2020年代のロスサントスでは、セクシュアリティもスーパーカーも両刀使いが当たり前です。ウーバーマフト ナイオビは、超流動ハイブリッド技術を搭載し、二元論的な自動運転市場の窮屈さを解消するために登場しました。ドイツの自動車メーカー以外に、どこが個人の性自認の細かいニュアンスに寄り添ってくれる車を作れるでしょう?結論:地球の気温もあなたの性欲も手遅れなほど燃え上がっています。だからせめて、正しい位置に導いてくれる車に乗り込んでみては?
(Legendary Motorsportでの解説)
「ボトム・ダラー・バウンティ」アップデートで追加されたナイオビ。ウーバーマフトの未来を示すスポーツカーがやってきました。スポーツカーに乗りながら環境活動家を気取れる1台を見ていきましょう。
車両データ
メーカー:ウーバーマフト(Übermacht)
名称:ナイオビ(Niobe)
分類:スポーツカー
駆動方式:AWD
乗車定員:2人
購入価格:$1,880,000
モデル車の考察
モデルはBMW i8ですかね。特徴的なバタフライドアも再現されています。フロントマスクはフェイスリフト後のBMW 3(G20型)っぽくなっていて、独特な顔つきのi8よりもポピュラーなBM顔に近づいていますね。ウィンカーなどリア周りはi8の前身であるコンセプトカー、ビジョン エフィシェントダイナミクスっぽい気がします。
同じi8をモデルとする車だと今作にはSC1が登場していますが、SC1は主にM1 オマージュ コンセプトがモデルだったので、i8単体をモデルとするナイオビはSC1と似た雰囲気がありつつも別物の車に仕上がっていますね。モデルから考えると、もしかしたらSC1の後継機がナイオビなのかもしれません。
設定上だけなのか実際にゲーム上でもそうなっているのかプレイヤー側からはハッキリと分かりませんが、解説文によるとこの車はハイブリッド車らしいです。モデルのi8もPHEVで、生産が終了した2020年までで「世界で最も売れたPHEVスポーツカー」と言われた車なので、ナイオビもそれくらい大ヒットした車かもしれませんね。
ウーバーマフト車と言えば映画「マトリックス」の登場人物から名前を取ってくることが多いですが、やはりこの車もその命名方法が取られています。
走行性能
非常に高性能なスポーツカーで、カテゴリーのトップ層でバチバチにやり合えるモンスターマシンです。所謂「ほぼスーパーカー」枠。
加速性能は高く、ドッカンと速度が乗るわけではなく気づいたら物凄い速度が出ているタイプのスムーズな加速ですね。4駆だけあってトラクション性能も素晴らしく、路面を掴む力強さはピカイチ。最高速も上位クラスです。
ハンドリング面は地面に吸い付くグリップ感と共にやや硬さも感じ、ステアリングを曲げてから少しして車体が追従するような曲がり方をします。荷重が抜けた時にズルっと滑るところもあり、ブレーキも効き始めが少し甘いので、純正でスポーツ走行をしようと思うと結構手に余る車です。このゲームの電気自動車特有の動きをマイルドにしたような感じですね。
車高を下げるとレスポンスが良くなりクイックな動きができるようになる代わりにオーバーステアは悪化し、より段差などの路面のギャップに弱くなるので気をつけないといけません。スポイラーは中高速域の安定感を格段に引き上げるので、これは絶対に付けたほうが良いですね。セッティングを上手く決めれば高速コースで非常に強い1台になります。一方で、テクニカルな低速コースだと中々制御が難しい車ですね。
ボディーの強度は硬めで、アーマー無しでガツガツぶつけてもそこまで凹みませんし、凹んでも挙動に大きな影響が無いので問題なく走れます。エンジンがミッドシップに置かれているのでフロントからどれだけぶつけてもエンジンがダメージを受けて出力が低下しないのも利点でしょう。
自分のタイムアタック記録
救急ドリフト 0:52.453
カスタマイズ
見た目のイメージ通りレーシングカー系のパーツが多め。ボディーペイント含めて競技車両系のカスタムが充実していますね。
フロントバンパーは実質スプリッター枠で、リアバンパーもディフューザー枠といった感じ。グリルは縦と水平とメッシュなど様々なパターンが選択可能。豚鼻が無いのはロックスターの最後の良心です笑。
ボンネットはダクト部分のデザインやカラーの変更ができます。ルーフはスクープやジェネレーターなどが装備できます。ミラーは殆どがカラー差分の中に1つだけレースミラーが有り。スカートは小さく板が付いただけの割と控えめなデザインが多めですね。
スポイラーは非常に小さなダックテイルとスポイラーとGTウイング。GTウイングはステーの高さが低いと高いで極端で、丁度良いくらいの高さのものが少ないのがちょっと残念。マフラーはセンター出しが基本で、どれも排気口が小さめ。ユニークな3本出しも有り。
サスペンション変更による車高の下げ幅は僅かですが、元が低めなので丁度良いですね。レーシングカーっぽい低さにできます。
サブカラーの適用範囲は純正だとサイドの一部分とリアの一部分くらいで少なめ。サブカラー適用のパーツは各所にあるので、それらを使えばかなりサブカラーの適用範囲を広げられます。
ボディーペイントはちょっと洒落たストライプ、レトロな柄物、バチバチの競技仕様など。元々のデザインがクールな車なので、割とどれを選んでも決まりますね。
全体的にレーシーなカスタムにしようぜというラインナップになっていますが、その割には内装が全くカスタムできずロールケージすら入れられないし、サンストリップも無いしでいつものロックスターな感じ。パーツの数が多いか少ないかよりも、狙ったカスタムが出来るラインナップなのかが大事ということをいい加減学んでください!
感想
SC1が既に登場していたのでまぁまぁな今更感があるチョイスですが、BM顔の高性能マシンが来てくれたのは嬉しいですね。性能も文句なし。カスタマイズ性は微妙にアレですが、足りないものに目を瞑れば光るものがあるのは間違いないです。
何より褒めたいのは価格で、ここ最近のほぼスーパーカーなスポーツカーだと+100万ドルくらいは行ってもおかしくないのに、200万ドルを切るというのはやけにリーズナブルですね。拡張版でHSWがあると考えても、この性能でこの価格は割とお安く感じます。モデルがやや古めだから?ともかく、レース向けの車が欲しいならとりあえずチェックしてみて損はないですよ。
フォトギャラリー
関連コンテンツ
あなたの愛車を記事に載せませんか?→【GTAオンライン】衝撃!PS4版でエディターが使えなくなる!?〜当ブログに愛車の写真大募集!
同時期に実装された乗り物→【GTAオンライン】「ボトム・ダラー・バウンティ」アップデートの追加車両まとめ
これまでのGTA5/GTAオンライン車レビューまとめはこちら