制御性能に優れた安心と信頼のアストロンは、ロスサントスの混沌に秩序をもたらす存在です。道行く歩行者から「不安定」という言葉が聞こえたとしても、それはあなたの車を指した発言ではないことだけは確かでしょう。
(Legendary Motorsportでの解説)
「契約」アップデートで追加されたアストロン。自分が恵まれた人間であることを示すのに大きすぎる車体は必要ありません。手元に収まるコンパクトSUVを見ていきましょう。
車両データ
メーカー:フィスター(Pfister)
名称:アストロン(Astron)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,580,000
モデル車の考察
モデルはポルシェ マカンですかね。カイエンよりも一回り小さい弟分のSUVです。
今作ではカイエンをモデルとするロコトが登場していましたが、ロコトはアウディがモデルのオベイ製なので、フィスターのSUVはこのアストロンが初めて。近年のポルシェはSUVのイメージも強いのでアストロンが登場してくれたのは嬉しいですね。
フランクリンの家にはイグナスと共に赤いアストロンが停まっていて、ナンバーは「TAN1SHA」になっています。具体的に妻や子供の名前は出てきていないものの、フランクリンは自分が妻子持ちであることを匂わせている(家の庭にも子供用の遊具などが置かれています)ので、嫁となったタニーシャの愛車と考えてよさそうです(ちなみに、銃弾でボディを傷つけることは出来てもそれ以外は無敵なので破壊することはできません。チクショウ!)。
でもさぁ、タニーシャって散々「金持ちになってもアウトローのあなたとは付き合えない」って言ってたし、医者と結婚するって言ってたし、たとえフランクリンがずっと未練がましくタニーシャにアプローチを続けてたとしても、あのオフラインの雰囲気からよりを戻して結婚までいくって納得いかなくねぇか?フランクリンもなんでこんな金とステータスしか見てないような女にいつまでも……これ以上はアストロンと関係ない話なのでやめておきましょう。
走行性能
SUVであることを忘れてしまいそうなくらい、パワフルで身軽な走りが楽しめる車です。乗っている感覚としては「重ためのスポーツカー」と言って差し支えないですね。
加速性能は素晴らしく、発進から強烈なトラクションで車体を前に進めていきます。最高速もSUVカテゴリー上位で、ストレートスピードは問題なし。重厚なエンジン音で気持ちを高揚させてくれるのもグッド。
ハンドリング面は見かけによらずレスポンスが軽く、ステアリングを切ればスッと向きが変わります。グリップ感も良好でまるでスポーツカーのようにコーナーを攻められます。とはいえ重量自体は結構あるので、調子に乗るとすぐにオーバーステアが出ます。この手の車にしてはブレーキも効く方ですが流石にスポーツカーのようには止まってくれないのでブレーキングは早めにしっかりと。
トルクがかなりあるので急な坂も難なく登れますが、車高は低めで重心は高めなのでショックの吸収性能は低め。クロスカントリーしようとすると車体がポンポンと飛び跳ねるので山道を走るのはちょっと辛いですね。オフロードくらいであれば気持ちよく走れますし、オンロードでは並のスポーツカーであれば戦える速さなので、山の上以外であればどこでも楽しく走れる車だと思います。
カスタマイズ
パーツの種類が豊富で、車のキャラクターに合わせつつ変化を付けられるラインナップになっているので文句なし。高級車やSUVなどは純正から殆ど弄れない車両も多いですが、思いっきり外観を変えることは出来ずともアストロンのように弄れればなと思いますね。
バンパーはフロントもリアも純正の雰囲気を残しつつも、フォグランプが付いたりディフューザーが付いたりで変化を付けられるパーツが揃っていて、デザインそのものは似ていても見た目の印象がグッと変わるのが良いですね。
ボンネットも単純に種類が色々あるだけでなく、サブカラーやカーボンの適用範囲にバリエーションがあって、まるでペイントを入れるようにアクセントを付けられるのが良いですね。サブカラーやカーボンなどの差分パーツはかさ増しで入れられていることが多いですが、こうやって特徴を持って入れてくれているとカスタムに幅が出せます。
それ以外のエアロはトランク部分に付けられるアークスポイラーが特徴的なくらいですが、ルーフ、ルーフスポイラー、スカート、ミラーにもそれぞれサブカラー・カーボンパーツが用意されているので、メインカラーとサブカラーを変えるだけでも特徴を出せますね。あとはルーフにラックとかボックス付けられたら完璧でしたが、これでも十分な品揃えでしょう。
ボディーペイントはシンプルなストライプ系が半分、残りは企業ペイントとおどろおどろしい迷彩柄が用意されています。企業ペイントはちょっと薄味というか、ステッカーがまばらで空白が多く、競技車両というにはシンプルすぎるしワンポイントと言うには主張が激しいのでちょっと使いどころは難しいかもしれませんね。
感想
元々スポーティーな外見の高級SUVが好きなんですが、このアストロンは走りもすごく良いしカスタマイズ性も気に入ったので、個人的には今回のアプデでイチオシの車両となっています。
走りが良いというのは単に走って速いということではなく、「テンションが上がる」ということですね。唸るようなエンジン音は加速感を引き上げてくれますし、コーナーのグリップ感も丁度いいです。ちゃんと減速すればしっかり曲がってくれるし、無理をさせるとオーバーが出るけどコントロールできないスライドじゃない。走るほどに「もっと走らせたい」と思える点が素晴らしいところですね。高級SUV好きの方には自信を持ってオススメできる1台です。
モデル車について
ポルシェ マカン
2010年11月、ポルシェはカイエンよりも小型のSUVを開発中であることを明らかにした。コードネームは「ケイジャン (Cajun) 」。それから3年後、インドネシア語で虎を意味する「マカン(Macan)」がロサンゼルスオートショーと東京モーターショーで発表され、2014年から正式に販売が開始された。
プラットフォームをアウディ Q5と共有するマカンだが、その味付けはポルシェそのもの。ひと目でポルシェと分かるエクステリアに、スポーツ感のあるインテリア。走り出せばトルクフルなエンジンが約1.9トンの車体をスムーズに加速させる。トルク配分は前後比2:8で、必要に応じて前輪にパワーが振り分けられる。その走りは余裕たっぷりで、高速でのクルージングもワインディングでの走りも難なくこなしていく。
今や世界中で大人気となった高級SUVの中で、カイエンよりもひと回り小さく安いマカンは多くの人々の心を掴み、販売開始後すぐに増産体制へ。今やカイエンとマカンのSUV部門はポルシェの売上の3分の2を占めるほどになり、ポルシェの経営を支えている。そして盤石となった経営の下で、ポルシェは911のような純血主義のスポーツカーを守り続けている。
フォトギャラリー
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いや本当これ誰か書いてないんだろうかと思っていたんですが、あのストーリーモードの終わり方から今の(オンラインの)フランクリンとタニーシャの関係になるのって、やっぱりしっくりこないんですよね。昨今の追加車両はほぼモデル車の丸写しになっていることや、もはや実在する洋服ブランドや芸能人が登場してくることとか、これまで作り上げられてきたGTAの世界観(lore)が色々侵害されてきているような気が勝手にしているのが気になっています。
初めてなのに挨拶もなく急になんか口うるさいコメントをすみません。こちらのブログのGTAOの車評はいつも楽しく拝見しております。モデル車の概要含め、ちょうど読みやすい分量にまとまっているので、新車が出るとここをついのぞいてしまいます。これからも期待しております
>>一ファンさん
コメントおよびいつもブログ読んでくださってありがとうございます。
タニーシャとくっつくくらいなら、スイッチの時に度々会っていたモブの女の子とくっついた方がまだ納得できましたね笑。
GTAのリアル志向はよくよく考えるとバイスシティ・ストーリーズでフィル・コリンズを出していたりするので、「元々こういうことしたがるゲームだったな」と思うんですが、乗り物はライセンス取ってない以上もっとオリジナリティ出せとは感じますね笑。