
こんばんは、麻乃ヨルダです。先日、遊戯王TCGでいきなり禁止カード34枚!?というビッグニュースが舞い込んできて、遂にその全貌が明らかになりました。
禁止カード34枚、制限カード8枚、準制限カード1枚と過去に類を見ない大規模改訂となったTCGのリミットレギュレーションを見ていきましょう。
大粛清!
【遊戯王TCG】禁止制限改訂【海外版】
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〜完全版リスト〜
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※2026年10月19日適用
※公式配信より判明
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【禁止カード】
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ファラオニック・アドベント
耀聖の波詩ディーナ
マジック・キャンセラー
マジシャンズ・ソウルズ
アモルファージ・イリテュム
アモルファージ・ノーテス
天羽々斬之巳剣
墓穴の指名者
抹殺の指名者
三戦の才
魔法族の里
魔封じの芳香
群雄割拠
御前試合
センサー万別
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
烙印竜アルビオン
エアリアル・イーター
背信聖徒シルヴィア
魔王龍 ベエルゼ
XX-セイバー ガトムズ
氷結界の龍 トリシューラ
クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン
ナチュル・ビースト
F.A.ライトニングマスター
カプシー★ヤミーウェイ
終戒超獸-ヴァルドラス
DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー
No.41 泥睡魔獣バグースカ
No.60 刻不知のデュガレス
ぜんなのついなぎひめ
鎖龍蛇-スカルデット
四花繚乱の霊使い
クロシープ【制限カード】
ドロール&ロックバード
グリフォー
烙印開幕
烙印の気炎
トゥーンのもくじ
トゥーンのしおり
超弩級砲塔列車グスタフ・マックス
パーフェクトロン・ハイドライブ・ドラゴン【準制限カード】
閃刀起動-エンゲージ
— シロクリボー (@shirokuriboh) October 19, 2026
先日、「大規模改訂されるならこの辺が飛ばされるだろう」と予想されていた多くのカードが投獄されました。「汎用制圧」「ハンデス」「FTK」「ロック」関係のカードがまとめて掃除されています。
まず「汎用制圧」では、ドラグーンやシルウィアといった混ぜものデッキだったら大体入ってくる妨害モンスターが消されました。バロネスやサベージが投獄されている環境ですから、出張ギミックからポンと出る範囲の広い妨害は無しにしようという一貫性のある規制ですね。
これらのカードは存在自体が圧となっていて、例えば黄金櫃ギミックを相手が使ってきた時点でドラグーンの影がチラつき、ドラグーンで万能無効を構えられる前に誘発を投げざるを得なくなります。そして、相手は黄金櫃ギミックで誘発を吸った後に悠々と本命のギミックを通しに行くという、言ってしまえば「茶番」が繰り広げられるのが常でした。どう考えても本命じゃないのに誘発を打たざるを得ない、不毛なやり取りが発生します。
そういった出張ギミックによる「強すぎる囮」が先行優位を助長しているため、TCGではバロネスなどが厳しく見られてきて、その流れで今回の大粛清に。クリスタルウイングやライトニングマスターまで行くのはちょっと厳しいような気もしますが、個人的には納得感があります。
出張ギミックで先に万能無効を構えるなんて実質1ハンデスみたいなもので、完成盤面に後から添えるならまだしも、メインギミックよりも先に妨害を立てて誘発をケアするのは明らかにやりすぎです。以前であれば頑張ってドラグーン1体を着地させていたのが、今では添え物でドラグーンが出るわけですから、こうした汎用妨害札は今の時代だとオーバーパワーになってしまっています。
「ハンデス」では、三戦の才、トリシューラ、ガトムズが投獄されました。これらも妥当としか言えません。先行でサクッとハンデスなんてただでさえ許されないのに、1〜2ターンのやり取りが激化していく現代遊戯王のスピード感ではハンデスの重みが増していく一方です。今の時代にあってはいけない効果ですね。
直接のハンデスではないですが実質ハンデスと言ってもいい指名者2種が投獄されたのも当然ですね。先行展開をしながら相手の誘発1枚弾いて手数を奪えたら勝つに決まってます。指名者に加えて上記の出張ギミックと汎用制圧札があったわけですから、そりゃ先行優位なゲーム性になりますよね。
「FTK」では、ベエルゼが禁止になって、トゥーンのしおりともくじ、グスタフ・マックスとパーフェクトロンが制限になった感じでしょうか。これらも妥当なところでしょう。ベエルゼは予防処置な意味合いが強そうですが、FTKなんて存在してはいけないのでやらかしそうなやつは規制してもらって構いません。
直接FTKじゃなくても実質FTKのような盤面形成に貢献したりするスカルデットなども規制。特に驚きなのは実装されたばかりのぜんなのついなぎひめや四花繚乱まで容赦なく投獄されていることですが、登場時期のことを度外視して効果だけ見れば禁止は妥当です。最初から「こんなカード出しちゃってええの?」と思われたカードが順当に大暴れしていたわけですから、そりゃ禁止になるのも当然です。
最後に「ロック」では、まるで総決算と言わんばかりにマジック・キャンセラーやナチュル・ビーストといった歴戦の猛者たちがまとめて消されました。この辺りもたまたま捕まっていないだけの犯罪者たちだったので、むしろよく今まで生きてたなという感じです。解決札を持っていなければ敗北確定のカードなんて強い弱い以前に全く面白くないですから、あまりにも不健全でした。
結構妥当だった34枚
というわけで、禁止カード34枚というインパクトは凄まじかったものの、内容については「そりゃ禁止だよなぁ」と思ってしまうカードが殆どでした。他に強いカードがあるから、環境トップではないからと言って見逃されていたものの、こそこそと暴れ続けてゲーム性を破壊していた不健全なカードたち。しかも、これらのカードは決まって先手で強いカードで後手をいじめていたので、これらのカードが一掃されれば相当快適になると思われます。
一方で、「不健全」というラインを飛び越えて規制されているカードも見受けられるような気がします。特に目立つのは烙印関係で、アルビオンを禁止にした上で開幕と気炎が制限。確かに強いデッキですしヴァーチャスと白バスが来てからは出張でも暴れていたので大きな規制は必要だと思いますが、テーマを丸ごと潰しかねないほどの規制が必要だったのでしょうか。
ハバキリも納得は出来るけども妥当とまで言えるかというと微妙なライン。巳剣は縛りの無さからあらゆるデッキと手を組める性質を持っていて、混ぜものデッキを規制していく中で巳剣の橋渡し役になるハバキリに目をつけられるのは当然なんですが、禁止レベルなのかと言われると微妙。巳剣の混合を止めるなら一番手っ取り早い規制ですが、安直過ぎる気も。
今回の改訂については、現代遊戯王では許されなくなったラインのカードをまとめて規制しているので全体的には素晴らしいと思います。インフレが止まらず先行が2誘発を受けてもほぼフル盤面を作るのが珍しくない時代となってしまい、そのパワー感で先行と後攻の格差を是正するならこれくらいはやらないといけないくらいに今のゲームバランスは崩壊寸前まで来ていると思います。
ただ、スタン落ちが無く過去のカードがどんな理由で日の目を浴びるか分からないのが遊戯王の味でもあり、汎用カードの規制はデザイナーズデッキの枠を超えた面白コンボの芽を摘んでしまう可能性があります。不健全カードを取り除き続けることで健全なゲームになったとして、不健全さが生んでいた雑味まで取り除いて面白さを損なったら本末転倒です。
今回の改訂はその辺が結構危ういラインに見え、ここから規制ラインがブレてしまうと「あれも不健全、これも不健全」と魔女狩りのように不健全で面白いカードも規制され、デザイナーズデッキだけが生き残る窮屈なゲームになりかねないです。あくまで「おもんないカードを消す」の方向性で今後も一貫できるかが大事になりそうです。
MDはどうなる
さて、遊戯王カードゲームはOCG・TCG・MDの三本柱で運営されているわけですが、その一柱であるTCGがこれほど大きな動きを見せたことで、OCGとMDも少なからずこの動きに追従すると思われます。
特にOCGは世界大会があるため、レギュレーションのすり合わせをどこまでやっていくのかが注目されています。増殖するGがTCGで禁止されて以降、OCGとTCGのミスマッチによる影響が高まるばかりですが、今回の改訂で足並みが揃わなければ世界大会でのOCG勢とTCG勢の経験値の差は更にどうしようもないものになります。特にOCG勢は予選と本戦で別のゲームをプレイすることになるわけですから、今回の改訂で歩み寄りがないと大変なことになります。
後は僕がプレイしているMDでどうなるかが気になるところ。シングル戦というゲーム性で、マッチ戦であるOCG・TCG以上に先行で引いたモン勝ちのカードは規制してほしい気持ちが強いので、今回のTCG改訂を大きくなぞっていってくれると嬉しいです。
ただ、MDの場合はレアカードの価値が紙と比べ物にならないので、明確な規制理由が無い限りURのカードをホイホイと禁止するわけにはいかないでしょう。出張ギミック系は汎用性を評価されて大体がURなので、こんな大鉈を振るうことは考えられません。いきなり大型改訂は望めないので、SRの不健全カードを順々に投獄しつつ、ちょっと目立った不健全URは「TCGでも禁止だし……」という感じで後追いしてくれるのが理想ですね。
日々先行勝率が上がり続けるMD。「戦いにならんわ」と自分も相手も早々に畳む試合が増えていく一方なので、TCG並とまではいかなくても気合いの入った取り組みを見せてほしいですね。
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今年は新時代の到来を予感させる遊戯王界。対戦しか興味がなくあまりにもストイックだったマスターデュエルも、アイテム販売やソロモードの拡充で新しい楽しみ方の提案をしつつ、不健全なカードをバシバシ規制して良い環境を作ろうとする努力が見て取れます。凄まじい硬派さに距離を置いてしまった方も、生まれ変わろうとするマスターデュエルを再び遊んでみませんか?
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「麻乃ヨルダ」と申します。カードゲームオタクです。連絡やメッセージはツイッター(