噂が事実だったとしても、もう既に旧コアメンバーが抜けたのであればある意味「膿を出し切った」と言えます。ゴタゴタが終わって残ったメンバーで再出発しよう、と切り替えられているなら組織としてはプラスではないでしょうか。ここのところやたらとDoReMi氏やMx2j氏の担当キャラが実装されることが多かったですが、彼らの退職に合わせて今の内に担当キャラを出し切っちゃおうということであれば、今後は実装キャラや担当者の偏りがなくデザイナーやイラストレーターに仕事が振られて、やる気溢れるキャラ絵が期待できると思います。

(とはいえ、ここまで騒ぎが大きくなるとスタッフの誰が抜けて誰が残っているのかはハッキリしてくれたら嬉しいなぁと思ったり)

という感じで、コアメンバーがごっそり抜けたのは痛いものの、神格化されるほど今のブルアカにおいて旧コアメンバーの(良い意味での)影響力は大きくなく、長期コンテンツとして地盤を固めた今は新しいメンバーが再解釈するブルアカに期待を持てるんじゃないかというのが自分の考えです。

もちろん、作風の変化は少なからずあるでしょうし、旧コアメンバーの味を求める人にとっては「別物になってしまった」と感じるかもしれません。その辺は仕方のないこととして、旧コアメンバー作った味だけがブルアカの魅力ではないので、自分はそこに期待したいと思います。

また、前述の「にぎにぎとゆきゆきて」の騒動でも分かったように、ブルアカの世界を作っていたのは名前の出てこない裏方さんたちの力も大きいとユーザーたちは理解しています。実際、今回お出しされたプロジェクトKVの情報を見ても日本語訳がだいぶ怪しく、ブルアカのシナリオを魅力的にしていたローカライズの巧みさ(Yostarの頑張り)には期待が持てない現状です。

isakusan氏はインタビューで、ブルアカは「ローカライズやカルチャーライジングを通じて文章の内容まで変わり、原作の意図が伝わっているか分からない」という不安の声を上げていたのは事実で、できれば原液をそのままに提供したい意図が伺え、それが「にぎにぎとゆきゆきて」での実験に繋がったと思われます。

しかし、ブルアカが日本で流行ったのも“意訳”のバランス感覚が絶妙だったからで、“意訳”をやめたらどうなるか分かったのが「にぎにぎとゆきゆきて」だったと思うので、初動で“意訳”をしなかった文章を出すという商業的には後ろ向きな拘り(あるいは準備の足りなさ)を見せてしまったのは日本市場で大きなマイナスになるのではと思います。自分たちからブルアカと比較されるものをお出しした上で、ブルアカより明確に劣るものを見せてしまったわけですからね。

どれだけ世界観などが秀逸に描かれていても、カチコチの直訳文では何も頭に入ってこないですし、プロジェクトKVもブルアカよろしく世界観で売りたいであろう作品なのに、文章で躓いては日本で売るのは論外ではないでしょうか。実際、ブルアカが最初から「にぎにぎとゆきゆきて」レベルの翻訳文だったら絶対サ終していると断言できます。修正前のストーリーを読むのは本当に苦痛でしたから。

その辺の現実的でない拘りを持ったコアメンバーが抜けたことも正直言ってプラスなのではないかと思います。0→1をしてくれたコアメンバーたちは偉大ですが、元来の拘りがコンテンツの成長には枷になることもありますし、クリエイター側も本来やりたかったことと乖離していって心が離れることもあります。そうなったらすっぱり別れた方が双方の未来に繋がるので、自分はブルアカのために残ってくれたメンバーが作る次のブルアカを楽しみにしたいと思います。

あとは、プロジェクトKV側がこれ以上余計なことをしないでくれという気持ちです笑。ブルアカはブルアカで新しい道を進んでいきます。未練たらたらに見えるのはプロジェクトKV側です。ブルアカありきではなく、プロジェクトKV独自の何かを早く見せていただけたらなと思います。



追記

この記事を書いている間に、Youtubeに投稿されていた第2弾ティーザーPVの修正版再投稿が行われました。修正されたのは、同人サークル「黒ネズミたちのパトス的弁証法」がコミケに一般参加しますという告知部分で、これが不適切ではないかと指摘され続けていたので削除されています。

どの辺が不適切かというと、こういった場合公式は同人活動に触れず、単に所属スタッフが一般枠でサークル参加しますよという形を取るべき(パチンコの三店方式みたいな)なのですが、Dynamis OneのHPでもしっかり宣伝されていたように、企業としてコミケに参加するような宣伝の仕方をしつつ企業出展ではないところが不適切と指摘されていました(注目度が一般とは段違いの企業公式が一般人たちのサークルに混じって出展したら場を荒らしてしまいますよね)。

それに対して、ツイッターでお詫びをしつつ、各所の修正をしますと報告がされたわけですが、この対応が問題点を理解していなさそうな対応でした。

黒ネズミは企業活動とは関係ありませんよ、という形で決着をつけようとしていますが、あれだけ公式で強く宣伝をしておいて今更無関係ですよというのは難しいです。企業が一般参加するとなると前述の理由で抽選から落とされる可能性が高いので、こうして無関係な同人活動ですということで一般参加の道を再度探っているようですが、あくまで企業出展ではなく一般参加に拘っているところにまだまだ認識のズレがあるか、どうしても一般参加でないといけない理由がある(一般参加と企業参加だと準備金の桁が変わるらしいけど……)ようです。

(ついでに一連の謝罪文も相変わらず怪しい日本語で、今騒がれている件についてもスルーなのが火に油を注いでいる感)

自分たちの活動が適切なものかリサーチできていない、あるいは止める人間が誰も居なかったリスク管理の稚拙さを見ると、ここまで「それ大丈夫か?」と思ってしまうムーブもマジで大丈夫じゃなかったのではないか、と見られるのが自然だと思います。ブルアカを誤認させるやり方も権利関係を理解してやっていたわけではなく、「大丈夫だろう」「受け入れられるだろう」と甘く考えていた可能性が否めない、そういう負の信頼をまた一つ積み上げてしまったように思います。

クリエイターの名前が大々的にアピールされている組織ですが、正しく意図を伝えるための翻訳家や、コンプライアンス等を見直す事務方など、クリエイターの力ばかりが先行して裏方が足りていない感は出てしまっていますね。この辺もまた引き抜き等々でゴタゴタしたという、黒い噂の裏付けになってしまいそうなのが嫌な感じです。

(なお、謝罪ツイート自体もツリーでまとめるのではなく別個にリプをしていて読みづらかったり、謝罪ツイートを固定せずに間を置かずファンアートのリツイートを再開しているせいで謝罪ツイートがどんどん流れていったり、本当にこういうところのノウハウ全く無いんだなと、一挙手一投足で滲んでしまってますね……)



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執筆者:


  1. 名無し より:

    初めまして。今回の件いろいろチェックしておりますが、一番わかりやすく、かなり公平な目線でまとめられてる記事だと思います。

    気になったのは、クズノハに関してはストーリー上、先生はシロコテラーを元に戻すためにクズノハを追っていたが、シロコテラー自身が元に戻ろうとしていないので「追うのは辞めよう」と言うのは個人的には不自然ではないと思いますね。
    別に百花繚乱の続きで出ないという保証もないですし。
    もちろん唐突だったというのも理解できますし、これで荒れているコミュニティがあるのも確認しておりますので記事内で紹介する意図は理解しております。

    個人的にはリオとdoremi先生っぽい?アキラがどうなるかですねえ……
    既に立ち絵があるなら少なくとも通常衣装は実装すると思いますが…

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>名無しさん

      コメントありがとうございます!自分も他の方のまとめなどを拝見した中で、視点が一方向に寄っているものなど信頼性に欠けるものも見受けられたので、公平な目線を保てるよう努力しました。

      自分がクズノハの描写について思ったのは、シロコテラーが元の自分に戻ることをやめたとしても、セイアや百花繚乱の生徒などまだクズノハに繋がるルートがあり、そういった状況で「積極的に追うのをやめる理由が無い」のに、わざわざ唐突に言葉に出してまでクズノハとの接触を諦めたのが引っかかりました。
      例えば、クズノハと出会うこと自体に大きなリスクが生じるとかで断念せざるを得ない描写があるならそれで納得なんですが、シロコテラーが今の自分を受け入れたというだけだと、「別に片手間で調べるとかでもいいから調査は続ければよくない?」と思ってしまうんですよね。消極的に続ける理由はあって積極的に止める理由が無いなら、なぜ諦めなければいけないんだろう、他にもクズノハと関わりたい生徒たちが居るはずなのに、と考えてしまいました。

      居なくなったデザイナーの方の持ちキャラがどう扱われていくかは気になりますね〜。これまでほったらかしだったキャラクターの扱いがこの騒動の後でどう変わっていくかで、また色々と答え合わせが進んでいくかもしれませんね。

      • 名無し より:

        返信ありがとうございます。

        私としてはよくわからないまま投げられたスオウとかと比べるとプレイヤーの「クズノハに会うって目的なくなってない?」に答えたように思えたんですよねえ
        枝葉の話で解釈バトルしたいわけでなく、そういう捉え方もあるからそこにあんま何かを見出さない方がいいんじゃね?ってところです。

        というのも、クズノハの件もですが、一部の層が(特に韓国は)割とあることないこと言ってたり、変に悪意や作為を見出しすぎて半分陰謀論みたいになってるのが怖いんですよね
        本件、某けものアニメ2期の騒動に近い形だと個人的には思ってるのですが、
        アレファンの陰謀論じみた妄想が暴走して全てのコミュニティがめちゃくちゃになったので………

        • 麻乃ヨルダ より:

          >>名無しさん

          スオウやカイザーなどの不可解な描写は、一応作品内で「領域外からキヴォトスに干渉してメチャクチャに出来る地下生活者」が描かれていて、地下生活者の求めるシナリオのために文脈が破壊され、地下生活者の誘導に従ってキャラの思想や言動が捻じ曲げられたという経緯があるので、むしろストーリーラインとして「おかしいけど正しい」んですよね。「見たいシーンのためにパッチワークされた物語」が意図通り出力されているので(やりたいことは分かるけど読んで面白いかは……)。

          今回のプロジェクトKVの件は、単一の事象だと「まぁ怪しいかもしれないけどそれでクロって言うのは……」という話が何重にも重なっている事案で、経緯が経緯だけにその情報を表に出すことでどう思われるかを慎重に勘案しないといけないところで、「世界観がほぼ同一と思われる作品で名前が同じキャラクターを出す」、自分たちから邪推を加速させる行動をしている迂闊さの一つとして取り上げるべきだと思い記載しています。
          「同じ名前のキャラじゃん!」ってのは、それ自体「だからなんだよ」で終わるはずの話なんですが、こんな与太話にすらある程度の説得力を与えてしまうほどプロジェクトKVの動きに思慮が足りていないのではないか、という文脈ですね。

          現状、プロジェクトKVを擁護する人も批判する人もヒートアップしていて、それを少しでも落ち着かせられたらと思ってこの記事を書いたので、名無しさんの懸念はよく分かります。良いことも悪いことも一瞬で膨れ上がり拡散する時代で、世論がどう展開されるかは誰にもコントロールできない時代でもあります。
          ただ、どう世論が展開されるかは分からなくても、そこからどうやって世論が形成されるかはある程度発信側がコントロールできる時代だとも思っていて、奇しくもブルーアーカイブが問題発生時に爆速レシート謝罪で「ブルアカダメじゃん」→「ブルアカ頼りになる!」と世論を逆転させるのを何度も見てきました。
          なので、あることないこと言われる前に気をつける、あることないこと言われたら即座にダメージコントロールするのは発信側が頑張るべきところで、プロジェクトKVはそういうところちゃんとできてないから世論がこんなことになっちゃってるんだぞ、というのが自分のスタンスですね。

          • 名無し より:

            明確なスタンスについての説明ありがとうございます。
            細かい部分の揚げ足取りみたいなところで白熱してしまい申し訳ないです…。

            KV側の「そういうところ」
            一応現状認識はできているようなので、
            次にどんな対応とるかですね
            (というかファンアートRPしてる場合か?)

  2. kuma より:

    ブルアカのアニメに関しても、ブルアカに泥をつけたかったisakusanが脚本チェックに置いて、本来ありえない注文を付けたなどの話を見かけますが、こちらも真偽不明ながら現状の様子を見ると何か納得できるなぁといった感じがします
    ブルアカのアニメで一番評判良かったのが10話くらいで脚本がYostarになった回でしたし

    現在のプロジェクトKVは全体知的に稚拙で、正直未熟なクリエイターが「自分は会社に搾取されている(本来は守られているのに)」という自己評価を肥大させて爆発させてしまった印象があります

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>kumaさん

      コメントありがとうございます!
      自分はアニメの内部事情について全然調べていないのでそこら辺は分かりませんが、悪い噂がスッと飲み込めてしまうくらいに今回の件はショッキングでしたね。

      ここまでの動きを見ていると、Dynamise oneは間違いなく「やりたいことをやる人」ばかりで、「やりたくないことでもやってくれる人」が足りてないのは感じますね。全く地に足がついていないので手綱を引ける人材が必要なんでしょうが、手綱を引かれたくないから独立したように思えるので難しそうですね……。

  3.    より:

    非常に公平な視点で今回の件をよくまとめられている記事だなと思いました。ブルアカのことが大好きな自分としては、裏切られた気持ちになりました。噂は噂にしかすぎないとは思いたいんですが、プロジェクトKV側が沈黙を貫いている現状では肯定してるようにしか見えませんね。
    最近は不安のせいで悪い意味でブルアカのことをずっと考えています。どうかブルアカの運営に支障が出ないことを願うばかりです。

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>さん

      コメントありがとうございます!表でやってることが裏で流れている噂を肯定するような行いばかりで、もうどうしたって燃えてしまうような状況に自分から追い込まれてますよねぇ。ブルアカ開発チームの内側はもう嵐が過ぎ去って前に進んでいると信じたいですね。

  4. マアト より:

    個人的に一番意見が近しい記事でした、他の表立った情報だとゲームジャンルがハッキリしてないのも信頼しづらさを助長していますね、キャラクターの設定や世界観は全面に押し出されてるにも関わらずゲームの方向性がハッキリしてないのは黒い噂の信憑性に繋がってしまってる感じがしてます、ブルアカの今後についてはネット上でも実質メインストーリー等言われてるクオリティの月華夢騒が出ていますしとりあえず不安要素はないですね、強いて挙げれば総力戦・大決戦のボスが半年近くペロロジラ、シロ&クロ、ゴズの3体だけで回してる所くらいです、今回のゴタゴタで余裕がないのか新しい総力戦ボスの開発しているのか…

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>マアトさん

      コメントありがとうございます!現状「ブルアカっぽいゲーム作るらしい」以外に情報が無いですからね。それがネクソンと無関係で作っているとなると、周りからの目は……。総力戦と大決戦はクロカゲとかどこ行った〜って感じなので早く味変してほしいですね笑。

  5. 鳥取 より:

    はじめまして、記事の方拝読させていただきました。心情的に少しブルアカ側に偏りすぎてるかな?と思う部分もあるものの自分も概ね同様な気持ちです。
    プロジェクトの現状でSNSで強い影響力のある絵師が是と言えばオタクも是というだろうみたいな動きしているのが個人的にはが結構キツイものがありますね。(これに関しては昔のブルアカもそういう戦略でマーケティングはしてた節はあると思いますが)
    現時点で出てる応援イラストの方々も打ち手としては強力無比なのが却ってうわぁ……という気持ちになってしまいます。
    だからといってKVに関わるな!裏切り!みたいな事は思わないし言わないつもりですが、意図してかせずかKV側がコンスタントに火種を注ぐような形でユーザーの分断を加速させかねない状況は収まってほしいです。

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>鳥取さん

      初めまして、コメントありがとうございます!出来る限りバイアスを取り除いて事実から判断できる目線で書いたつもりではありますが、自分が調べた限りプロジェクトKVに擁護できる情報が全然出てこなかったので、この一連の情報を知った上で完全な中立を保とうとすること自体がプロジェクトKV寄りのポジションになってしまうかな……と思うところもあります。

      マーケティングの仕方とかもブルアカで成功したことを表面だけなぞっているようには見えてしまいますね。そういうハリボテ感は一瞬でバレてしまう世の中なので、戦略から練り直してくれないかな〜と思いますね。

  6. おこめ より:

    独立会社の動きが怪しい事は重々承知しているのですが、あまり周りにも聞けず、どうしても気になることがありここに書かせてもらいます。

    個人的に疑問なのですが、ブルアカが存続してるんだからそっちを応援すればいいのに、なぜ抜けた人を気にしてる人が多いのかなと思ってしまっています。
    独立関連の話も証拠が出ないから怪しい!とよく言われていますが、そもそも自分が信じたい情報を繋ぎ合わせて勝手に真実としてるような人が多く、やや過剰な反応になりつつあるのかなと思っています。

    現状当事者同士が何も争ってない以上、静観するのが正しい?のかなと思っていますが、麻乃さんはどう思われますか?

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>おこめさん

      コメントありがとうございます!静観でよいと思いますよ。別にどちらの味方をしないといけないも、敵にならないといけないも無いですからね。

      ただ、この騒動によってブルアカというコンテンツが攻撃されたように見えること、その攻撃者が自分たちを楽しませてくれたはずのクリエイターたちかもしれないこと、そこから生み出される動揺と不安はファンを攻撃的にさせるに足るものであることは事実であり、そういったファン感情の揺らぎは当然のものだと思います。愛するコンテンツが裏切りによって壊れようとしている風に見えるわけですから、過敏になるのも仕方ないのではないかなと。
      (もちろん、裏取りが出来ていない情報を真実と認定したり、たとえ真実だったとしても他人を直接傷つけるようなことはどんな理由があってもいけないことです)

      現状、ブルアカ側から何かをしたわけではなく、プロジェクトKV側からアクションを起こしているわけですから、ブルアカファンを放っておいてくれないのはプロジェクトKVの方に見えます。ブルアカファンの攻撃的な姿勢を引き出しているのはプロジェクトKVと言え、そこで「気にしなければいいのに」というのは一種の正論ではあるのですが、誰のせいで不安にさせられているんだと思えば、被害者に「無視して前を向け」と要求するのは正しくとも人の心に欠けるかなとは思います。仕掛けた側がまず悪いわけですからね。

      ハッキリとした情報が出るまで待つことは個人のスタンスとして正しいことと思いますが、心情に寄り添うことなく他人に正しさを要求するのも褒められたことではないので、おこめさんがご自身でも仰られているように過剰反応な方々を気にしすぎず自分が正しいと思った姿勢で振る舞うなり、心情に配慮した上で過剰反応だと思う方に「もうちょっと冷静になった方がいいよ」とコミュニケーションを取りに行くなりするのが良いのではないでしょうか。過剰反応をしている方も、自分がしたくてそうしているという方は少ないと思いますよ。

  7. もいもい より:

    はじめまして。記事を読ませていただきました。
    結論から申し上げますと、扇動目的で書かれたのではないかと思うほどに悪意に満ちた内容でした。
    コメントへの返信にて、公平中立を保てるように努力したとおっしゃっていますが、記事本文からはそのような姿勢が感じられず、ひどく偏った視点からの記述に終止している印象を受けました。信憑性に乏しい情報や根拠のない憶測、中傷や侮辱と捉えられかねない邪推、被害妄想じみた解釈が記事全文にわたって繰り広げられており、中立性には疑問符がつきます。
    ブルーアーカイブ開発陣の退職や、プロジェクトKVの登場で混乱しているブルアカユーザーを慰撫するために、本記事を執筆なさったのは理解できますが、現状ではプロジェクトKV及びその開発陣へのキャンセル運動を呼びかけるものと捉えられかねないことには留意するべきです。
    記事序文に、本記事はあくまで憶測に過ぎず鵜呑みにしないように呼びかける注意文を追記するか、記事を削除なさることをおすすめします。
    ですが、現状の混乱を収めようと筆を執ったことは素晴らしいことだと思います。その勇気を否定するものではなく、界隈への影響を考慮したがためであることをご了承下さい。
    個人的には、早く混乱が収まり平穏が訪れることを願っております。

    • 麻乃ヨルダ より:

      >>もいもいさん

      コメントありがとうございます!憶測や邪推で書かれた悪意ある記事と解釈されていますが、もいもいさんの意見は憶測や邪推では無いのでしょうか?「扇動目的じゃないか?」というのは、もいもいさんが批判している「確たる証拠が無い中での決めつけ」と同じものに見えてしまいますが……。

      自分がブルアカユーザーな時点で公平性を担保することは難しいですが、自分が調べた限りプロジェクトKVについて公平な視点でフォローできる材料が見当たらず、無理にフォローしようとするとそれ自体がプロジェクトKV寄りの意見になってしまうので、事実陳列罪よろしくユーザーたちの反応をまとめただけでもバランスを欠いた内容になってしまったかもしれません(僕個人の意見をまとめたものでないことは、twitterやYoutubeやwikiなど複数コミュニティでの当時の世論などを見ていただけると分かるかもしれません)。
      自分も出来る限り公平に書きたいので、もいもいさんの方からもプロジェクトKVを公平にフォローできる事実や情報があれば精査して挙げていただきたいです。

      他人に「こういう風に書け」「作ったものを捨てろ」と言って周るよりも、もいもいさん自身が情報を発進して動く方が混乱も無く平穏だと思いますよ。解釈次第ではもいもいさんのコメントそのものが「プロジェクトKVの関係者が不利になる記事を消したがっている」などと言われてもおかしくないです。それくらい、他人の行動を自分の思い通りに変えさせようとさせることは重たいことですよ。僕の記事を変えようとするよりも、もいもいさんの思う中立を保った情報発信を頑張っていただきたいと思います。

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