トリュファードの海底テストコースから出てきたばかりのネロは、ライバルを燃え盛る油に浸け、オゾンガスが燃えている間に母親を誘惑してバイオリンをかき鳴らすような、スーパーカーの皇帝の存在です。これだけでもアダーを運転しているような連中が嫉妬しそうなのに、ベニーの手によってこの車はさらにチューニングできるように大改良されています。アダーのドライバーは今頃、その高級ゴルフカートのような愛車で海に突っ込んでいることでしょう。
(Benny’s Original Motor Worksでの解説)
「カーディーラー」アップデートで追加されたネロ。庶民はこの車が通れば道を空ける他ありません。走る皇帝を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:トリュファード(Truffade)
名称:ネロ(Nero)
分類:スーパーカー
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$1,440,000
メーカー:トリュファード(Truffade)
名称:ネロ・カスタム(Nero Custom)
分類:スーパーカー
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
カスタム費:$605,000
モデル車の考察
モデルはブガッティ シロンですかね。ヴェイロンをモデルにしたアダーを解説文で煽り倒しているのが良いですね。さっさと新型に乗り換えろという熱い意思を感じます。後のアップデートで後継機と思われるトラクスも登場しましたが、やはりGTA世界のネロユーザーはトラクスを買えと煽られまくったんでしょうか。
カスタムの方は世界で最も有名であろうレースゲーム「グランツーリスモ」に登場するコンセプトカー、ブガッティ ビジョングランツーリスモによく似ています。グランツーリスモの車が元ネタとなるのはETR1に次いで2台目です。
名前のネロはローマ帝国の皇帝ネロからとられたものでしょう。解説文の話も暴君ネロを思わせるものとなっています。モデルのシロンはレーシングドライバーのルイ・シロンから名前がとられているので、語感の似たネロの名前を持ってきたのでしょうか。
走行性能
先代のアダーからかなり進化して、特にコーナリング性能が大きく向上しました。もはやコーナリングマシンと言えるほど気持ちの良いコーナリングを楽しめる車になりましたね。
加速性能はスーパーカーの中では平均的。最高速は高い方ですが、取り立ててストレートスピードに特徴があるわけではありません。際立つのは旋回性能の高さで、スーパーカーとしては重量級マシンであるにも関わらず操作感は軽く、弱オーバーの特性で鋭い突っ込みができます。純レーシングカーに近い走りですね。
カスタムにすると走りの特性が少し変わり、少しの変化がキャラを大きく変貌させています。
加速性能と最高速が向上し、ストレートスピードはトップクラスの数字に。重量が増したのか操作感は若干重くなり、ステアリング特性も弱アンダー気味に。鋭い突っ込みが武器のコーナリングマシンから、ドシッと安定したストレートスピード重視のマシンに変貌しました。総合的な速さはカスタムの方が上ですが、好みでどちらを選ぶか決めるのもいいかもしれませんね。
カスタマイズ
ノーマルのネロもエアロやマフラーなど基本的なパーツは揃っていますが、外見を大きく変えるようなパーツはありません。カスタムにすると一気に選択肢が増え、内装も含めて細かいところまで弄れるようになります。
ただしカスタムではネロの大きな特徴だった可変ウイングは取り払われ、固定式のスポイラーのみ選べるようになります。スーパーカーらしい可変ウイングが好きな人はカスタムにするか悩みどころですね。
カスタムはボディーペイントも用意されており、その殆どが競技車両系のペイント。レースカーっぽく改造したいならたまらないラインナップでしょう。
感想
アダーはモデルからの改変が大きく架空車っぽさが強かったですが、ネロはモデルにより近くリアリティのあるデザインで良いですね。ブガッティ車の特異な雰囲気がよく出ています。
カスタム費も含めるとアダーの2倍はするネロですが、シロンもヴェイロンの2倍の値段がするのである意味リアリティがある値段なのかも。性能もカスタマイズの幅広さも値段相応に思える車なので、デザインに興味を持ったら買ってもいいと思います。アダーとトラクスと一緒に並べるのも良いですね。
モデル車について
ブガッティ シロン
ヴェイロンを登場させ世界の度肝を抜いたブガッティは、2016年にヴェイロンの後継機となる車を発表。ヴェイロンの倍の値が付けられたこの車はシロンと呼ばれ、1930年代にブガッティのワークスドライバーとして活躍したモナコ人レーサー、ルイ・シロンの名が与えられている。
パワートレインはヴェイロンと同一だが、エンジンパワーは1001馬力から1500馬力に向上。増大したエンジンパワーを受け止めるため、スタイリングはヴェイロンの雰囲気を色濃く残しつつも冷却類の効率化やシャシーの剛性アップなど大部分に手が加えられている。最高速度は420km/hに達し、スペック上は480km/hまで出せると言われているが、そのスピードに耐えられるタイヤが無いため実現には至っていない。
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