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GTA5/GTAオンライン車図鑑「シャイスター ディーヴィアント(Schster Deviant)」

投稿日:2019年3月23日 更新日:

その昔、ディーヴィアントはマッスルカー界の負け犬とみなされていました。しかし、遺伝子操作された怪物のごときこの負け犬は、チャンスの国において逆襲の機会をじっと窺っていたのです。シャイスターチームはその可能性をよく理解していました。そして再設計によって改良された新生ディーヴィアントが、その価値を証明するべくロスサントスにまさかの復活を果たしました。

(ロード画面での解説)

セイバーほど美しいバランスのデザインではなく、ドミネーターほどのスピードもありませんが、そんなことは構いません。1970年代のマッスルカーマニアたちは皆、ディーヴィアントに夢中だったのです。かつてのダークホースは立派な成長を遂げ、シャイスターチームの革新的なリモデルによって見事な装飾の名馬となり、あなたの頭を踏み潰さん勢いで駆け出そうとしています。

(Legendary Motorsportでの解説)

「アリーナ・ウォーズ」アップデートで追加されたディーヴィアント。知る人ぞ知る美しきマッスルカーが復活を果たしました。レトロとモダンが融合した1台を見ていきましょう。



車両データ

メーカー:シャイスター(Schyster)
名称:ディーヴィアント(Deviant)=逸脱(英語)
分類:マッスルカー
駆動方式:FR
乗車定員:2人
購入価格:$512,000

モデル車の考察

モデルは、AMCのジャベリンの第2世代。正確には、1972年型のジャベリンをベースにRing brothersが改造を施したジャベリンAMX Defiant!。Deviantという名前もこの元ネタを強く意識していることが分かります。

また、テールライトやグリルなどの細部には1970年式のプリマス バラクーダの要素が含まれていますね。

メーカーはこれまでフューソラード1台だけしかラインナップがなかったシャイスター。当然のことながら、ディーヴィアントが初の追加車両となります。

「サンアンドレアスの傭兵」アップデートで通販サイトから約200台の車両が削除されましたが、この車もリストラの対象となりました。そのため、ロスサントス・カーミーティングの試乗トラックなどでリストアップされないと入手できないレア車両となりました(リストラ車両の一覧は【GTAオンライン】欲しいレア車を探せ!〜通販サイトから消されたリストラ車両まとめで)。

ボディーペイントの元ネタ

ネガティブストライプは、車自体のモデルにもなっているジャベリンAMX Defiant!のカラーリングがモデルだと思われます。

「Arrow Gasoline」は、SCCAトランザムに出場していたペンスキー・スノコ・ジャベリンがモデルでしょう。他のワークスチームが軒並み撤退したのが要因の一つではありますが、1971年にはタイトルを獲得しています。



走行性能

いかにも旧車マッスルカーといった気怠さは感じず、キビキビと走る現代スポーツカーのような動きを見せてくれます。

特にハンドリング面ではズルズルとリアを滑らせるような動きがなく、素直に向きを変えて加速できるのでストレスがありません。グリップ力の高いタイヤだとよりコーナリングがスムーズになります。

ストレートスピードも中々で、ドミネーターGTXには敵わないでしょうがその次に来るくらいの速さを持ったマッスルカーだと思います。

カスタマイズ

マッスルカーらしいパーツが豊富に揃っていてカスタムがとても楽しいです。特に印象を大きく変えるファントムグリルがお気に入り。マッスルカーにファントムグリルは凄まじくクールです。

他にも、モデルのDefiant!を再現できるパーツが揃っていたり、競技車両風の派手なボディーペイントが用意されていたり、この車でやりたいチューニングがしっかり押さえられています。

感想

こういうレトロな車をモダンにチューニングしたカスタムカーが好きなので、ディーヴィアントは僕のツボを刺激してくれました。昔ながらの良さを残しながら古臭くならないデザインが素敵ですね。

走りはもっとじゃじゃ馬でも良かった気がしますが、同クラスのマッスルカーと比べてちょっと安めな値段でこの性能は素晴らしいものがあるので、その点では満足しています。チューリップとディーヴィアントの値段は逆で良かったんじゃないかと思わなくもない。



フォトギャラリー

モデル車について

AMC ジャベリン

コンパクトカーやワゴン車など、保守的な自動車作りのイメージが強かったAMCが、イメージ刷新のために作り上げたマシン。当時流行していたフォード マスタングやシボレー カマロに対抗するポニーカーとして生を受けた。1968年に登場した初代は、美しいスタイリングでライバルと差をつけ驚異的な売上を記録したものの、その中身は未完成な部分が多かった。1971年には2代目が登場し、性能面や内装などのディティールが格段に進化。オイルショックによってポニーカー市場が失われる1974年まで、ジャベリンはビッグ3のポニーカーたちに負けない存在感でAMCブランドを支えた。

Ring brothers ジャベリンAMX Defiant!

最も美しいクラシックポニーカーとしてコレクターに人気のAMC ジャベリン。特に2代目の高性能モデルであるAMXは人気が高く、常にオークションで高値をつけている。その1972年式ジャベリン AMXをベースに、Ring brothersが脅威のカスタムカーを完成させた。シルエットそのものはレトロでありながら、現代らしいエアロダイナミクスやホイールなどでドレスアップ。エンジンは6.2LのV8「ヘルキャット」を搭載し、1036馬力を発生。古さと新しさが入り混じる美しきマッスルカーが誕生した。

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