ああ、1950年代アメリカよ。あの時代にフロイトの性心理論とカーデザインの融合が起きたことは明らかで、その組み合わせは実に素晴らしいものでした。このコケットなら毛の生えたビーチボールを2つぶら下げるには及びません。さらにはタバコの煙、保守的価値観、精液の匂いまでもが漂ってきます。さあ、小切手帳を取り出す時です。この抑圧の黄金時代は、ひとりでに蘇ったりしないのですから。
(Legendary Motorsportでの解説)
「ダーティーマネー・アップデート Part2」で追加されたコケットブラックフィン。老人だと思って馬鹿にしたら、若者顔負けの肉体を持っていたなんてことも時にはあります。現代に蘇った1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:インヴェテーロ(Invetero)
名称:コケットブラックフィン(Coquette BlackFin)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$695,000
モデル車の考察
デザインを見ると、全体は1961-62年式のシボレー コルベットC1、フロントマスクは1956-57年式のシボレー コルベットC1がモデルだと思われます。また、元からある程度カスタムされているような造形やホイールなどを合わせて見ると、1961-62年式のコルベットC1をレストモッド化した1962 C1RS restomodが直接のモデルだと思われます(画像)。
レストモッドというのは「レストア」と「モディファイ」を組み合わせた造語で、旧車を見た目そのままに中身だけ現代のパーツに入れ替えた改造方法のことです。ロマンはあるものの故障や部品調達がネックとなる旧車を、現代車として蘇らせることができる手法として注目されています。
「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりましたが、この車は幸いオートショップサービスの対象車であるため、持ち込まれた車を購入することもできます。運が良ければ試乗トラックなどに並ぶのを待たなくても購入できるでしょう(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。
走行性能
モデル通りにレストモッド化された車なのか、旧車マッスルカーとは思えない走りをします。操作感覚はスポーツカーに近いですね。
まずマッスルカーとの違いを見せてくるのがトラクション性能。ホイールスピンをさせることなくしっかりと地面を掴み加速していきます。最高速も高めなのでストレートで気持ちよく飛ばしていけます。
ハンドリング面もマッスルカーらしからぬ優秀さで、オーバーステア傾向が目立つものの軽やかに向きを変えて曲がることが出来ます。スライドコントロールも難しくなく、ブレーキ性能も良いので自信を持ってコーナーを攻められますね。
カスタマイズ
外装パーツはあまり種類がなく、造形もシンプルなものばかり。ただ、ルーフの着脱が出来てオープンとクーペを変更できるのはいいところですね。
メインカラーとサブカラーの色分けは独特で、メインカラーはフロントと車体の上部、サブカラーは車体の下部分に適用されます。カラーリングで個性を出すことが出来ますね。
車両取引のビジネスではミッドレンジ枠の車で登場するので、そこでカスタマイズを試したり試乗したりするのもいいでしょう。
感想
レトロな見た目とは裏腹に、現代スポーツカーと遜色ない走りをする車です。他の旧車だと「旧車なのに性能良すぎないか?」とツッコんでいるところですが、この車の場合はレストモッド車がモデルなのでむしろモデルに忠実だと言えますね。良い再現だと思います。僕自身、レストモッドというコンセプトがすごく好きなのでコケットブラックフィンは気に入りました。同じような趣味を持っている方には是非オススメしたい車ですね。
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