
こんばんは、麻乃ヨルダです。気づけば今は2026年、気づけば6月ということで、4年に1度のサッカーワールドカップの時期がやってまいりました。折角のお祭りなので出来る限り多くの試合を見たいと、どの時間帯の試合も頑張ってリアタイ。今日はノルウェー対イングランドの試合を見たので感想を書いていきます。
限界の試合
ブラジルの希望を打ち砕いたノルウェーと、要塞アステカ・スタジアムで待ち構える開催国メキシコを打ち破ったイングランドの戦い。序盤はノルウェーがハイプレスで勢いを持って入りますがすぐにやめ、4−1−4−1でミドルブロックを組んで構え、イングランドがボールを保持する展開になります。
イングランドはゆったりとボールを回し、シンプルに両サイドのマドゥエケとゴードンに渡し勝負をさせて、低リスクな攻撃を繰り返します。ノルウェーもボールを持った時は一切無理をせず時間を掛けてビルドアップをし、お互いに猛暑と疲労の中で様子見の序盤を過ごします。
中を閉めて耐えるノルウェーを見て、空いたサイドからクロスを放り込み続けるのが有効だとイングランドが掴み始めたところでハイドレーションブレイクへ。ハイドレーションブレイクが明けるとノルウェーはギアを上げ、ボールを保持した時に殆ど無かった動き出しを増やして前に出ることでボール保持の時間を作ります。
36分、クロスからハーランドのヘディングシュートで決定機が生まれると、イングランドがカウンターに移ろうとしたところでノルウェーはケインからボールを奪ってショートカウンター。ボールを受け取ったシェルドゥルップが左サイドから高速クロスを送ると、そのボールがピックフォードの頭上を超えてそのままゴールへ吸い込まれる!ラッキーなゴラッソでノルウェーが先制してゲームが動きました。
リードしたノルウェーがカウンターで決定機を作り出し、ノルウェーが追加点を取りそうな雰囲気も出たアディショナルタイム、イングランドは左サイドから攻撃を仕掛け、ゴードンが相手を交わして中央へ横パスを送ると、パスを受けたベリンガムは流れるようにエリア内へドリブルで侵入し、淀みなくシュートを流し込んで同点!前半の後半はペースを掴めなかったイングランドが個の力で点を奪いきってしまいました。
更に押し込んだ状態からベリンガムのスルーパスでケインがニーランと1対1になり、ケインのループシュートで追加点かと思われた場面はオフサイド。ノルウェーが命拾いをして前半が終了します。
後半は頭からイングランドがライスとマドゥエケを下げて、エゼとサカを投入。自分たちのボール保持の時間が長いと見て、エゼとベリンガムをインサイドハーフにした4−3−3で変化をつけてきました。
10分、ノルウェーがセットプレーの連続で何度もシュートを繰り返していると、右サイドのコーナーキックからヘディングの競り合いで溢れたボールをベルグがシュート。ピックフォードが顔面セーブで溢したボールをヘッケムが押し込む!しかし、VARの介入でハーランドがアンダーソンを押し倒したと判定されゴールは取り消しに。ここでハイアソンが負傷交代してアウスシュネスと代わり、ノルウェーは波に乗れず。
ノルウェーはハイドレーションブレイクと同時にセルロートとシェルドゥルップを下げてボブとヌサの個で仕掛けられる両翼を投入。イングランドはゴードンを下げてリース・ジェームズを入れ、リース・ジェームズをアンカーにしてエゼを右にサカを左に入れます。
ノルウェーは両翼の仕掛けをフル活用してイングランドに攻め込みます。これが非常に効果的で、この時間に元気よく投入された両ウイングの突破に手を焼きながらなんとかゴール前を守ります。ノルウェーもイングランドもサイドバックの選手を交代させ、守備のテコ入れをして延長戦を見据えながら戦い、後半が終了します。
延長戦に入り、ノルウェーは足を攣って限界だったヘッケムに代えてエスティゴールを投入。そして延長戦始まってすぐ、コーナーキックの流れからペナルティーエリアの外で一瞬フリーになったロジャーズがミドルシュートを放ち、ニーランが溢したボールにいち早く詰めたのはベリンガム!ケインと並ぶ6ゴール目を決めて流石の勝負強さを見せつけました。
更に9分、左サイドバックのスペンスが一人でドリブル突破をし、エリア内に侵入してファウルを誘いPK!しかしこれはVARの介入でノーファウルと判定され、ゲームが終わらずに済みました。
その後ノルウェーは必死の攻めを見せますが、要のハーランドが負傷交代。両翼の攻撃は交代で入ったイングランドの両サイドバックが対人守備でシャットアウトし、ノルウェーにペースを握らせません。逆にイングランドが決定機を作り出しながら、お互いに足が止まり疲労困憊の中でイングランドが逃げ切って死闘を制しました。
ノルウェーは出来ることをやりきって力尽きました。勝つチャンスも十分にありましたし、最終的に差が付いたのは個の力の部分と選手層、そしてアンラッキー。誇らしい戦いをしていたので、この調子を続ければ今後の数年間はEUROとワールドカップで活躍を見続けられそうです。何度でも見たいぞバイキング・ロー。
イングランドはノルウェーと共にボロッボロの状態ながら、なんとか個の力で押し切りました。おもんなくても最後には勝つ、近年のイングランドらしい粘り強さで勝ち上がりましたね。おもろかったらしいメキシコとの試合は自分は見ていないので、いつまでもおもんない印象が付いてしまっています笑。
これでベスト4が出揃い、フランス対スペイン、アルゼンチン対イングランドの対決となりました。EUROで見た前者の戦いと、歴史を感じる後者の対戦カード。結局、FIFAランキング1〜4位が順当に勝ち上がる、強いチームはどんなレギュレーションでも強いことを示す結果ですね。
得点ランキングの顔ぶれもそうですが、現代サッカーがある程度進化しきってどのチームも確固たる戦術と組織力を持っているのが当たり前になった結果、どこでチーム力に差が付くのとなると「選手の質と層」という夢も希望もない現実が見えてきている気がしますね。良い選手をいっぱい並べたら強いは、そりゃそうなんだけど。今大会は出場国が増えて試合数も増えた上に、暑さで消耗が激しいことも手伝った故かとは思いますが、1チームくらいは下剋上をしてダークホースがベスト4まで勝ち上がるワールドカップが見たかったなぁ。
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