カヴァルケードは既にXLじゃなかったのかって?後部座席に乗せられるストリッパーの数はもう十分だった?身体障害者用駐車スポット2台分にまたがる必要が本当にあるのかって?ではこう考えてください。小さいことの利点よりも、大きいことの利点よりも、特大であることの利点が勝る。それがアルバニーです。
(Southern San Andreas Super Autosでの解説)
「チョップ・ショップ」アップデートで追加されたカヴァルケードXL。かつては加齢臭かヤクの匂いが充満していたカヴァルケードがスタイリッシュに生まれ変わりました。デカければデカいほどいい1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:アルバニー(Albany)
名称:カヴァルケードXL(Cavalcade XL)
分類:SUV
駆動方式:AWD
乗車定員:4人
購入価格:$1,665,000
モデル車の考察
モデルはキャデラック エスカレード(第5世代)ですかね。純正でエアロ類が付いている辺り、中でもハイパフォーマンスモデルのエスカレードVがモデルになっているようです。フロントバンパーの造形は第4世代のエスカレード、ヘッドライトは同社のCT4っぽい要素もあり、近代のキャデラック車の要素が色々と散りばめられているようですね。
今作では第2世代のエスカレードがモデルのカヴァルケード、第3世代のエスカレードがモデルのカヴァルケード2が登場していて、名前の通りカヴァルケードシリーズの新作となる車でしょう。キャデラックを代表する車種のひとつなので、この車の登場を喜んだファンも多そうです。
走行性能
性能はSUVカテゴリーで上の方で、純正だとかなり癖が強い走りですがセッティングで癖を抑えるとしっかりポテンシャルを発揮してそれなりに走れる車ですね。レースは無理だとしても普段乗りならストレスなく走れるくらいには力を持っています。元ネタのようにこの車もハイパフォーマンスグレードだったりして?
加速は発進がやや重たいものの、中速域からグッと力が入る感じで申し分なし。トラクション性能はかなり高く、坂道でも平地と変わらないような加速を見せてくれます(平地での加速発進が遅いのもあるだろうけど)。最高速はカテゴリー内だと結構高い方か。
ハンドリング面はかなり分かりやすくアクセルオンでアンダーステアで、図体の割にステアリングを切った時のレスポンスはそこそこ良いんですが、曲がり始めたあとがまぁー曲がらない。Rのきついコーナーだとずっとステアリングを全開に切り続けて無理やり曲がっていくような感じで、前輪に駆動力が多めに配分されているような感覚。ブレーキの性能は良い方だと思うので、しっかり減速して適切なスピードでコーナーに侵入しましょう。
アンダーステアの傾向は車高を下げると改善されて、特にステアリングを切った時のフロントの切れ込みが鋭くなります。アクセルオンでのアンダーステアは消せませんが、突っ込みの切れ味が増すだけでも随分と曲がりやすくなるので、この車である程度スポーツ走行をするなら車高は下げておいた方が良さそうです。
ボディーの強度はこの見た目ながらかなり柔らかめで、何回かぶつけるだけですぐにグチャグチャになってしまいます。パーツもよく外れ、バンパーだけでなくフェンダーなど色々なパーツが取れてスカスカになります。フロントがボコボコになると曲がりやすさに大きな影響を与えるため、ガツガツ一般車を押し退けて走りたいならアーマーは付けておきましょう。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 1:01.562
カスタマイズ
元がしっかりエアロで武装されている車なので、パーツのラインナップもデフォルトと同じようなエアロが多数用意されています。この手の車のあるあるとして、エアロを外して純正仕様っぽくできないのは難点ですが、カスタムされたSUVを目指すなら問題はないです。
フロントバンパーは純正と同じスプリッター系で、フォグランプはちゃんと機能するのがグッド。リアバンパーはディフューザーが変わりますがパッと見だと間違い探しです笑。
グリルはアルバニーのバッジの有る無し、水平グリルの線の太さなどを細かく調整できます(流石にキャデラックっぽいハニカムは無かった)。ボンネットはエアインテークがあるものなど、ちょっとしたスポーツカーのようなラインナップ。
アーチカバーは純正のものをちょっとゴツくしたようなものが付けられ、フェンダーはフロントフェンダーのカラー差分が用意されています。スカートはエアロの他にサイドステップも有り。ミラーはカラー差分が用意されています。
マフラーはそれなりに種類がある上にどれも結構ゴツめで、デカいマフラーからパンパンとアフターファイアを出したいならオススメです。2本出しか4本出しかは変わりますが左右出しはどれも同じ。
ルーフアクセサリーはルーフレールの色替え、ルーフラックやルーフボックスの装備ができるので、レジャーを出すことも可能。スポイラーは左右で耳のように立っているスポイラーのみ用意されています。
サスペンション変更による車高の下げ幅は結構なもので、車高を下げるほどキャンバー角もつき、コンペまで下げると結構な車高の低さとキャンバー角の付き方になります。これだけでいかにもなカスタムSUVの雰囲気が出せますね。
ペイントは通販サイトの画像を見てもらうと分かるようにサブカラーがボディー上部に適用されるため、メインとサブの色分けだけでツートンカラーが作れます。
ボディーペイントは一本線と二本線のストライプ、ダズル迷彩、毒々しい色の迷彩があり、シンプルなラインナップながらこの車の魅力を引き立ててくれます。
感想
キャデラックらしい角張ったフルサイズボディは威圧感たっぷりで、厳つさが半端ない!今作に登場するSUVの中でも、「近寄りたくなさ」はトップクラスでしょう笑。複数人でこの車に乗って、ゾロゾロとチンピラ風の格好でこの車から降りてくるとそれだけでヤバいアウトローの空気を醸し出せます。
走りもカスタムも噛むほど味が出るというか、色々試していくと「あれ?思ったよりも良いな?」と良さに気づいていく感じで、レビューのために色々弄っていたら結構お気に入りになってしまいました。何か一芸に秀でているわけでもなく、奇を衒ったことをしているわけでもなく、ちょっとずつ加点を重ねて高評価を得る優等生タイプの1台で、皆さんも気になったらこの車で色々と遊んでみてほしいですね。
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